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【教会に集まろう】
6月最後の土曜日、早朝からNyago Walker編集部のスタッフが、
星ヶ丘教会
に集まっていた。
「あいにくの曇り空だなぁ」
季節柄、すっきりとした青空にはなかなか恵まれない。この日も空には暗い雲がかかり、いつ雨粒が落ちてきてもおかしくないような天候だった。
湿気混じりの空気を吸いながら、
橘 勇
はランニングで、旧市街にある自宅から星ヶ丘教会へ向かっていた。
浅い呼吸で規則正しく足を進める勇は、雨合羽と滑り止めつきの軍手を持っている。
編集部が企画する、『寝子島の未来の花嫁、花婿たち。ジューンブライド特集』の撮影があると聞き、設営の手伝いをしようと駆けつけるところだった。
同じ頃、
御剣 刀
も地元の花屋を巡り、撮影用の季節の花を購入していた。
『フラワーショップ花咲里』
や
『Hermit Flower Garden』
で、ウェディングのブーケにふさわしい花をそろえてもらったのだ。
経費は編集部が負担してくれるというので、しっかりと領収書も受け取っておく。
事前にモデルから指定のあったブーケは、別途、
緋紅朱 赫乃
が用意してくれるという。
刀は汎用性の高そうな花を両手に抱えて、星ヶ丘教会へ運んでいるところだった。
大量の生花に囲まれた刀の周囲に、花の香気が漂っていた。
勇と刀が現場に到着した頃には、すでに星ヶ丘教会はスタッフでにぎわっていた。
早朝から現場入りしていた
旅鴉 月詠
に、刀が声をかけた。
「今日は旅鴉も撮影の手伝いか?」
「ああ。メイクとスタイリスト、両方やろうと思ってね」
「そうか。得意そうだもんな、そういうの」
感心したようにうなずく刀に、月詠は控え室に並ぶドレスやメイク道具を見せた。
「プロのスタイリストさんと一緒にだけどね。やりがいがありそうだよ」
編集部のスタッフと話し込んでいた
八神 修
が、スマートにスーツを着こなしていることに気づき、勇が月詠にたずねた。
「彼は新郎役なのかい?」
「いや、新聞部の取材だと言っていたぞ」
ちょうど話を終えたらしい修が、皆のところへやって来た。
「やあ。今日は撮影の手伝いなんだって? ちょっと取材させてもらっていいかな」
今、スタッフに取材の許可をもらったのだという修が、さっそくメモを取り出した。
「皆、今日はどうしてスタッフとして参加をすることにしたんだ?」
「うーん……、俺は単に、設営くらいなら手伝えるかと思ったから、だな」
「モデルをやろうとは思わなかったのか?」
「そっちにはあいにく、興味がなくて」
「なるほど」
勇の回答に耳を傾けていた修が、刀と月詠にも同じ質問をぶつけた。
「俺は、バイトだよ」
「私は違うぞ。モデルの美しさを花開かせるためだ。この手でな」
さっとメモをとって、修も自らの心意気を語った。
「俺は、今日参加する人たちの結婚への想いや夢といったものを取材しようと思ってるんだ。雑誌とは別の、もっと身近な視点からな」
寝子島高校の新聞部として、イベントよりも参加者にスポットを当てた記事作りがしたいのだという。
「なるほどな。でも、その格好は?」
勇の疑問にも、修は簡潔にこたえた。
「ジューンブライド特集だからな。TPOを考えた」
修はカメラを構えると、花を抱えた刀に撮影の許可を求めた。
「これは今朝用意した花か? なかなか似合うじゃないか」
「カサブランカが綺麗だろう? ガーベラとカラーと、……胡蝶蘭は高いから買っちゃ駄目だと言われたんだが。そうそう、こっちのクチナシがいい匂いなんだ」
シャッターをきる修に、刀は購入した花を紹介していった。
ところ変わって、
蔓薔薇の館
でも、撮影の準備は着々とすすめられていた。
今回の撮影は、
『キッチンスタジオ【カトゥス・マギラス】』
の協力を得たことにより、ウェディングケーキも手の込んだものが提供されることとなっていたのだ。
蔓薔薇の館の一階にある食堂が、調理の場として貸し出されたことにより、館には甘い香りが充満していた。
なんとも贅沢なことに、撮影には全て本物のケーキを使用するのだという。
【カトゥス・マギラス】の先生が開催するという、ウエディングケーキの単発講座の宣伝もあってのことらしいが、実際に入刀したケーキを食べられるというのは、参加者にとっても嬉しい驚きとなるだろう。
【カトゥス・マギラス】の先生の手伝いで、
宇佐見 望月
も朝からケーキ作りに励んでいた。
「えっと、クロカンブッシュは先生が作るんですよねー。俺様は、っと……」
白衣に身を包んだ望月が、せっせと生地をかき混ぜる。
フランス式のウェディングケーキ、クロカンブッシュは、小さなシュークリームを高く積み上げて作る円錐形の菓子だ。
望月が任されているのは、シンプルな長方形の、アメリカンタイプのウェディングケーキだった。
こちらはクロカンブッシュと異なり、飴細工の技術も必要としないので、望月も安心だ。
「クリームやバターのいい匂いがしますね。写真撮りまーす」
編集部のカメラマンが食堂へやって来て、望月は慌てた。
「うぇっ、 俺様が作ってるケーキ、Nyago Walkerに載るの!?」
「作業中の手元を何枚かと、完成したケーキ、それに先生の顔写真をいただきますね」
カメラマンが、先生の単発講座の宣伝材料に使うのだと説明し、望月は胸をなで下ろした。
「あー、俺様は手元だけね……、びっくりしたー」
土台となるスポンジの間に、生クリームとベリーをはさむところをカメラにおさめて、記者は望月の元を離れた。
「さて、次はいよいよ飾り付けだな」
土台のまわりに生クリームをゴムべらで塗る。
ケーキの上にはベリーを盛りつけるので、脇の部分が綺麗に見えるよう、気をつけて作業した。
蔓薔薇の館では、もう一人。新米シスターの
ゼシカ・ホーエンハイム
が、来場者のための軽食を用意していた。
教会と館で撮影が行われるということで、ゼシカは朝から大忙しだ。
少しでも皆をもてなそうと、気を回して動いていた。
「シスター・ゼシカ、これはもう運んでいいのかな?」
手伝いを申し出てくれた
神野 マキナ
が、盛りつけられたスコーンやサンドイッチを見てたずねる。
「ええ、マキナさん、お願いしますわ」
「わかった。シスター・ゼシカのお菓子はおいしいからね、きっと皆、喜ぶよ」
「ふふ、ありがとうございます」
今日の撮影は夕方までかかる。
途中、小腹が空いた人がつまめるように、食堂とあずまやに、お茶と軽食を用意しておこうと考えたのだ。
撮影開始の時刻は、刻々と迫ってきていた――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月17日
参加申し込みの期限
2013年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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