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狂気の笑顔が悪意をばらまく
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【A】寝子ヶ浜海岸 / トンビ
早朝のランニングが
曖浜 鴻
の日課になっていた。今の時間は昼に近く、防風林の隙間から吹く海風を全身に受けた。
その風の中には出汁の匂いが含まれている。数メートル先の道沿いにおでんの屋台を見つけた。
「悪くない」
立ち寄ろうとした時、急激に世界が広がった。着ていたウインドブレーカ―は茶色と白の縞模様となった。
「そうじゃねぇな。俺が猫になりやがった」
この言葉も日本語ではない。猫語と頭は即座に理解した。
鴻は大柄な茶トラ猫となっておでんの屋台に近づく。鉢巻を巻いた店主と目が合った。何も言わない間に白い器におでんを盛り付ける。
「食え、タダだ」
差し出された器の湯気が凄い。おでんの具はどろどろに溶けていて、それを鴻の口元に押し付けてくる。
「バカやろう! 危ねぇだろ!」
「野良猫が生意気な! それなら、これでも喰らえ!」
「なんなんだ、コイツは!」
投げ付ける包丁を躱しながら横手の砂浜を駆け下りる。肩を掠った包丁が砂浜に突き刺さった。
「血が、クソが!」
窮地は続く。上空を旋回していた青黒いトンビ達が次々と急降下を始めた。鴻は跳躍して転がり、走っては蹴り飛ばされ、顔から砂に突っ込んだ。
瞬間的に立ち上がると怒りをぶちまけた。
「こんなのは俺じゃねえ!」
上空を睨むと七羽の異形のトンビが悠々と旋回していた。悔しさで鴻の身体が震える。
目を砂浜に戻した。刺さっていた包丁を口に咥え、心の中で強く念じた。
――力だ。俺に力を。あのトンビどもをぶちのめす、圧倒的な力をくれ。
肩から滲む血と力を欲する強い気持ちが『例え己が血を流せども』のろっこんを発動させた。
猫の身体とは思えない筋肉が浮き出し、力で溢れた。
「かかってこい! トンビども!」
その気迫に相手も本気になった。再び急降下を始める。
鴻は砂煙を上げて跳んだ。相手の鉤爪を掻い潜り、羽に包丁の一撃を加えた。左手から襲い掛かってきたトンビは落下中に強烈な猫パンチを食らわす。
一回の跳躍で二羽のトンビを怯ませた。四肢を使って着地した鴻は包丁を咥えた姿で怒りの目を向ける。
――浅かった。それに数が多いときやがる。
窮地は変わらない。それでも強い意志の宿る目は諦めていなかった。
「てめぇら、掛かってきやがれ!」
独り、吠えた。
遠目で見ていた
テオ
は、やれやれだぜ、と吐き捨てるように言うと援護することなく歩き去った。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月23日
参加申し込みの期限
2023年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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