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怪人セブンの歌劇
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【カイエン・4】
吉祥寺とセルゲイが芽森邸で家探しをしていた頃、セブン対策隊が
シグレ・ナイトウォーカー
を中心に結成され、作戦会議を行っていた。
その人数、40名弱。ちょっとした団体旅行が出来てしまいそうだ。
「……いつからシーサイド九龍はガキの遊び場になったんだか……」
ジニー・劉
は紫煙をふかしながらゲンナリしていた。
それもその筈、対策隊が集結したのは劉の事務所のあるシーサイド九龍の空き部屋なのだから。
真夏だというのに独特の冷気が漂う空間は、色んな意味で涼しくなれる。
なにより、話し合う内容が危険すぎるため、公の場で話すのは憚られると考えたのだ。
そこで白羽の矢が立ったのがこの廃墟ビルである。
流石に屋外での相談は無謀だと誰もが考えた上での結果である。
劉と面識がある
犬神 花梨
や
常闇 月
、
クロウディア・W
の仲介により、こうして間借りすることが可能となったわけだ。
「今日は集まってくれて感謝する。改めて自己紹介を。
シグレ・ナイトウォーカー
だ。今回のセブン対策隊の作戦立案に携わる者の1人だ。俺自身はさらわれたMs.ロゼッタの救出に力を注ぐ予定だ。これだけに人数が集まってくれたことに感謝している。上手く連携を取って、パーフェクトと言える結末を手に入れてみせようじゃないか」
パチパチパチ……と拍手が湧き上がる。
続いて、
黒依 アリーセ
が会釈をした。
「情報統括で璃音さんと一緒に動く
黒依 アリーセ
です。私は今まで、全てのセブン事件に関わってきました。……もう既にセブンの正体をみなさんはご存知かと思います。私は、芽森先輩を助けたい……。どうすればいいか、まだ分かりません。ですが、先輩のためにこれだけの人数が集まってくださったことに、私は自分のことのように嬉しく思います。必ず、先輩を連れ戻しましょう」
黒依は再度深々と頭を下げてお辞儀をした。
「さて、まずはここにいる全員のろっこんを把握したい。お互い把握すれば作戦も立てやすいだろう」
「申し訳ないのですが……」
よく通る声で
森 蓮
は挙手をした。
「私はみなさんのように、不思議な力を持っていません。ろっこん、とお聞きしていますが……」
森は『ひと』でありながら、今まで様々な神魂事件を経験している。
彼もセブン事件に何度か遭遇している1人だ。
故に自ずと『もれいび』や『ろっこん』の存在を知るようになっていた。
「もしかしたら、私がいることで不思議な力が使えなくなったりするのでしょうか?」
森の問い掛けに、その場にいた漏れいびたち全員が「あっ」と口を開けた。
この問いに
稲場 舞
が答えた。
「残念ですがご明察です。森さんは『ひと』ですから、ろっこん発動の瞬間を森さんに目撃されると弱体化したり不発になってしまいます」
「そうですか。ではこうしましょう。不思議な力を使う際には、私にひと声掛けて下さい。私はその場から離れて背を向けますので」
森が静かに頷きながら納得してみせた。
むしろ、その場にいたもれいびたちの方が「話が分かる相手だ」と感心して頷いてしまっていたのだが。
森は皆の頷きを肯定的なものと捉え、「話の腰を折ってすみませんでした」と一言詫びたのだった。
「それじゃ、ひとりひとり自己紹介がてら、ろっこんを教えてくれ」
シグレの音頭取りによって、各々のろっこんが共有されていく。
その中で前回のロゼッタ誘拐事件時の状況も説明されることになった。
「――というわけで、見事ねむるさんたちは襲撃してきたもれいびたちをやっつけたんだ。きっと、他にも大勢のもれいびが操られているかも知れないね。洗脳もれいびが島中に潜んでいると思うと、ぞっとしないね……」
日暮 ねむる
が眠気まなこをこすりながら、当時の事を振り返っていた。
「なんで怪人セブンのろっこんは、そんなに強力なんだろう?」
首を傾げたのは
恵御納 夏朝
。
彼女がセブン事件に関わるのは今回が初めて。
少しでも疑問に思ったら聞いていかねば、理解していかねば、咄嗟の事態に備えられない。
彼女の疑問に
霧生 深雪
が答えた。
「多分……、俺たちと背負っているモノが違うからじゃねえか? セブン、いや芽森の強さは『今まで受けてきた仕打ちへの反抗』が原因だと思うし」
霧生は思わず目を伏せてしまう。
彼は
先日、菜々緒の説得に失敗している。
その際、彼はピアノ奏者の生命線というべき親指の付け根を自傷している。
包帯が巻かれた右親指付け根を見詰めながら彼は言葉を続ける。
「あいつの闇は……計り知れねえほど巨大で、俺はそれを背負うと決めたけど、芽森に拒まれちまった……。その時、あいつの覚悟みたいのを感じたんだ。悲愴って言葉が似合いすぎるくらいの、覚悟を……」
「つまり、ろっこんの強さは精神力で決まるって言いたいんだべか? なるほどだべな、そういう考え方もあるんちゃね」
シリアスな場面が似合わない
鈴野 海斗
が、のほほんと相槌を打った。
彼もまたセブン事件初参加。
だがしかし、以前から菜々緒のことは興味があったようで、過去に
神魂で出現したデッドコピーと対戦したことがある
のだ。
「まぁ、オラたちだって負けてねぇだ。絶対止めてやるっちゃ」
鈴野の激励に、一様に参加者の顔が希望に満ちていく。
目的はそれぞれだが、この場に集まった者たちは『怪人セブンを捕縛もしくは無力化し、菜々緒の自我を引っ張り上げる』ことで合意している。
強い心で臨まなければならないことくらい、重々承知だ。
「あ、あのっ! ちょっといいかなっ?」
ここで
維都月 茉菜
が手を挙げた。
「みんな、自衛手段ってどうするか考えているのかな……?」
彼女の問いにフライパンや工具で代用する声が聞こえてくる。
だが、防刃ベストや銃刀法違反に引っかかりそうな代物が聞こえてくると、維都月は顔をしかめた。
「言うだけなら簡単だけど、高校生の私たちに購入できるかな……? 他の物で代用すべきだと思うよ」
冷静に、冷徹に、彼女は言ってのける。
「なんだよ、それじゃあマチェットも駄目か」
クロウディア・W
は苦笑いを浮かべた。
「あからさまな武装は、こちらが職務質問されかねないわよ? そうなったら目も当てられないわ」
尾鎌 蛇那伊
が神妙な顔付きで意見を述べる。
と、その時、メルマガ【7】に新たな情報が寄せられた。
「ねぇ、ちょっとこれ見て……」
神野 美野梨
が目を丸くする。
そこには『芽森邸にて義父・白山が首を吊っているのを発見された。付近で警察が巡回を強化中』という
吉祥寺 黒子
と
セルゲイ・ボスコフ
から情報が舞い込んできたからだ。
この情報は参加者を動揺させる。
「白山が黒幕じゃなかったの……!?」
北原 みゆき
は愕然としていた。
ここに来る前、霧生から誕生日会で菜々緒との会話内容を聞かされていた彼女。
虐待の話は、同じ女性として思わず耳を塞ぎたくなった。
そして日暮から聞いた洗脳もれいびの存在。
この2つから彼女は『洗脳系ろっこんが使える人がいるとすればセブンの共犯者がいる』と考えた。
その共犯者あるいは黒幕の候補に、彼女は義父の白山を挙げていたのだが……。
「なんで自殺しているの……??」
北原に言いようのない悪寒が走る。
「これでいよいよ、派手な武装は難しくなっちまったな……」
望月 神無
はビターチョコをかじりながら自己紹介をした。
「申し遅れた。俺は1年5組の望月だ。浅山の護衛として同行することになった。よろしく」
『みなさん、あまり無茶はしないでくださいね』
浅山も筆談を行う。
大人数の作戦会議ゆえ、なかなか意見が思うようにまとまらない。
それでも、シグレたちは役割ごとに班を分け、少しでも動きやすくすべく働きかけていった。
「そういえば、オペラハウスは寝子高の講堂でいいんだよな? 料理酒を持っていこうと思うのだが」
八神 修
が確認すると、黒依と維都月が会話を遮った。
「私は海浜公園だと思うわ。あの日からセブンの凶行は始まったから……」
目の前で炸裂する爆弾が、今でも黒依の脳裏から離れずにいる。
「私は……、星ヶ丘教会だと思う……」
維都月は静かに自分の考えを述べだした。
「聞いたことあるけど……、初めてろっこんが悪用された事件だったはず。芽森先輩の家からも近いし……。関係あるかも……?」
「意見が分かれたか……」
シグレが腕を組んで唸る。
「まー、3班に分かれて探すってことでいいんじゃね? これで全部空振りとかだったら笑うに笑えないけどさ。場所確定して急行する場合は、タクシー拾えばいいだろうし。彦にゃんが運賃持ってくれるってさ」
「えっ? リオンちゃん?」
七緒 璃音
の軽い口調と
八十八旗 信彦
の二度見が、重苦しい空気を吹き飛ばした。
つまりシリアスブレイク確定である。
「ちょ、リオンちゃん!? 俺の扱いが酷くないかな?」
「待ってて、ロゼッタさん……。必ずウチらが助けに行くから……!」
「って聞いていない!? ――まぁ、レディに限ってなら考えてあげてもいいかな?」
八十八旗 信彦
は挫けない。
彼も前回の誘拐事件に関わっている。助けたいという気持ちは並々ならぬものを内に秘めているのだ。
「レディのピンチに颯爽と駆けつける。それが紳士の務めさ! ……そのためなら、どんな危険も覚悟の上さ」
珍しくシリアスな八十八旗に、参加者は顔を見合わせてしまった。
「そうだ、良かったら握り飯を作ってきたんだ。食べると俺のろっこんが働くぞ」
高梨 煉
が鞄から握り飯が入ったタッパーを取り出す。
「俺のろっこんは、他人のろっこんを強化出来るんだ。食べておいて損はないぞ」
「1つ、もらおうか」
シグレが真っ先に手を伸ばしてかぶりついた。
「……美味い。しっかり握ってあるのに口の中でぱらりと解ける食感が素晴らしい。塩加減も絶妙でパーフェクトだ」
「俺も食べたい!」
すかさず
桜井 ラッセル
も手を伸ばした。
「本当だ、美味い! なんか元気湧いてきた! この海苔がいいよな、パリパリでさ!」
シグレと桜井がすっかり握り飯プレゼンターと化していた。
「ろっこんが強化できるなら……、お昼ご飯、食べたばっかりだけど、うん……」
「そうね、万が一があるものね。あたしも戴こうかしら?」
黒依と尾鎌のヒーラーたちも、有事に備えて握り飯を平らげていく。
「……俺も食べよう」
八神も握り飯に手を付けた。
(もし、ベストを尽くさないで失敗したら、きっとミユが悲しむ。それは親友の俺も見ていて辛いから……)
親友の霧生のためにも、そして菜々緒のためにも、彼は可能な限りの最善手を打とうと決心している。
(嘆くのは、千日手になってからでも遅くはないはずだ)
握り飯を咀嚼する八神は、立ち向かう困難を前に分解のイメージを脳内で強めようと努めていた。
<オペラハウス突入人員割り一覧>
『場所特定』
八神 修
:寝子高講堂(ののこが落ちてきた場所)
黒依 アリーセ
:寝子ヶ浜海浜公園(怪人セブン『邂逅』の場所)
維都月 茉菜
:星ヶ丘教会(最初のもれいび事件が起こった場所)
『ロゼッタ救出班』
班長:
シグレ・ナイトウォーカー
維都月 茉菜
稲場 舞
戌井 創
鬼崎 あやめ
(兼任)
添木 牡丹
八十八旗 信彦
日暮 ねむる
雪見 大福
『怪人セブン対応班』
班長:
黒依 アリーセ
雨寺 凛
北原 みゆき
霧生 深雪
立井 駒鳥
常闇 月
風雲児 轟
森 蓮
八神 修
李 小麗
(兼任)
犬神 花梨
クロウディア・W
月居 歩
『館内調査班』
班長:
志波 武道
浅山 小淋
後木 真央
望月 神無
鬼崎 あやめ
(兼任)
李 小麗
(兼任)
恵御納 夏朝
島野 夏帆
『情報統括班』
班長:
七緒 璃音
高梨 煉
桜井 ラッセル
ジニー・劉
ブリジット・アーチャー
神野 美野梨
鈴野 海斗
『緊急対応係』
尾鎌 蛇那伊
(戦闘と治療に従事)
話がまとまり、各自は準備のために一度解散。
「防刃チョッキよりも、にゃんぷのほうが手頃だよっ! 少女漫画雑誌の厚さも侮れないんだからね? 別冊チューリップとかっ!」
維都月の提案により、防刃チョッキ購入予定だった面々は、揃って最新号の漫画雑誌にゃんぷを大量に購入するのだった。
この日、寝子島の各書店では、『にゃんぷ』と『別チュ』が飛ぶように売れたのだった……。
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推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
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