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グルメな風が、ふわふわほわわ~ん☆
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空は薄青く、綿あめのような雲が漂う。吹く風は仄かに甘い。時に桜の花弁を運び、人々は香る空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
「なんか、ええなぁ」
春名 あきら
は茶色い目を細めた。自然に溢れた遊歩道を歩きながら軽く両腕を広げて伸びをする。ふくよかな胸は迫り出して重そうに揺れた。
気持ちの良い風に導かれるように歩を進める。緩く編んだシニヨンが弾み、真珠のネックレスは首元で白い輝きを放つ。
その時、少し強い風が吹いた。甘い香りに別種の匂いが混ざり込む。
「なんやろ?」
目は一台のキッチンカーに向かう。足を速めて近づくと匂いが強まった。
ホットドッグとあるが種類は多い。挟んだソーセージの間からピクルスやサラミが食み出していた。ソースもケチャップやマスタードに限らず、ホイップクリームを掛けたデザートに近い物まであった。
「迷うわ~」
頬に軽く人差し指を当てる。食欲に負けて舌先がちらりと見えた。
「これにするわ」
あきらは明るい表情でチリソースのホットドッグを指さした。
広々とした公園に一台のキャンピングカーが停まっている。近くに置かれた立て看板には『新作の試食会』と書かれていた。
七夜 あおい
は青い瞳を輝かせた。
「あれ、なんだと思う?」
隣にいた
鴻上 彰尋
は深く息を吸った。
「香ばしい匂いがする。これはパンかな」
「ハンバーガーかも」
あおいは周囲の人々を見て言った。
「同じ紙の包装だね。齧り付いて食べているから当たっているのかな」
「少し歩いたからお腹が減ったよね」
あおいは白い歯を見せて豪快に笑う。彰尋も釣られて顔を綻ばせた。
「俺が買ってくるよ」
彰尋は真っ先に駆け出した。あおいは芝生の空いたところにちょこんと座る。
「買ってはきたんだけど」
紙袋を持った彰尋は苦笑いを浮かべて隣に座った。
「私もお金を出すよ」
「あ、いや。高くはないから。ただ、ハンバーガーが少し変わっていて」
「新作ってあったもんね。食べてみようよ」
「それが問題で」
彰尋は紙袋からハンバーガーを取り出した。バンズに二つの突起が付いていた。よく見ると目や口、髭が表現されていて猫に見える。
あおいは顔を近づけた。
「これを食べるのは、ちょっとね」
「可愛いだけに抵抗があるんだよ」
躊躇う二人の前を
佐藤 瀬莉
が元気に走り抜ける。一直線でキャンピングカーに行くと大きな声で言った。
「ハンバーガーを一個ね」
包みを受け取ると子供らしい笑顔を見せた。ツインテールを振りながらキョロキョロして、あそこ、と声を上げて芝生に座る。両足を投げ出した姿になってハンバーガーを顔に近付けた。
「かわいい猫ちゃん」
笑顔で語り掛けると大きな口を開けた。猫の顔の部分に齧り付いて幸せそうな顔で口をモゴモゴさせる。
「可愛いのに食べるのか」
彰尋は目を丸くした。隣にいたあおいが、食べようよ、と笑って口にした。
「そうだな」
二人は瀬莉に倣って大きな一口で齧り付いた。
倉前 七瀬
は歩きながら探るように目を動かす。
――ゆたっと本ば読めるところは。
右手に持った文庫本に目を落とす。立ち止まって中を開こうとした。嫌がるように頭を振ると脇道に飛び込んだ。
通りに出ると横手から声を掛けられた。
「倉前ぇ、なにを急いでいるんだぁ」
「ウォルター先生!」
驚きは一瞬で即座に笑顔に変わる。七瀬は
ウォルター・B
に駆け寄った。
「先生、それは」
肩に掛けたトートバッグに目を移す。下部が大きく膨らんでいた。
「サンドイッチと飲み物が入っているんだよぉ。今日は天気が良いからねぇ」
「先生の手作り、ではないですよね」
「僕は家事が苦手だからねぇ。もちろんメイドの手作りだよぉ。ここで会ったのもなにかの縁だよねぇ。一緒にどうかなぁ」
ウォルターはトートバッグを軽く持ち上げて微笑んだ。
「お供します」
七瀬は満面の笑みで返した。
二人は共に歩き、見つけたベンチに腰掛けた。間に挟まる位置にランチボックスと二人分のコップを置いた。
「紅茶ですね。いただきます」
「サンドイッチも美味しいよぉ」
柔らかい日差しの中、二人は談義に花を咲かせた。
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笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年12月16日
参加申し込みの期限
2022年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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