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イベントがある日の接客業など、休めないのが当たり前。
……そんな考え方は、
水谷 真優理
の職場であるステッラ・デッラ・コリーナには通用しない。
スタッフを気遣いシフトに融通が利く、という明るい理由であれば良かったのだが、高級ホテルと名高い職場は閑散期なんて言葉とは無縁にあるのが現状だ。
秋ともなれば、ただでさえ観光シーズンであるのに、ハロウィンやサロネコとイベント好きな寝子島は話題に事欠かず、いつだって満員御礼。当然のように、平時から連勤コース待ったなし。
するとどうなるか。日頃の行いが良ければ、こうしてイベント当日に休暇が貰えるのだ。
そうして、十数時間ぶりの職場へ真優理は戻ってきた。隣は従姉妹である
青山 絢
が居て、真優理が同僚に軽く手を振って挨拶をすれば続いて丁寧に会釈をするような、どちらが浮かれているのか一目瞭然な2人。
それがいつも通りと言えば、そう。けれど、なんだかんだ真優理も職場であるためか……それとも、関係が変わってしまったためか、少し落ち着いて見える。
「……本当にいいの?」
「いいも悪いも、絢ちゃんのドレス姿だよ? たくさんの中からコレってのを選ばなくちゃ」
フォトウエディングをするだけなら、星ヶ丘の教会など参加している式場は他にもあった。
わざわざ、真優理の職場という知っている顔のある所でなんて、何かあったらと思うと不安でならない。
今まで通り『従姉妹』としての関係であったなら、お互いを褒め合ってウェディングドレスを着るのも、せっかくのイベントなんだしと非日常を楽しめた。写真を撮るときに、ちょっと女優魂に火が付いて、妖しい関係に見えるようなポーズに挑戦したとしたって、それはそれで笑い話になる思い出のひとつとなっただろう。
――でも今は、
ただの従姉妹ではない
互いに自覚した想いは、まだ扱いに戸惑ってしまう。
ずっと従姉妹であり、想いを伝え合って育み合う期間を持たずに
身体を重ねて
しまった。その気恥ずかしさからようやく気持ちを理解した絢にとって、幸せの真っ只中にありつつ順番を違えたことが尾を引き気持ちを名状しがたい。
(私は真優理さんを愛していて、真優理さんは私を愛している)
そこに目の背けられない問題があったとしても、揺るぎない事実がそこにある。想いを疑わないのであれば、こうして人の目があるところに連れだってもらえるなら、不安に思うことなどない。
「休憩時間にカタログ見せてもらったんだけどね、絢ちゃんには和装も着てもらいたくって――」
楽しげに話す真優理の後を追って、エレベーターに乗り込む。何人か乗り合わせているはずなのに、正面の大きな鏡を目にすると、それだけを残して真っ暗な箱の中に閉じ込められた気がした。
映っているのは絢1人。妖艶に嘲って見せる
『絢』
だけが佇んでいる。
「ねぇ、お人形さん。知ってた?」
もうその名前で呼ばせない。女優の1歩だって踏み出したし、真優理と心も通わせた。
落ち着けば怖くない、弱い自分が見せる幻なんだ。自信を持てば、こんな『私』なんて。
言い聞かせて呼吸を整えた絢は、毅然な態度で正面を見返す。けれど『絢』は、そんな虚勢など知っている。
「お人形はね、座っているだけで愛でられるの。だって、お人形だもの。当然の権利よね」
心の弱いところなど、全てお見通しだ。深く深く、目を逸らしていた場所に住み着いたのは、元々あった絢の一部なのだから。
(心を揺らしては駄目)
耳を傾けるべきではないと、どこかで思っているのに。それでも、やはり惹き付けられてしまうのは、彼女が自分の一部であると――逃れられないと、識っているからだろうか。
「……真優理さんが、ずーっと一緒にいたのは誰かしら?」
ハッとしたときには、エレベーターに戻ってきていた。嫌な汗と鼓動が止まらず、嘲る笑みが未だそこにある気がする。
「絢ちゃん? 降りるよ~」
「あ……」
慌てて降りて、振り返る。ゆっくり閉まる扉の向こうには、戸惑いを浮かべた自分が映っていたけれど。
扉が閉まりきるまで、クスクスと耳障りな声がまとわりつく感覚が拭えなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月06日
参加申し込みの期限
2023年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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