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ファイナル・エアーでばばばばばっひゅ~~~ん!
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三月。寝子高のカフェテリアは、満開の桜に包まれていた。
そんなカフェテリアのテラス席近く、ちょうど桜のすぐ下あたりのベンチに、
椎井 莉鳥
が腰かけていた。けれどもその視線は桜の花ではなく、膝の上の一冊の本に向けられている。
穏やかにそよぐ風に、こぼれた花びらがひらりとページの上に落ちた。その一枚を、莉鳥は指先でそっと摘まみ上げた。
手元の本が、ちょうど桜の話をしているところだったからだろうか。花びらを鼻先に近づけてみる。
「……」
けれど桜の香りは、ものすごく弱くて。香ったのか、気のせいだったのか、それすらもよくわからないくらいだった。
花びらを放して本に向き直った莉鳥の視界に、かっくんかっくん揺れる鳥の尾のような髪が映り込む。
テラス席の一角に、まるで花見会場のようにレジャーシートを敷いた席がある。
前にゆらゆら、後ろにゆらゆら。そこに陣取る
春山 小枝
の体は、さっきから人間メトロノームのように揺れ続けていた。
そもそもが三六五日オールウェイズじっとしていると眠ってしまう小枝のこと、花冷えとも無縁のうららかな陽気の中で眠くなるな、というのが無理な話だ。
やがて、小さな身体がひときわ大きくがっくんと揺れる。
――ごっつん。
前に思いきり傾いた拍子に、おでこが地面に激突する。
「あい、ったぁ~!?」
突然の鈍く響く痛みに跳ね起きて、小枝は涙目でおでこを押さえるのだった。
「フニャッ!?」
近くを悠々と歩いていた猫が一匹、小枝が跳ね起きたのにびっくりして跳び上がる。そのまま逃げるように跳びはねる猫を受け止めたのは、
夢宮 瑠奈
だった。
「どうしたの?」
瑠奈が両手でしっかりと抱えて抱き上げると、猫はこれまた驚いたように手足をじたばたさせる。
そんな様子が可愛らしくて、瑠奈は茶色の瞳を笑みの形にした。
「大丈夫だよ、落ち着いて?」
そっと背中の辺りを撫でてあげると、猫はあっという間に大人しくなっていく。それどころか、喉を鳴らし始めたくらいだ。
そんな猫のおでこに、花びらがはらりと一枚舞い落ちる。
「可愛いなぁ」
くすっと微笑んで、瑠奈はその花びらを取ってあげた。
テラス席の一角。
響 タルト
と
マーガレット・ライカー
が陣取ったテーブルには、目を疑うほど山盛りのチャーハンが鎮座していた。
「おおー、これがカフェ名物特大チャーハン! 思ってたよりも、さらにすごいのが来たね!」
「は、はいっ。まさか、ここまでの大ボリュームとは……!」
目をまん丸に見開いて、チャーハンの山を見つめる二人。その特大山盛り具合は、なんとテーブルから、座ったマーガレットの胸のあたりまで届くほど。背の高さだけで大きなパフェ並みという、とんでもない代物である。
そんな山盛りのうえに、香ばしい香りと出来立てアツアツの湯気を漂わせているその様は、山は山でも火山のようである。
「そうだ、せっかくだから写真撮っとこ」
そんな偉容を前に、タルトはスマホを取り出して何枚か撮影した。瞳をパチクリさせてチャーハンを見つめている、マーガレットにも声をかける。
「マガレちゃんも記念に撮っとけば?」
「へ? そ、そうですね」
お互い創作活動に励む身だ。ひょっとしたら、資料に役立つこともあるかもしれない。
そこでふと冷静になったマーガレットが、タルトの方を見た。真剣な顔で、こんなことを言う。
「これ、食べ切れるでしょうか?」
練習直後の体育会系男子でもどうか、というほどのボリュームだ。細身の女子二人には、山盛りに過ぎるわけで。
「……がんばろっか!」
マーガレットには、タルトの笑みが少しだけ引きつって見えた。
それぞれ料理を乗せたお盆を手に、
八神 修
と
七夜 あおい
の二人はテラス席へ出た。
「あおいは何頼んだんだ?」
「トマトとバジルのパスタだよ。修君は……フレンチトースト?」
ああと答えた修の視界を、花びらがひらひらと横切っていく。その軌跡をさかのぼるように視線を向ければ、飛び込んでくるのは満開の桜だ。
「もうすっかり満開だね。ちょっと前まで、まだ寒い寒いって言ってたのに」
桜に目をくぎ付けにしながら、あおいがしみじみとした調子で言った。
修もそれに軽くうなずく。
「そうだな。うかうかしていたら、今度はいつの間にか葉桜になってしまっていそうだ」
「それは困るかも。そうなる前に、ちゃんとお花見しておきたいなあ」
その言葉に修は、「だったら」と桜からあおいへ視線を戻す。
「今度の週末、お花見でもどうかな?」
「いいね、行こう行こう」
軽やかに口元を綻ばせるあおいの様子に、修もまた相好を崩す。
桜のよく見えるテーブル席に腰をおろしたところで、あおいが何か思いついた様子でパッと手を合わせた。
「どうしたんだ?」
「お花見なんだけど、お弁当も作っていこうよ。せっかくだしさ」
そんな彼女の提案に、修は目を細くした。
「だったら、一緒に作ろうか。お互いの好きな食べ物を入れたりなんかして」
「うん、そうしよ!」
それから二人は、ご飯を食べながら週末の予定を詰めていくのだった。
「結構いい眺めね、ここ」
姫木 じゅん
の言葉に、
朝鳥 さゆる
はカップを傾けながら景色に目を向けた。
今日は学外にもカフェテリアが開放される日ということで、さゆるから誘う形で二人はここに居る。
「そうね。綺麗だし、桜も」
言いながら、さゆるは横目にじゅんの方を見やった。桜が綺麗なのは確かだが、それも隣にじゅんが居てくれるからこそなのだろう。
カップを置いた手の指先が、頬杖をつくじゅんの肘に触れる。
するとじゅんは頬杖を解いて、さゆるの指先に触れ返した。
唇を食むように指先で触れ合いながら、ふと思い出したようにさゆるは言う。
「パフェ、溶けるわよ」
その口元には、桜の様に淡い微笑みが浮かんでいる。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
蓮華・水無月
菊華 伴
瀬田一稀
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月04日
参加申し込みの期限
2023年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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