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青い桜の謎を追え!
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≪皆でお花見!≫
「なんか二回もぶっ倒れて災難だったけど、こうして可愛い子達に囲まれて花見ができて本望だ!」
好みのタイプだという
神野 美野梨
や
奈良橋 博美
を始め、山道を共にした見目麗しき娘達を前に、にぃっと歯を見せてご満悦な
十条寺 達磨
。
「お? なんなら三回目は俺が相手してやろうか?」
己の拳を手の平にパシッと叩き付け、悪戯っぽく目元をキラリと光らす博美。
「博美っちなら悪くないかも……いやいや、勘弁してー!」
楽しそうに笑う達磨を見て、
大田原 いいな
は1リットル紙パックの麦茶をチューチューやりながら、半ば感心していた。
「あんな目に遭ってよく、てんしょんまっくすでいられるのう」
「あたしの薬のお陰だな! むしろあたしは、いつもの元気が無いいいなの方が心配なんだが……もう一本いっとく?」
緋王 輝夜
は、小さな試験管に入った混沌色の栄養ドリンクを取り出し、彼女の前でちらつかせた。
「のおおおおそれだけは勘弁するのじゃー!」
『……終わったか』
それぞれが花見で盛り上がる中、
テオドロス・バルツァ
は音もなく、木陰から姿を表した。
「やあ、テオ。君もお花見に来たのかい?」
ちょうど近くにいた
逆巻 天野
は焼き魚の切身を箸に挟みテオに向けるが、テオは無愛想にふいと顔を背けた。
その切身を自分の口に運ぶと、天野もテオから視線を外す。
「最初に野々さんが拾ったっていうあの御札。どうやらただの除霊用だったみたいだけど。誰がばらまいたんだろうねぇ」
『……』
もともと悪い目つきを、更に険しくさせるテオ。
「お陰で野々さんは最後まで無事でいられたんだって。良かったねぇ、テオ」
『……フン』
テオは鼻を鳴らしながら視線を逸らすと、しなやかな猫の動きで素早く立ち去ってしまった。
天野はそれを目で追った後、服の下に提げた古いお守りを取り出し、指で撫でる。
そして、お茶を一口。
「…お花見楽しいねぇ」
「逆巻君、神野さんが写真撮ってくれますよー!」
「綺麗な人は画になりますね」
青い桜を背景に、少年を含めて一枚。梢達のシャッターに不意を突かれた天野は、立ち上がって二人に近付き、そのカメラをさり気ない動作で奪った。
「僕だけじゃ不公平だよ。君達も撮るからね? それから最後に、皆で撮ろう」
「いいですねー、賛成でーす!」
小山内 海
はビニール傘の下で、色鉛筆を手に取り青い桜を一心にスケッチしていた。
すると、その傘が誰かにそっと持ち上げられる。
「もう洗脳されることはない。これも要らないんじゃないか?」
旅鴉 月詠
だった。海はそう言われ、あっと気付くと少々顔を赤らめながら傘を閉じる。
「さっきは私をガードしてくれてありがとう。助かった。お陰で面白い絵ができた」
月詠は先程ろっこんによって青い桜を封印した、スケッチブックの見開きを改めて海へ見せた。
最初は枯れ木しか描かれていなかったページが、花びらでいっぱいに埋められ空色に染められている。
海はその絵にしばし、見惚れていた。
そして月詠は青い桜の木を眺めると、デスケールでその景色の一部を切り取り始める。
「いいポイントだね。私も一枚、ここで描きたいな」
すると海は人懐っこい笑みを浮かべて頷き、月詠を近くへ招いた。
「あなたが御札を持ってきてくださったお陰で、被害を抑えることができました」
森 蓮
に礼を言われた
神木 煉
は、ふいと視線を逸らした。
「俺は普通に花見がしたかっただけだ。感染したあんたにはすぐ貼ってやれなかったしな」
「いいえ。結果的に皆さんを案内できましたし……私自身、貴重な体験をしました」
「れん君れん君! 二人ともこっち来て遊ぼーよ!」
その声の方を見ると、ののこが少し遠くで彼等に向き、大きく手を振っている。
「はは……そういえば名前の響きが同じなんですね、私達。ののこさんの言う通りにしてみましょうか」
蓮はそう言いながら、素直に呼ばれた方へ向かう。
一方の煉は普段、あまり大勢で騒ぐタイプではないが。
「せっかくの機会だ。それもいいかもな」
穏やかな息を一つ吐いて、華やかな輪に参加することにした。
「ねえ、彼女いるの? 恋愛経験は? 交際人数何人? まさか童貞?」
最上 るるか
は
桐島 義弘
先生の隣に身を寄せ、猛アタックを仕掛けていた。
「そうだっ、桐島先生にお弁当作ってきたの」
たじたじと困惑する先生をよそに、るるかは自分の荷物を漁って可愛らしい弁当箱を取り出す。
「まぁ、美味しそ……う?」
るるかに引っ張られてきた
御鏡 聖
は、綺麗に整えられたおかずに感心したが、よくよく見ると、手作りにしてはあまりにも整い過ぎていることに気付き、語尾を濁す。
(ーってのは嘘で、ホントはコンビニのお弁当を移し替えただけだけど! 黙ってればバレないバレない)
聖に口裏を合わせると、るるかは手早くだし巻き卵を箸に挟む。
「はい、あーん。お口開けてダーリン」
「だ、ダーリンだと……」
桐島先生の視線をしかと捕らえながら、るるかは片手でケータイカメラの準備をした。
(この決定的瞬間を写メって今後の脅迫材料……もとい証拠物件にするんだから。そしたら授業中居眠りしたり宿題忘れても怒られないでしょ? あたしって頭イー! これで先生はあたしのド・レ・イ)
そんな小悪魔の考えが眼に現れていたのか、桐島先生は眼鏡を鋭く光らせる。
「最上! いい加減にしないか…!」
「あっ」
シャッターを切った瞬間に堅い態度で突っぱねられたため、るるかはむぅと口を尖らせる。
「先生、お花見楽しまないとまた幽霊君に取り憑かれちゃうよ?」
「む……」
「でもねー、神社のお札があれば大丈夫なんだ」
「何?」
「先生もお札欲しい? だったら……」
るるかはおもむろに制服の胸元をはだけると、その谷間に挟まれた御札を見せ付けた。
「はい、どうぞ」
「……ッ!? …………!」
そのうら若き色香溢れる白肌には絶対に触れぬよう、神経を張り詰めて手を伸ばしていく桐島先生。
「キャー、H!」
先生の手が御札に触れた途端、るるかは大声で叫んだ。その口端は、悪戯心に吊り上がっていたのだが。
一気に注目を集めてしまう桐島先生は再び焦りだした。
「こ、こら違う! 最上やめるんだ! 誤解だ!」
そのやり取りを見ていた別の生徒が、ぽそりと口を挟む。
「でもたしか、先生、机の引き出しの中にも……」
「誤解だー!」
「……いい天気ですね。空気も水も、おいしい……」
近くの浮ついた騒ぎから意識を切り離し、聖は小さな器に湧き水をいただいて、静かに煽るのだった。
八神 修
は身軽な制服姿に戻って花びらの絨毯に腰を下ろすと、ノートパソコンを開く。
「花見を兼ねた屋外授業だ。青空と桜の下で勉強するのも悪くない」
「こ、こんな所に来ても勉強するの? 修君」
近くにいるあおいがそれを見て少し驚くと、修は苦笑する。
「ああ、勉強は趣味なんだ…」
こうして学校の授業を放って今もお花見を続けることを桐島先生が許可したのも、彼のはたらきが大きかった。
普段から勉強熱心で一目置かれている修が、今日は屋外授業とすることを先生に提案したのだ。
「すごいなあ」
そう言って感心するあおい。しかし修はふと、そんな彼女の膝に視線を落とした。
そこで眠る者を見て、羨ましいと思う気持ちを必死に抑える。
「あ、ののこちゃん、また寝ちゃったんですか?」
あおいの膝の上で気持ちよさそうに眠りこけるののこを起こさぬよう、
綾辻 綾花
は控えめの声であおいに囁く。
「ポケットにお菓子の小袋が入っていたので、みんなで分けて一緒に食べようと思ったんですが……もうちょっと後にしましょうね」
「うん! あはは、ののこちゃん、幸せそうだなあ」
ののこの寝顔を見ながら笑うあおいの隣で、綾花は地面に落ちた桜の花を拾う。
「持ち帰って、記念にドライフラワーにしたいです。綺麗な色をそのままで……あれ?」
「どうしたの綾花ちゃん……あれ?」
ここ一帯にある桜は、さっきまで全て空色をしていたはず。しかし今綾花の手にある桜は、本来の薄い桃色に戻り始めていたのだ。
辺りを見渡してみると、この一つだけではなく全てに同じ事が起こっている。
『皆のお陰で、すごく楽しかった。これからは気持ちよく、眠れそう』
生徒の霊が、幹を背にして一同に語りかけた。
その喜びに満ちた笑顔は、この芽吹きの季節に相応しい。
青色から桃色へと変わりゆく桜の色は、彼の心を現しているのだろうか。
「今日は楽しい事に招待してくれてありがとう」
「来年も来ますね…」
この春最後の宴への感謝と、またの再会を期待する言葉を告げる
桜庭 円
と
御巫 時子
。
『えへへ、本当? じゃあもし次があったら、もっといろんな色にできるように桜に頼んでみようか……なんちゃってね!』
冗談めかして笑いながら、桜舞い散る木の下で、生徒の霊は姿を透き通らせていった。
『ありがとう……本当に、ありがとう……』
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担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月05日
参加申し込みの期限
2013年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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