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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【足湯と足と】
行梨 謡
と
屍 骸
が足湯に到着したころには、
丑都渡 紗姫
はすっかり温まっていたようで、二人を見るなりお湯から足を出した。
「あれ、丑都渡は先に入ったのかー」
「えー、そりゃぁバネといきなし、何か水虫持ってそーじゃん」
うつされる前に入っておくことにしたのだという紗姫に、謡は軽口をたたく。
「おー。水虫うつしてやろうかと思ったのに残念だなー」
「ほらー、サイアクー」
紗姫が出て場所があいたところに、謡と骸は並んで入った。
「おーっ、足湯初めてだけど、きもちー……」
「はわわ~~~」
普通にほっとする謡の隣で、骸は白目をむいていた。
そんな骸には気づかず、紗姫が謡に足を突き出す。
「それよりいきなし、あたしメチ足疲れたんだけどー。あたしの美脚、マッサージしてよー」
「……ん? 美脚?」
それはどこにあるのだろうか。きょろきょろ見回す謡にひややかな目を向けて、紗姫は急かした。
「温まってるうちにマッサージしないと、疲れとれないじゃーん」
「……おう。いーけど」
要求がエスカレートする前に、謡はしぶしぶマッサージを始めた。
もみもみ。もみもみ。もみもみもみ……。
「丁寧にやってよー」
「おー」
「はわわわわわわ~~~~……」
このとき骸は、これが成仏ってやつかと、しみじみ感じ入っていた。
この日の骸は頑張った。
彼なりにはしゃぎまわったし、故郷に錦もかざった。
しかし、お湯につかりながら考えていたのだが、アンデッドの身としては、回復系のお湯につかったらダメージをくらう可能性もあるだろう。
実際、足の先からじわじわ浄化されていくのを、骸は体感しているところだ。
昇天しかかっている骸の表情にようやく気づいて、謡は土産に買った饅頭をさっと供えた。
両手を合わせて、携帯を取り出し、写真を撮った。
「ゾンビ in 足湯、っと~」
レアな写真は、きっと良い旅の思い出になるだろう。
「紗姫さんは楽しそうにしていますね……、よかった」
足湯にやって来た
添木 牡丹
は、お湯に足をひたしてくつろぐ
音海 なぎさ
の足に注目した。
「フフ……、音海くんの足はきれいですね……。うらやましいです~」
「えっ、そうかな」
意外そうにまばたきをするなぎさに、牡丹はつめよった。
「私の足は包帯で傷だらけですし、きれいだと思いますよ。ちょっと触らせてくださいよ~」
ふざけて手を伸ばしてくる牡丹に、なぎさも笑った。
「もうっ、ほら、服まで濡れちゃうよ」
「そういえば、さっき水をかぶりましたからね~」
「うん、あれは驚いたね。でもよかった、添木くん楽しそうで。君が笑ってると、ほんわかするね」
「本当ですか? えへへ、音海くんこそ癒しの笑顔ですよ~」
にこにこと微笑みを交わしながら、そういえば、となぎさは思う。
「たしか、
あのとき
も温泉街で会ったよね」
「北海道に行ったときですね、奇遇でした~」
「おかしな縁だね」
「あったかいご縁ですよ~。今日の足湯も、足のツボが刺激されて効果がありそうですね」
「そうかも。ぽかぽかになるね、きっと」
「はい~」
危なっかしいところもあるけれど、ひたむきでかわいい笑顔だなと、なぎさは思った。
財前 華蓮
は、くたびれていた。山道の下りダッシュがじわじわきている。
「はぁ……。もう一歩も動けませんわ」
足湯に爪先から沈めていくと、ほどよい熱に包まれた。
「んー、足湯気持ちいい……。いやはや、山道はきついねぇ」
隣では、
八重崎 五郎八
がくつろいでいる。そして、さらにその向こうには、
剣崎 エレナ
の姿があった。
「八重崎さん、足を揉みましょうか?」
体力がない五郎八を誘ってしまった負い目から、華蓮は下手に出て言った。
「いや~、平気だよ。足湯につかっているだけでほっとするからね」
「そうですの? それなら……」
華蓮は顎をつんと持ち上げ、エレナに自分の足を見せつけた。
「ちょっと剣崎さん。貴女のせいでもうヘトヘトなんですの。貴女、私の足腰を揉んで下さらない?」
「あら、残念。ぜんざいさんの太い足は、私の手には余るようね」
「太くなんてないわよ! ごらんなさいな、このスラリと伸びた芸術品のような足を!」
「むやみに足を動かさないでちょうだい。お湯が跳ねて迷惑よ」
じゃれああう二人の間に座って、五郎八はなだめた。
「まあまあ、二人とも。せっかくの湯煙美人なんだから、ほら落ち着いて」
「あら、失礼」
エレナが富士山を見上げて、つぶやいた。
「展望台からの眺めも素晴らしかったけど、こうして見上げる景色も素敵なものね」
「私の美しい心が、いっそう洗われるような一日でしたわ」
「洗いがいがありそうね」
「そっちこそ……」
声のトーンをおとして言い合いながらも、彼女たちの表情はやわらかだった。
霧生 深雪
と一緒に足湯につかりながら、
ロベルト・エメリヤノフ
はどきどきしていた。
こころなしか、呼吸も荒い。あーっ……と、感極まったような声も時折漏れて、深雪は顔をしかめた。
「……何ジロジロ見てんだよ、気持ち悪い!」
深雪はお湯の中で、ロベルトの足を踏んづけた。
「あっ、いたた」
踏まれて、蹴られて、ロベルトは嬉しそうだ。
そーっと深雪の様子を観察しようと考えていたロベルトだったが、生足の魅力の前に屈してしまった。
「足湯はいいなっ、最高だよなぁっ」
鼻息の荒いロベルトは気にくわないが、深雪もその意見には賛成だ。
「いっぱい歩いて疲れたからなー。……はぁ、気持ちいー」
ロベルトの肩が跳ねる。
「きっ霧生、今のもっかい言って!」
「はぁ? 足湯も悪くないなって言ったんだけど」
「違うだろーっ、もっと素敵な言葉で表現してたよなっ!?」
もう一度聞きたいというロベルトに、深雪は首を振る。
「お前、何言ってんのか、わかんねー」
あくびをひとつもらして、深雪は目を閉じた。
「……なんか、眠くなってきたな」
うとうとする深雪の頭が揺れていた。
「……霧生?」
小声で名を呼ぶロベルトの肩にもたれかかって、深雪はしばらく、そのまま眠った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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