this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
2人でいれば無限大!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
風船に悪戦苦闘してイチャイチャしようが、さっさと割って質問に答えようが、運営には関係ない。
どっちにしたって仲睦まじい様子が場を盛り上げるだけだと気付いた
ウォルター・B
は、懸命に抱きついてくる
稲積 柚春
に微笑んだ。
「で? 柚春はどっちがいいの?」
優しく抱きしめれば、風船を理由にずっと抱き合うことができる。風船が割れてしまえば抱き合うのは一瞬でも、質問ができる――逆を言えば、柚春を抱きしめてさえやればウォルターは何も答えなくていいのだ。
それは柚春も薄々感じていた。どちらかというと質問はしてみたいけれど、狙った問いが出てくるとも限らない。彼が答えたくないと思うような質問が出るくらいなら、抱き合っていたほうが有意義ではないかと。でも。
「……僕は、ワットのことをもっと知りたい!」
ぎゅうっと抱きしめた勢いで、風船が割れる。勢い余って倒れ込んだ彼の胸の温かさに、ゲームのことなど忘れてしまいそうになるけど、これを夢にしたくない。
「なら質問に答えないとねぇ。カードにはなんて?」
「えっと……『年齢差はいくつまでが守備範囲?』だって」
なんとも2人に誂えたかのような質問だ。
とはいえ、ドキドキと見上げる柚春の答えはわかりきっている。年上だと言うのだろう、それも結構な。
「僕は、下なら5つくらいまでかなぁ」
「えっ?」
下。今、下と言っただろうか。しかも意外と射程が広くないことに、ウォルターは内心驚いた。
彼女の年齢を考えれば、下に一回りもすれば幼児だ。上に二回りとは話が変わってくるのはわかるけど、揶揄う算段しかしていなかった彼にとって、想定外だった。
「上はワットくらいまでかな。……しっかり話したことあるのがそれくらいだから、それ以上はわからないや」
「……それはどーも」
こういう質問には、相手の年齢か好きになった人とでも答えておくのが模範解答だろう。けれど柚春は、範囲にウォルターを入れつつもそれだけではないと答えた。
ノリで答えたのではなく、本心なのだろうか。これでは、とても冷やかしにくい。
「ワットは?」
「そうだなぁ……限界決めて見落とすほうが損でしょ、範囲は特にないつもりだよぉ」
それは、興味を持てば柚春も対象だということ。
いつもの社交辞令かもしれないけれど、柚春は嬉しそうに「二言はないよね?」と笑った。
そうやって、キャッキャする競技のはずである。
風船がなかなか割れなくて、「人前で抱き合うなんて恥ずかしい!」とか。
出てきた質問に素直に答えられなくて、「なんて言えばいいの!?」とか。
ドキドキする新米カップルや、ときめきを取り戻しはじめた熟年カップルが、こぞって参加しているのである――普通は。
「うぉぉぉぉ! 合法的にっ! まゆ先生を! 抱っこ!!」
雄叫びを上げる
冴木 竜司
は、リズミカルに
相原 まゆ
を抱き寄せて風船を割っていく。
平常であればまゆのツッコミが入るところだが、ロッククライミングの成績に満足してか、餅つきよろしくタイミングを合わせて風船を2人の間に挟んでいた。
「俺は今、猛烈にっ! 感動している!!」
ある程度割ったところで、スタッフから「質問にも答えてください」とストップが入る。竜司は泣く泣く一旦感動体験を休止させ、カードの質問に向き合った。
これに答えられなくては、いくら風船を割ったところでゲームとして無効となるなら致し方ない。
「まずは……『好みのタイプ』だそうです!」
「好みぃ?」
こんなところに来る2人が、改めてそんなことを確認するだろうか。そう訝しむよう眉を顰めるまゆに、竜司はカードを差し出した。
「俺は勿論、まゆ先生が好きです!」
「私がおばさんになっても?」
小さく呆れてみせるまゆは、自分が小柄なことも童顔なことも自覚している。だからこそ子供っぽい色やデザインは避けて、少しでも相応に見られることを望んでいる。けれど竜司は――
「まゆ先生なことは、何も変わらないじゃないですか」
自他共に認める幼女好き。年上童顔だなんて、所謂『合法ロリ』だ。だから好いてくれているのだろうと……元生徒であることも理由に竜司の気持ちを決めつけていた。
「純粋にまゆ先生だから好きなんですって!」
真っ直ぐな想いにキョトンとし、小さく「好みかぁ」と呟くまゆは、竜司から視線を逸らして誰かを思い浮かべたようだった。が、すぐに竜司と向き合って意味深に笑ってみせる。
「……頑張り屋で、ほっとけない人は気になる、かもね」
それは、誰のことだろう。
問い返す前に、まゆはさっさと次のカードに手を伸ばしてしまい、聞きそびれてしまった。
「次は……『パートナーの事をどう思っていますか』? そうねぇ、可愛い人?」
自分の質問にまゆが答えている。しかも、どことなく好感触ではないだろうか。
(これなら行けるか……!?)
勢いではなく、お決まりでもなく。通算何回目かの告白をしようかと竜司は拳を握りしめた。
「あの……っ!」
「元生徒で、教員を目指すなら後輩になるってことでしょ?」
一途に健気だと揶揄っているのか、多分の意味を含めてかはわからない。
だけどまゆの微笑みが、これからが楽しみだと意地悪く見えたから。
「どいひー……」
今日もやっぱり降参だと、竜司は期待を苦笑で誤魔化した。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
2人でいれば無限大!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月06日
参加申し込みの期限
2023年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!