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怪人セブンの歌劇
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【カイマク・1】
「よし、時間だな」
新人執事の
伊予 祐
が準備を終えて、星ヶ丘寮を飛び出してきた。
「やぁ、赤い少年! 待ったか?」
真っ赤な目出しバンダナを巻いた
新井 米太郎
改め【あらこめレッド】は、バットを担いだまま一礼した。
「いいえ、今、来たところです。……同行、感謝します」
「なぁに、大人が下の者を守るのは当然だからな! 大体、殺人鬼だか知らねえが、若き希望を踏み潰す奴は許さねえ。その芽森って子、助けに行こうぜ、な?」
快活かつ爽やかな笑顔で伊予が笑えば、新井も自然と不安感が薄らいでいった。
「はい、必ず助けましょう。……霧切先輩、大丈夫ですか?」
新井の影でガタガタを身体を震わせる
霧切 翠子
は、既に憔悴しきっていた。
彼女はあの女子会の日以来、寮の自室に戻っていない。
七男に直に脅威といわれたあの日から、怪人セブンに襲われる幻覚に苛まれ続けているからだ。
「うん、大丈夫よ、こーくん。あの、たーさんまで巻き込んで……、本当ごめんなさい」
メルマガ【7】から様々な情報が飛んでくるのを眺めながら、霧切は振り絞るように呟いた。
「正直これ放っといたほうがいいんじゃ……。でも、みんなはまだ希望を捨ててないみたいだし、出来る限りのことをするしか、ないわよね……」
その腕の中には、布で巻かれた棒状のモノが大事そうに収まっていた。
(伯父さんの家のボウガンと手榴弾、流石に持ち出せなかったわ……。厳重に管理されてたし、簡単に持ち出せる方がおかしいわよね……)
霧切の伯父がどんな筋の人間なのか、あまり想像してはいけないような気がする。
どのみち、誰でも簡単に持ち出せるようなずさんな管理であるわけがない。
霧切はどうやら無断で持ち出そうとしたようだが、それは叶わなかった。
その代わりに、布で巻かれたソレを持ち出してきたというわけである。
「先輩は僕が守ります。絶対に何があっても」
新井は霧切の両手を包み込むように握り、彼女を目を見詰めた。
「こーくん……、視線恐怖症なんじゃ……?」
「これくらいで怖がっていたら、先輩を守れない」
奥歯を食いしばる新井は、決して目を逸らさない。
「僕のそばから離れないでください。僕が先輩の盾になりますから」
新井のこの一言に霧切は無言で頷いた。
(僕が“特定の誰かを大事にする”と……誰か一人の為に動くと、必ずその人や周りの人間を不幸にしてしまう……)
新井が経験した
『憤怒』
で既に学習したことだ。
もっともそれ以前に、彼は
双子の弟の件
で思い知らされていたのだが。
それでも新井は霧切を放っておくことは出来なかった。
「こーくん……」
霧切はすがるように新井に身を寄せる。
「私には、もう、あなたしか……」
新井の胸に顔を埋める霧切。
伊予は一歩引いて、彼らの気が済むまで見守ることにした。
(いやぁ、まさに青春だねぇ!)
猫村 翡翠
は校内で広まっている噂が頭に引っかかっていた。
「怪人セブンって、うちの生徒だったのか」
なんとなく口に出してしまう。
特に動機がない猫村は、なんとなく雨の日の散歩に繰り出す。
「なんか雨だっていうのに殺気立ってるね?」
星ヶ丘方面へ近付くにつれ、警官やパトカーを見かけるようになる。
「もしかして、また怪人セブンか?」
野次馬気分で近付こうとする猫村。
すると彼女の肩を急に掴む者がいた。
「そっちは関係者以外立入禁止だ」
猫村が慌てて振り返ると、やや小柄な少女が口元を緩めて見上げていた。
「見たところ寝子高生か? 私は
鰐淵 碧緒
。1年3組だ。怪人セブンが彷徨いているかもしれないぞ、気を付けろ」
鰐淵は猫村に不敵な笑みを向ける。
「……1年5組の猫村だ。ご忠告どうも」
人見知りをしない猫村だが、鰐淵の不遜な態度と物騒な発言に、距離を置く態度をとってしまう。
「さて、猫村君。君は怪人セブンのアップした画像を見たかい?」
「ああ……、見たけど。それが?」
「猫村君、単刀直入に尋ねたい。オペラハウス、もしくはそれに準ずる施設が寝子島にあるかい? それとも何かの暗喩だろうか?」
鰐淵はメルマガ【7】に登録していない。
また、彼女自身、友人などに噂話の聞き込みなどをしようと考えていない。
ましてや遺言状の暗号のことも、知る術がない。
故に、鰐淵はオペラハウスが何処にあるのか、皆目見当つかないでいた。
恐らく、辿り着く事が出来ないだろう。
だがしかし、それは猫村も同じだ。
「僕にも分からないよ。だからこうして、あてもなく雨の中を歩いているわけだし」
「そうか。まいったね、目的を持つ連続殺人は猟奇殺人とは違うと言ってやりたかったのだけど」
鰐淵は渋い顔のまま腕を組んだ。
「……一緒に来る?」
猫村が誘えば、「是非もないね」と鰐淵は快諾する。
と、そこへ数名の男女が2人に近寄ってきた。
「……」
言葉を発することはないが、ありありと刺すような殺気が向けられているのが分かる。
彼らの肩にはそれぞれスポーツバッグが掛かっており、一見すればどこかのジム帰りの仲間同士に見える。
しかし、異様なのは、全員がフード付きパーカーを羽織り、白い髪が目元を覆っているのだ……!
「こいつら……!」
「まずい、囲まれた……!」
彼女たちが不利を悟った時には遅かった。
彼らの手には、金属バットやゴルフクラブが握られていたのだから。
「もれいびは消す、もれいびは消す、もれいびは消す――」
白い髪の集団は2人を羽交い締めにして猿ぐつわをすると、そのまま彼女たちを連れ去って人目の付かない路地裏へ入っていった……。
猫村 翡翠
:洗脳されたもれいびに誘拐され、目的地へ辿り着けず脱落。
鰐淵 碧緒
:洗脳されたもれいびに誘拐され、目的地へ辿り着けず脱落。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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