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【飾りつけのお手伝い】
「あれ……、宇佐見先輩、か?」
志波 拓郎
と
高梨 彩葉
が教会にやって来ると、ケーキを乗せたワゴンを押している
宇佐見 望月
とばったり出会った。
「よう、拓郎ちゃん。なんだ、拓郎ちゃんたちも撮影か?」
「先輩、どうして……ここに……」
目を丸くする拓郎に、望月は先生の手伝いで来ていることを説明した。
「まあ、バイト代も出るっていうからな。裏方だと思っていたら結婚式の撮影だっていうから驚いたぜ」
「そう……だったん、ですか……。自分は、編集部の人に声かけられて……」
以前、Nyago Walkerで
特集記事のモデル
をやった縁で今回の撮影に協力することになり、彩葉を誘ったのだと拓郎は説明した。
「おー、なるほどなー!」
「……その、ケーキも、撮影の……? 宇佐見先輩が作ったんです……か?」
「ん? これか? まあ全部じゃないけどな」
「わあ、四角いケーキ! おいしそう!」
白いクリームと赤いベリーの彩りが綺麗なウェディングケーキに、彩葉は歓声をあげた。
「この四角いスポンジ、オーブンの天板に紙を敷いて、そのまま焼いたモンなんだって」
「へえ~!」
「そうだ! 実は崩れないように直前に完成させようと思って、最後の飾り付けまだなんだけどよ。拓郎ちゃんたち、やってみねぇか?」
「えっ……」
「縁にイチゴを盛りつけるんだ。これを式場のゲストにやってもらうのも面白いって、先生言ってたんだぜ?」
「私、やってみたいな」
「……彩葉さんが、やりたいなら……、ぜひ」
「よっしゃ、決まり! あっ、服は汚さないように気をつけろよ?」
手を洗ってきた二人に、タッパーに入ったイチゴを手渡して、望月は盛りつけを見守った。
(……なんか、いいな。仲睦まじそうじゃねぇか)
微笑ましく思いながらも、どこか羨ましさを覚える光景に、望月は目を細めた。
(……俺様も、あの子と一緒に作れたら。今日はもっと楽しかっただろうな……)
あたりには、ケーキの甘い香りがただよっていた。
【雨のあがったその隙に】
Nyago Walkerのスタッフに挨拶をしたあと、拓郎と彩葉はそれぞれ衣装を選ぶことにした。
「うわぁ、綺麗! どれにするか迷っちゃうよ!」
色とりどりのドレスを前に、彩葉のテンションが上がる。
「水色もピンクもかわいいなぁ……」
「気になるドレスがあったら、試着してみてくださいね」
「はーい!」
スタッフとも相談をして、彩葉は白いAラインのビスチェドレスを選んだ。
「スタイルが良いので、肩を出すデザインも着こなせていますね!」
スタッフに褒められて、つい顔がほころんでしまう。
女の子として、やはりドレスには興味があるのだ。
「ベールもやっぱり白の……、こっちのショートベールにしようかな。それと~」
アクセサリーを選ぶのにも迷ったが、ピンクの薔薇をモチーフにしたヘアアクセサリーをつけることにした。
「次はメイクですね。続きの間がメイクルームになってますので、どうぞ」
メイクルームでは、メイクだけではなくてヘアメイクもあわせたトータルのコーディネートをしてもらった。
「あの、ドレスが似合うような、大人っぽいメイクをお願いできますか?」
「もちろんです。年相応のかわいらしさも残しつつ、少し背伸びをした大人びた雰囲気も出してみましょう。あと、髪型なのですが……」
スタッフに、前髪を上げて顔を出したほうがいいと言われて、彩葉は髪を右に流した。
「ええと、それじゃあこうやって、おでこをのぞかせる感じで前髪をまとめてみたりとか?」
「あら、いいですね! ぐっとお顔まわりが華やかになりますよ」
一方、拓郎のほうはというと、何を選べば良いのかわからずにじーっと一人で悩んでいた。
すると彩葉のドレス選びを手伝ったスタッフが声をかけてきて、
「お連れのお嬢さんのドレスに合わせて選びましょう。そうですね……、これにしましょうか」
というので、すすめられるまま、白のタキシードに袖を通した。
「うん、いいですね。骨格もしっかりしているので、お二人で並ぶとお似合いだと思いますよ」
「……そう、ですか。ありがとう、ございます……」
さっと髪を整えると、支度を終えた彩葉が、拓郎に仕上がりを見せに来た。
「しばっち、どう? ……うわぁ、しばっちタキシードだぁ!」
小声で「……かっこいい!」とつぶやいて、彩葉はしばらくみとれていたが、ウェディングドレス姿を目の当たりにした拓郎の反応は、ことさらに顕著なものだった。
「……彩葉……、さ、ん……!」
火でもついたかのように顔を真っ赤にして、息をのんだ拓郎が口を覆った。
(彩葉さん、可愛い。ものすごく綺麗だ……!!!)
あまりの衝撃に言葉は出ないし、まばゆさに直視もできない。
それほど彩葉のウェディングドレス姿は、拓郎にとって魅力的だった。
(ヤバイ、少し落ち着かないと!)
こんなに取り乱したまま撮影に臨むわけにはいかない。
拓郎は、赤い顔のまま何度も深呼吸をした。
「……すごく……素敵、だ……」
どうにかそれだけ伝えると、彩葉ははにかんだように笑い、拓郎はますます血色がよくなった。
撮影は晴れ間を待って、外で行うことにした。
「雨、あがりました。準備OKです!」
スタッフの誘導で外に出ると、勇と刀がレフ板をかかげて彩葉に照明をあてた。
「わっ、本格的だね」
「……うん」
落ち着きを取り戻し、真面目な顔をした拓郎が、彩葉の手をとる。
教会前で何枚か写真を撮ったあと、スタッフがこんな指示を出した。
「じゃあ次、お姫様抱っこで撮ってみましょうか」
「えっ、と……」
言葉につまった拓郎が、彩葉にお伺いを立てる。
「……して、いい?」
「うん。しばっちがいいなら、私はいいよ」
「……だったら、ええと、つかまって……彩葉さん」
「わかっ……ワァ!?」
拓郎を見上げた彩葉が、雨水を踏んで足を滑らせた。
「あぶな……!」
拓郎はぎょっとして彩葉を抱き上げ、足元に点在していた水たまりを一息に飛び越した。
陸上部員らしいきれいな幅跳びに、スタッフから歓声があがる。
同時に、シャッターの音も響き、撮影チームは満足げにうなずいた。
「いいのが撮れたよ!」
「……え? 今の、撮っ……え!?」
「うわぁ、びっくりしたぁ。ありがとう、しばっち。……あ、見て!」
拓郎にしがみついていた彩葉が、上空を指さした。
「……あ、虹……だ……」
雲の切れ間に、うすく虹がかかっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月17日
参加申し込みの期限
2013年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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