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Junoの花嫁
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【撮影をはじめよう】
撮影の時刻がせまるにつれ、控え室にはモデルの姿が目立ちはじめた。
衣装を選んだり、メイクをほどこしてもらったりする人々でにぎわうなか、
魂行 凪
は自前の衣装を用意していた。
「凪ちゃん、拙者が支度を手伝うでござるよ」
「……うん、零……、こっち……着替え、行く……」
夏神 零
の腕を引き、凪は一緒に試着室にこもった。
「……これ……、着る……」
「これは、ウェディングドレス……、いや、ポンチョなのじゃな」
凪が用意していたのは、ウェディングドレス仕様のポンチョであった。
今、凪が着ているポンチョとは異なり、装飾も艶やかで丈も長めの一品だ。
「……着替える」
「わっ、その、うむ。着替えたら、手伝うからの」
凪がポンチョを脱ぎだして、零は慌てて後ろを向いた。
なにしろ凪は、ポンチョの下には何も身につけない主義なのだ。
背中を向けた零の耳は、ほんのり赤く染まっている。
「もう、いいでござるか」
ウェディングポンチョに着替えた凪の着付けを、零は手伝い、整えた。
「凪ちゃん……、そのぅ、とっても似合っていて、かわいい花嫁さん、じゃな」
華やかな衣装をまとった凪は、いつもとは少し違った雰囲気で、たいそう魅力的だった。
「髪も、拙者が整えても構わんだろうか」
「……うん…………」
零は凪の髪をなでて、試着室を出ると、メイク室の鏡の前に座らせた。
凪のあちこち飛び跳ねている髪をスプレーでしめらせて、零は丁寧にくしけずっていった。
「凪ちゃんの髪は、触り心地が良いでござるな」
鏡ごしに凪と目が合うたび、零は彼女の頭をよしよしとなでた。
「髪だけじゃなく、おでこも頬も、あたたかくてすべすべじゃのう」
愛しさがつのり、零の手が顔のパーツを順にたどっていく。
「……零の、手……、触るの、気持ちいい…………」
心地よさに、凪はそっと目を閉じた。
「……凪ちゃんには、可愛らしいブーケが似合いそうじゃな。拙者だけの可憐な花嫁さんでござるよ」
「……零は、……花婿さん……」
「今日は人が多いからのう、しっかりと手をつないでおこうか」
緊張をほぐすように、零は凪の肩を幾度もさすった。
スタッフが呼びに来て、二人の撮影が始まった。
教会での挙式をイメージした撮影だ。場所はもちろん、
礼拝堂
。
カメラの前に立った凪が、零の袖を引いた。
「……零」
両手を伸ばす身振りから凪の要望を察知した零が、彼女の体を抱き上げた。
お姫様抱っこをすると、距離がぐっと縮まり、互いの表情がよく見てとれた。
「いいですねー! 見つめ合ったままでいきましょうか。撮りまーす!」
スタッフがシャッターを押そうとしたとき、不意を突いて、凪が零の唇にくちづけた。
「んっ!」
突然のキスに赤くなる零に、凪は内側からにじみ出るような笑顔をみせた。
「……ありがと。……零、大……好き……♪」
いつもは無表情な凪の貴重な笑顔に見とれていた零が、はっとして彼女をしっかりと抱きしめた。
幾度かシャッターの切られる音がしていたが、二人の耳には届かなかった。
満足のいく場面の写真を撮ることができてご機嫌な凪に、少し外を歩いてみようと零が誘った。
撮影の始まった午前中、外はあいにくの雨模様だった。
そのため、撮影は教会の中でのみ進んでいたのだが、せっかくの晴れ姿で二人そろっているのだから、色々な景色を見てみたかった。
「……外、雨…………?」
「傘は用意してあるからのう、一緒に入れば良いじゃろう」
天気予報を確認し、零は傘を持参していた。
小雨の降る中、相合い傘で身を寄せ合い、零と凪は外に出た。
「凪ちゃん、雨は当たってないかのう?」
「…………平気……」
凪も、凪のウェディングポンチョも濡れないように、零はぴったりとくっついて歩いた。
零が凪のほうにばかり傘を傾けるものだから、零に雨粒が落ちそうで、凪も彼を気遣った。
「……雨、邪魔……?」
濡れないように、雨粒を吹き飛ばす程度の風が吹けばいいと、凪が考え、彼女のろっこん『凪風』が発動した。
ぶわっと地面から風が吹き、凪のポンチョがはらりとめくれる。
「わっ、凪ちゃん……!」
慌てて零がポンチョの裾を押さえるが、――間の悪いことに機材を運んでいた
橘 勇
が通りかかって、ぎょっとして足を止めた。
「……いや、俺は見てない。断じて何も見てないからな!」
なけなしの処世術を駆使して、勇はわざとらしくそっぽを向いて断言した。
こういうのは、言ったもの勝ちだ。
たとえ心臓がばくばくいっていようとも、顔が赤くなっていようとも、目が泳いでいようとも、不本意な発汗がみられようとも、見てないと言ったら見ていないのだ。
「いやあ、足元ぬかるんでる場所もあるから、気をつけないとなあ! 雨もそろそろあがるかな!? はは、ははは……」
そのまま決して目を合わせようとせずに、勇は急ぎ足で立ち去った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月17日
参加申し込みの期限
2013年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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