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寝子島と星幽塔とを隔てる膜は、日々ゆらいでいるようである。
鋼の壁より厚くなっていたかと思えば紙よりも薄くなることがある。
おそらく太古の昔から動きは続いていたのだろう。脈動のように一定に。
だがゆらぎの振幅幅はこのところ、特に強くなってきたようなのだ。ときには地球と天王星より遠く隔たったものとなり、ときには数センチ以下となる。しかもこのゆらぎの幅は、潮の満ちかけとはまったく性質を異にしていた。ある瞬間完全に閉ざされていたはずが、次の瞬間には解放されていることもあるのだ。
原因について説明できる者はない。
だから
ルイセ・ミュレーズ
がこの場所にいる理由(わけ)も、説明できるはずはないのだった。
そもそもルイセは星幽塔側の世界、言い換えれば天王星はなく地球という概念もない場所の生まれゆえことさらに。
……ここ、どこよ?
不安な目でルイセは周辺をうかがう。
ついさっきまで、ルイセは星幽塔で仕事をしていたはずだった。イベントの手伝いで恥ずかしくも大胆な服装をしていたのだ。頭には疑似の獣耳をつけ、腰にもフェイクテイルを生やす。あとは水浴をするに等しい薄着で、むしろ全裸よりも羞恥を覚えた。大きく手足を動かそうものなら、あるいは高い場所から飛び降りようものなら、秘めるべき部分が衆目にさらされよう。
それももうじき終わり、といった時点だった。
急に足下から白い光が伸びて包まれ、まぶしさのあまり目を閉じたその数秒後には、ルイセは見知らぬ場所にいる自分に気がついたのである。
どうやら巨大都市らしい。うず高い石造りの建造物に取り囲まれている。足下もずっと石畳だ。
にぎわう大通りの真ん中らしく、数え切れないほどの通行人がいる。四角い牛が走っているのを見た。空にも見慣ぬ怪鳥が飛んでいた。だがルイセがいた場所のように、竜や大型獣は見当たらない。牛も怪鳥も無機質で生命が感じられないのだ。牛のなかに着席した人があるところを見るに、どうやら乗り物、それも機械のたぐいと考えたほうがよさそうだ。さすれば怪鳥もやはり機械か。
機械文明の世界なの?
第六階層には飛空機械が舞うと聞いたことがある。人々は岩を削りくりぬいて住居にしているという話もあった。いずれもこの環境と合致するといえよう。自分はうっかり第六階層に迷い込んでしまったのだろうか。
でも、ちがうような。
伝え聞く第六階層だとすれば、もっと過酷な自然環境であり人口は少ないはずだ。こんなに文明化されにぎわっているはずがない。
だとすればルイセの知らぬ階層なのか。あるいは第六階層の実際が、ルイセの断片的な知識をはるかに凌駕していただけか。
ともかく。
いつまでもうずくまっているわけにもいかない。ずいぶん注目を浴びているではないか。衛兵でも呼ばれてはたまらない。はっとして立ち上がると、とくに目指す場所もないままルイセは探索をはじめた。
石畳を踏む素足がざらざらする。こんなことならサンダルくらい履いておくのだった。
交易で栄えている街かな? と思った。
妥当な推測ではなかろうか。なぜってここはルイセが知るどの都市よりも、多くの種族を目にしたからだ。服装もまちまちで、自分のような薄着もあれば、寒冷地のような分厚い毛皮をまとう姿もあり楽しい。ただ、体格はだいたい平均的で、巨人や小型サイズの妖精がいないことだけは多少気になった。
だがすぐにありえないものを見た。
「やあ、いい仮装だね」
尖った耳なんて本物みたいだな、などと言いながら魚が歩いてくるのである。魚っぽい顔立ちではなくて本当に魚、魚の体に細い手足が生えている。脚がひょろ長いせいか見上げるような背丈だ。張りのある声で爽やかに笑っていた。
驚いたことにこの怪魚を目にしても周囲の人は平然としているではないか。第六階層(?)ではありきたりの種族なのだろうか。
仮装は事実ですが下の耳は自前です、と思ったもののルイセの口をついた言葉はこっちだ。
「魚!?」
事実だからかおおらかな性格だからか魚人はまったく意に介さず、
「観光大使のサンマさんと呼んでくれ。今日はスカウトの任務を帯びている」
と親指を立てた。
「スカウト(斥候)? だったら私も仕事としてやっていますが」
「なるほどスカウト仲間ということだな」意味が通じたのかは謎だが、ともかくサンマは喜んだ。「なら仲間のよしみだ。実は参加者が足りなくてね。単刀直入に言う。来てくれ」
「はあ」
なんの参加者なのだろう。
気の抜けた返事なのにサンマは大いに喜び、ルイセの手を引いてどんどん歩きはじめたのである。
「開催時間まであとわずかだ。悪いがお嬢さん、走るぞ」
言うなり風のように走る。仕方なくルイセはあわせるが、そうすると衣装もひらひらしてしまい端的にいって危ない。片手で布を体に押しつけた。
斥候の仕事があるということ?
でも私、この街の、というかこの階層の土地勘ないんですけど……?
それはそうとしてサンマ氏の手はヒレなのだろうか。
だとすればずいぶん器用なヒレねとルイセは思った。
その後会場と呼ばれる場所にサンマ氏の同類マンボウ氏なる者の姿も目撃して、ますますルイセは混乱することになる。マンボウには腕がないのだ。
一体何者なのか?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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