this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
お酒呑もうよ
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
寒い夜のおでん屋台
「寒っ!」
寝子島スポーツセンターから出てきた
真境名 アリサ
は、外気の冷たさに驚いて襟を鼻先まで持ち上げた。スポーツセンターの中は暖房が効いて電気も煌々とついていたから、外が真っ暗で気温も下がっていたとは気づかなかった。
今日は休日。水着ガールズバー「ジュエル」の仕事はお休みだ。
休みの日はボディメイクに時間をかけると決めているアリサは、ジムと水泳とマシンエクササイズを計2時間ほどこなし、シャワーを浴びて、ついでに今日の競馬の結果をスマホで確認して、外に出てきた。ちなみに今日はバズレ。この前万馬券当てたばかりだしさすがに毎度当てたら神でしょう、なんて自分を慰めて、自宅である旧市街地のアパートまでウォーキングする。
(早く帰ろう。明日は仕事だし)
カロリー消費量が上がるように、歩くペースを上げる。
この調子でアパートまで、と思っていたのだが、そこに漂ってきたのがおでん出汁のいい匂いだ。
どこから、と見回すと、赤提灯のおでん屋台が路地に鎮座ましましている。
(ああ、この匂い。ぜったい美味しい。ぜったいあったまるやつ)
おでんの匂いは蠱惑的にふわあああっとアリサの鼻腔をくすぐる。
涎を垂らしかけたアリサはハッとして首を振った。
(いかん、ついさっき脂肪を燃やしたばかりじゃない。我慢我慢)
うっとりとした表情を引っ込めて、何事もなかったかようにおでん屋台を通過しようとする。
一歩、二歩、通りすぎ……。
「……我慢……できない!」
自制心は負けた。アリサは屋台の暖簾を掻き分けていた。
「親父さん、おでん適当に見繕って。あとぬるめのコップ酒」
あいよ、と糸目の親父さんは、アリサの前にこんにゃくとはんぺんと白身魚のつみれを出してくれた。
それからぬるめのコップ酒。
ぬるめだけれど寒いからかコップの表面はすぐに白くなって、それもまた風情がある。
猫舌なアリサは、フーフー言いながらこんにゃくにかじりつき、合間にコップ酒を流し込む。
「あー、最高……!」
寒い冬はこれに限る!
いい感じにほろ酔い加減になってきた。
……なあん。
甘えるような猫の声が聞こえた。かぎしっぽの猫がアリサの足元に絡んでいる。
「ん-?
お前、前にお店に来てなかった?
幸運の猫ちゃん!」
その通り、というように、かぎしっぽの猫はアリサの足に首筋をこすりつける。
「お前もおでん食べたいのかー?」
アリサは猫の仕草をそんな風に解釈して、白身魚のつみれをあげた。
「にゃにゃっ」
猫は大喜びでつみれにかじりつく。あっという間に食べ終えて、もっとないのと見上げてくるつぶらな瞳に負けて、今度ははんぺんをあげる。猫はそれも喜んで食べた。
「幸運の猫ちゃん、たくさんお食べ」
アリサは気分が良くなって、猫の背中を梳くようになでた。
ぬるいコップ酒はまだ半分残っている。
と、黒っぽいコートの男性が暖簾を掻き分けて隣に来た。
「親父さん。こんにゃくと卵とじゃがいも、いいかい」
30代半ばだろうか。おでん屋台よりイタリアンレストランが似合いそうな柔和なまなざしのその男性は、寝子高教頭の
黒崎 俊介
である。
こういう屋台の習わしで、アリサと俊介はお互いの素性も知らぬまま乾杯を交わした。
「寒いですね」
「寒いわ。だけどこういう夜もいいわよね」
冴えわたる月が二人を照らす。
俊介はどこか憂い顔だった。時折、携帯を見ている。
「そういう顔の男、店で何度も見たことがあるわ。女性からの連絡を待っている顔」
「ああ、すみません。気になる人がいまして。何度かお誘いしているのですが、あちらからはなかなか連絡がないんです。……たしかにちょっとずぼらな方ではあるんですが」
「恋人?」
「ええ、……いや、どうなんだろう。僕はその気だったけれど、伝わってない?」
どうも当人にも曖昧な状況のようだ。
「付き合ってくださいって、はっきり言ってないなら言った方がいいと思うな」
アリサが告げると、足元でカギしっぽの猫も同意するように鳴いた。
「にゃにゃーん」
「にゃぁ、にゃぁ」
鳴き声はカギしっぽだけではない。
いつの間にか現れた三毛猫が俊介のズボンのすそを噛んで引っ張っている。
「ん? どうしたんだろうこの猫」
疑問符だらけの俊介に、アリサは冗談交じりで言ってみる。
「何か用があるんじゃない? どこかに連れていきたいとか」
すると三毛猫は、その通りだ、というように鳴いた。
「にゃあ!」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
お酒呑もうよ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月23日
参加申し込みの期限
2023年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!