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青い桜の謎を追え!
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≪青桜合戦≫
常葉 治
を先頭に進みながら、
小山内 海
は花びらをガードしているビニール傘に注目した。
傘に積もった花びらはまるで雪のよう。中には通常のピンクや白色のものもあるが、自分達が目指している青色の桜の花びらが多い。
彼等は細めの山道を抜けると、開けた場所に出た。
「前に行った桜の群生地とは、結構離れてるな」
既に何度か九夜山に登っている刀が、おおよその位置を推測する。
「あっ、あっちからも仲間が来たよ……って、うわぁ」
桜庭 円
は、別の道から登って来た生徒を見つけたが、そのインパクトに表情を引きつらせた。
「あぁん、もうっ! 前が見えないんだけどぉッ」
色気が混ざる野太い声と共に、身体や目の周りにたくさんの花びらを貼り付けた
尾鎌 蛇那伊
が走ってきた。
オイルを塗った彼の肌は、青い花びらが触れても感染こそしないものの、一度貼り付いたら離れないのだ。
「そのまま真っ直ぐ。ん、少し左……あ、みなさん」
そして、その背に乗って彼の頭に隠れながら方向指示を出していたのが
アガサ・プレラチ
。
円達の傍までやって来ると蛇那伊に止まってもらい、地面へ降りる。
ここに来るまでずっとこの状態だったのだろう。彼の巨体の前半分だけが、花びらに埋め尽くされている。
その光景を見て唖然とした海は、思わずペンを走らせる。
『あなた だいじょうぶ…?』
「小山内……たぶん、見えてない」
刀が静かに諭すと、蛇那伊は花びらに覆われた身体でぷりぷりと怒る仕草をした。
「アガサセンパイってば人使い荒いんだから! お鼻が痒いわ」
「しかし男前でしたよ。助かりました」
蛇那伊に礼を言うとアガサは、円達の方を向いた。
「花びらを持ってませんか? 青くない、普通の。できるだけ多くの」
「え?」
「私のろっこんで、この周囲の青い花びらを無害なものにできるかもしれません」
「……そうか」
旅鴉 月詠
は、自分の長い髪のなびき方から風の異変に気付いた。地形の影響か、これまでの真っ直ぐな風と違い、渦巻くような旋風になっている。
今は風上から吹いてくるものよりも、この地面に降り積もった青い花びらが巻き上げられる方が危険なのだ。
アガサは、先程のように蛇那伊を盾にしていただけでは防ぎ切れないと判断したのだろう。
刀は少しの間考え、そして閃く。
「普通の花……常葉のろっこんが、たしか……。桜庭、常葉を戻すんだ!」
「オッケー! 遅くなってごめんね、道案内ありがと!」
風の中に佇む
常葉 治
に御札を貼る円。
「あれ……私……?」
「早速で悪いが、常葉。力を貸してくれ」
「え? あ、はいっ……!」
刀に正面から懇願され、慌てて頷く治。簡潔な状況を説明された後、一瞬跳ねた心臓を落ち着かせ、深く呼吸をした。
治のろっこん『咲乱-Flower Decorate-』。
周囲に、1cm程の小さな花がいくつも付いたたくさんのカスミソウが咲き、そのピンクや白が、地に広がる青の桜を埋もれさせる。
「素晴らしいです。これだけあれば成功確率も大幅アップです」
するとアガサは早速、はめた手袋を再度整えて地面の花々を混ぜ合わせた。
ろっこん『E=mc^2』。混ぜ合わたものの内一つに単一される能力である。
「サンプルが減るのは惜しいですが、これで青い花びらを変化――……」
その瞬間。彼女の周囲が青に染まる。
「ッ!!」
まさかの、失敗。何倍にも増えてしまった足元の青い花びらに、反射的に後退る一同。
「神は…賽を振らないんでしょうか……んぁ」
低確率を引いてしまい呆然としているアガサの元へ、一筋の風。
「……最後にもう一度、桜が見たくなりました」
巻き上げられた花びらに感染したアガサはふらふらと歩き出したが、それでも桜の花弁を集めつつ、確りと種類分けしてジップロックに回収しているのだった。
「ウフフっ、お花見よ~!」
一方蛇那伊は、先程痒いと言っていた鼻をこすってしまったのだろうか。全身に桜模様の刺青を施したような姿で、スキップしながら坂道を登っていく。
「君、ろっこんは?」
月詠に尋ねられた海は、自分のろっこんを軽く説明する。
理解した月詠は頷くと、自分もスケッチブックと筆を取り出して海に頼んだ。
「時間稼ぎをお願い」
「これさえあれば感染することないよな……!?」
十条寺 達磨
は、
屋敷野 梢
から配られた御札を両手に挟み願掛けのようなポーズでこの嵐が過ぎ去るのを待っていた。
「男のくせにこんな紙っぺらに頼ってっからぶっ倒れたりするんだよ」
と、
緋王 輝夜
が達磨の持つ御札を悪びれもなしに没収する。
「えぇー!?」
そこで運悪く花びらの塊がこちらへ向かって来たので、達磨は慌てる。そして。
「しゃあない、ごめん!」
謝罪すると同時に、隣にいた
神野 美野梨
のフェイスカバーを、引っ叩かれる覚悟でサッと取り去る。
「な、何するのっ?」
あらわになった彼女の整った黒髪と知的な容姿を見て、達磨は親指を立てた。
「オッケー可愛い! ぶっちゃけあんた俺好み!」
「え? え?」
「他人の協力が必要なんだ!」
と言いながら、呆気に取られる美野梨の手を握る達磨。そして見事発動する、彼のろっこん『恋はタイフーン』。
巻き起こされた風で花びら郡の方向は逸れたが、今度それは
宇多野・ユニ・アヴァロン
の方へと飛んでいく。
途中まではロボットに乗り快適に進んでいた彼女だったが、険しく狭い山道を通るには不向きと判断し、仕方なく降りていた。
「あたしは絶対、絶対に触れるのなんて許さない…!」
防護服を着ているとはいえ、あまりにも大量の花びらに思わず気圧されるユニ。
「プクゥゥゥ~~~♪」
するとちょうどその隣で、
不破 ふわり
がろっこん『特大ガム風船』を発動させていた。
みるみるうちに直径1メートルまでに膨らむガム風船。
「ウゥゥ~~~~♪」
パアァーーン!!!
周囲の空気を揺るがす大音量と共に生じる風圧が、向かってくる花びら郡を見事吹き飛ばした。
「あんた、やるじゃないの」
耳を押さえながらも、自分を守ったふわりを称えるユニ。そのお手柄に自らも満足したのか、ふわりは腰を振って踊ってみる。
「いえいえーぃ」
「けれど……あんなものを飛ばしてくるような馬鹿にはこれでもぶつけてやるわ!」
一時的に防護服の手袋だけを外し、指をパチン、と優雅に鳴らすユニ。
ユニのろっこん『Roll Out』によって召喚されたチーター型ロボットが、達磨へと跳躍する。
「えっ、うそーん!」
「じ、十条寺さん…!?」
美野梨は先程、突拍子もなく達磨に「可愛い」と言われたことに驚いて動きがぎこちなくなっていたが、頭にたんこぶを作って目を回した彼を心底憐れみ、気遣った。
「あっ、いけない」
ひねくれた突風に、円は唯一のお守りである御札を飛ばされてしまった。
しかし円は慌てることもなく、口元に笑みを浮かべる。
彼女の刺激を求める心が、うずき始めた。
(……逃げない!)
ろっこん『ブレイブハート』。己を強く信じ、青い桜吹雪の中へと飛び込んでみる。
(いける! 当たらない!)
数秒間、円は青い桜吹雪の中心に立ち、無数の花びらが交差していく様を最も近くで見た。
しかしその直後、白い肌に小さな感触が伝わる。
「あーっと! さすがに駄目だったかぁ~あはは~」
危険に踏み込んだ達成感をそのままに、笑顔でお花見の場所を求め坂道を登り始めるのだった。
「ま、円さん……!」
刀の傍でその行動を見た治は、ただただ驚く。
「あの無神経め……」
月詠を背にタオルで花びらを払う刀も、円の素行に呆れ果てる。
「あと少し」
スケッチに集中する月詠は、前方を守ってくれている
小山内 海
に告げた。
海のろっこん『アクセラレイトライン』。
ヒットする面積を広げるために太めの筆を使って、できる限り素早く、精確に、こちらに向かってくる桜の花びらの軌道を逸らしていく。
額には汗が滲んでいるが、それでも筆を取る手は、緩めない。
「できた」
月詠はスケッチブックに見開きで描いた枯れ木のページを盾に、花びら郡の前方に立ちはだかる。
ろっこん『絵空事』。彼女の絵に触れた全ての花びらが、絵として封じられていく。
「綺麗だね」
マイペースに感想を漏らす彼女の能力は、この混乱をひとまずの収束へと導いた。
「風も花びらも、だいぶ収まりましたね!」
屋敷野 梢
が手に入れた御札のお陰で、生物部や化学部と共にいた生徒達の大半は花びらの嵐の中でもなんとか感染を免れていた。
「御札ありがとうね、屋敷野」
逆巻 天野
は例を言うと、御札を梢に返す。
「いえいえー! 生物部のよしみですしー、って、もう要らないんですか?」
「うん。……ちょっと、試したいことがあるから。皆と一緒に、先に行っていて」
すると。早速前を進んでいた
椿 美咲紀
の歓喜が聞こえた。
「あったぁー! 青い桜ちゃん、みーっけ!」
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担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月05日
参加申し込みの期限
2013年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月12日 11時00分
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