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寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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目が覚めたのは午前十時過ぎだ。
「Trick or Treat?」
背中ごしに腕を回して、
姫木 じゅん
が問いかけてくる。体を反転させると首を伸ばし、
朝鳥 さゆる
はじゅんに口づけた。
じゅん(まみ子)は昨夜、夜の仕事だった。なのでさゆるは昨日、買い物以外では外に出ていない。夜はパンプキンシチューを作った。市販のクリームシチューのルゥを使って具にカボチャを入れただけだが、それでも「ハロウィン気分ね」とじゅんはいたく喜んだものだ。
優しく愛しあった夜の余韻を引きずって一緒にシャワーを浴び、身支度をする。
「ようやくこの服の出番ね」
じゅんがハンガーから下ろしたのは、仕事着には選ばぬとっておき、ハイウェストのレースワンピースだ。たとえるならば黒衣の花嫁、黒一色だが暗さより華やかな印象、ヴェールが夜の霧を思わせる。
「さゆるも」
はい、とさゆるにはVネックのワンピースを手渡した。目が覚めるようなワインレッド、黒いフリル飾りは女伯爵然として気高く、きめ細かなビジュー飾りで華やかさも忘れていない。
先日、ふたりしてデパートを訪れ、ゴスロリ専門店にて購入したものだ。薔薇のコサージュをふんだんにあしらって、並ぶ姿は艶やかにして絢爛、印象派のてがけた人物画のよう。
「いいでしょ? さゆるってなに着ても似合うけど、こういうゴシックなのが一番って思う」
じゅんは得意げだ。
さゆるは微笑した。じゅんと暮らすようになってさゆるには明るい表情が増えた。
「いろいろコーデしてくれてありがとう。“女吸血鬼”という感じ、かな」
「そうね。でも“物憂げな女吸血鬼”って言えばより完璧。あたしはその相方の吸血鬼かしら」
「私がじゅんを吸血鬼に変えたの?」
「それいいわね」ふふっとじゅんはさゆるの腕に自身の腕をからめる。甘い、誘うような目をして言った。「でも案外、あたしがさゆるにイケナイコト教えたのかもよ?」
そろそろ出かけよう。昼間の街へ。
一夜あけても寝子島は、醒めない夢のごとくハロウィンにとどまっている。
さゆるのハロウィン☆デイズはこれからはじまるのだ。
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昨夜は楽しかったですねぇ。
充実したひとときを思い出し、それだけで
巫部 紫苑
は恍惚とした表情になった。
街全体、いやさ島全体がテーマパークだったかと疑ったくらいだ。まさしくカーニバル、光にあふれ仮装にあふれる夜だった。紫苑もセクシーな魔女に扮し、夜のシーサイドタウン、つづけて海辺を散策し堪能した。写真を撮ったり撮られたり、おなじ魔女コスの人たちと意気投合して、集合写真も撮ったりした。
高校生ゆえ遅くなる前に帰宅したが、その分たっぷりと睡眠をとって今日にそなえた。
ハロウィン☆デイズの締めくくりを見逃すわけにはいかないからだ。
昨日までとはちがいタイムリミットが近づく本日は、ほとんどの店がお菓子の一掃セールを行うのである。二割三割引きは当たり前、半額以下、ときには八割ちかい投げ売りもあったりするので見逃せない。食いしん坊の紫苑にとってはむしろ、最終日こそが本番といっていいくらいだ。
かくて意気揚々、最終日のシーサイドタウンに紫苑は繰り出した。もちろんセクシー魔女の仮装で。
いるいる。
あるある。
今年もたっぷりだった。京の着倒れ大阪の食い倒れというが、ハロウィン☆デイズ期間に限れば着倒れも食い倒れも寝子島が独占しているのではないか。
仮装者は昨夜に匹敵する多さで、夜は難しい低年齢層のかわいいコスプレ集団もいた。
もちろんグルメだって期待通り、すでにプライスダウンがはじまっていたのでケーキにクッキー、シェイクにチョコレートにジェリービーンズ、遠慮なく紫苑は買い込むのだ。
「ヘイガール! なかなかの買いっぷりじゃないか」
早朝の雄鶏のごとく威勢のいいかけ声が飛んできた。前方から近づいてくる男前は、寝子島の観光大使こと寝子サンマさんだ。ぽこぽこと歩く丸い相棒、
浜 マンボウ
も一緒である。
「はい」元気に紫苑は応じる。「ハロウィンのお菓子の食べ納めの最中なんですよ~♪ サンマさんたちも食べ歩きですか?」
「おう、食べ歩きもやっているが」親指を立てるグレイトナイスガイだ。「俺たちはスカウトがメインミッションなのさ」
「スカウト?」
「ほれ、マンボっちが言ってみろ」
サンマさんはマンボウくんにいきなり話を振った。
「きゅっ、ボクがぁ~!?」
蚊帳の外だと思ってグランド隅で休憩していた体育授業のサッカーで、いきなりパスが回ってきたような声をマンボウくんは出す。
「ジャストオーライだマンボボーイ、ここは任せた! 大丈夫、応援してるからな! 隣で!」
「きゅ、きゅう~!?」
緊張のあまり気絶しそうになりながら、それでもマンボボーイ(ていうかボーイなのか?)は紫苑に言った。
「おおお、お姉さん! か、仮装コンテストに出てくださ~い!
言い切ったはいいがそこで限界に達したようで、マンボウくんは魂が抜けたように気を失って真横に倒れた。
だがサンマさんは失神した後輩を叱ったりしない。「よくやった!」とマンボウくんの健闘をたたえ紫苑にチラシを手渡したのである。
「そういうわけでお嬢ちゃん、仮装コンテストで待ってるぜ。詳細はこのチラシに書いてある通りだ」
「コンテストに参加? 別に大丈夫ですけど」
「ナイスなアンサーだ! じゃ、また後でな!」
威勢よく告げるとサンマさんはマンボウくんともども、すごい早さで紫苑の視界から消えたのだった。
行っちゃいました。
彼らを見送りつつ紫苑は思った。
マンボウさんって、気絶からの立ち直り早いですねー。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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