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狂気の笑顔が悪意をばらまく
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その日、
仙藤 紫
と
仙藤 蒼
は揃って寝子島のショッピングモールに訪れていた。多岐に渡るセールと事前の宣伝効果は抜群で、人波は強固な壁となって二人の進行を阻んだ。
「お姉ちゃん、ここを突破するのは無理ゲーすぎるわ。他の入り口にチャレンジよ」
「そんなに慌てなくても。営業を始めたばかりだし」
「甘いよ、お姉ちゃん。良い物から先になくなっていくんだよ。残り物に福なんてないんだからね」
蒼は紫の手を握ると急いで人波を抜けた。
手を繋いだ状態で駆け出し、裏手に回った瞬間、青黒い靄のような物に出くわした。急に止まることはできず、二人の姿は呑まれて消えた。
「砂漠に駅って、なんかシュールだね」
「それよりも蒼、猫になっているわ」
蒼は青い毛並みの猫の姿となった。
「そういうお姉ちゃんだって、猫なんだけど」
紫は紫色の毛をした長毛種の猫であった。
ホームをふらふらと歩いていた駅員が二人に詰め寄る。
「カメラを持っているだろ。ただちに出しなさい。盗撮は霊界でも犯罪だ」
「持っていません」
「隠しているのだろ。駅員歴七十年は伊達ではないぞ」
虚ろな目で捲くし立てる。
「お姉ちゃん、走るよ!」
蒼は走ってホームから飛び降りた。
「待って」
紫も後に続き、蒼の横に並んで砂丘を走る。
「ここは霊界?」
「そうみたいだね。でも、なんで猫なんだろうね」
蒼は楽しそうな声を出した。
「ほら、お姉ちゃん。あそこにラミアがいるよ。ゲームの世界みたいでわくわくするね」
「どうしてよ。私は帰りたくて仕方がないわ」
姉妹ではあってもかなり意見は違う。
「お姉ちゃん、あそこを見て」
蒼が指さした先に白猫の霊のような
餅々 きなこ
がいた。側には三毛猫の
三毛谷 道哉
がいて一方を睨み据えた。
青黒い蛇霊が向かってきた。存在が曖昧で明滅を繰り返す。
「させない」
穂現 まう
は黒い子猫の猫又姿で駆け付ける。
ろっこんで召喚されたまうまうは横にいて邪魔な青黒い蝶を叩き落した。
「本当に邪魔」
まうも爪の一撃を加えた。見る間に速度が落ちた。
その隙に蛇霊はきなこを守る道哉に纏わり付いた。
「邪魔をしないでおくれ」
おっとりした一言であやかしの能力『ほころびの光』を発動した。蛇霊の喉の辺りが白く光り出す。
一撃を加える予備動作で直感が働いたのか。蛇霊は自ら離れて儚い存在となった。喉は変わらず、白い光を放つ。
目にした蒼は並走する紫に言った。
「お姉ちゃん、あの蛇の攻略法がわかったよ。物に接触すると実体化して、離れると幽体化して物理攻撃を防ぐんだと思う」
「あの白い光は何かしら」
「弱点かな。こっちは二人だし、実体化役はお姉ちゃんに任せるね」
蒼は笑顔で蛇霊の周りを走り出す。
「あの気持ち悪いものに私が?」
紫は半ば目を閉じた状態で突っ込んだ。蛇霊の身体を突き抜けた。反撃とばかりに自ら身体に巻き付いてきた。
「ミサイルアッパー!」
叫んだ蒼が蛇霊の顎を真っすぐ打ち抜いた。絶叫を上げる間もなく、青黒い靄となって飛んでいった。
「紙装甲なのね」
「気持ち悪かったわ」
その近くで紫はブルッと身体を震わせた。
地響きがした。
まうとまうまうは後方に目をやる。
ラミアが砂煙を上げて倒された。その上に異形と化した
四夜五栖 手蹴
が飛び乗った。身動きが取れない敵に十二個の猫の頭が一斉に襲い掛かる。
噛み付き、食い千切り、夢中になって食べ始めた。
遠目に見たまうはポツリと口にした。
「見た目がエグイ」
「怪獣みたい」
まうまうは一言で済ませて、まうに目をやる。
「これで終わり。一緒に過ごせる」
「ずっと一緒」
まうは笑ってまうまうの手を握った。
手蹴は咀嚼しながら青黒い靄を口から吐いた。
「味がしないです。騙された気分になりますね」
近くにいたこげ茶の老猫、
逢見 いと
の自慢の毒キノコ鍋を丸ごと呑み込んだ。
「アンタ、良い食べっぷりだね」
「意外と癖になる味です。ごちそうさまでした」
最後は、ほのぼのとした感じで戦いを終えた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月23日
参加申し込みの期限
2023年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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