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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【ハイキングコースにて】
「おっ、いい靴をはいているな。なかなかやるじゃないか」
のんびりと下山しながら、豪が天吏の靴に目をとめた。
「…………」
無言のまま、野鳥にカメラを向ける天吏がはいているのは、山岳用の頑丈な靴だ。
やわらかな印象の彼女にしては、ずいぶんと気合いの入った靴とカメラだが、当人にとってはこの場にふさわしい装いでしかない。
「いくらでも歩けそうだな、山にぴったりだ」
山歩きに不慣れな生徒がいたら手助けしようと考えていた豪が、手放しで褒める。
「……慣れてるから」
「山はロマンだよな」
豪の言葉に、天吏はわずかに頭を揺らした。
山が素晴らしいのは、天吏にしてみれば、鳥がたくさんいるからだった。
「皆、順調に歩けているな、よかった」
最後尾を歩きながら、櫻は周囲にしっかりと気を配っていた。
まゆ先生にくっついている竜司が目につくが、あれはいつものことだ。
「疲れていないか?」
うろちょろしながら写真を撮りまくっている真央を気遣う。
「大丈夫! 真央ちゃん、元気いっぱいなのだー!」
「あらまあ、頼もしいわねぇ」
ほほえましげに、杏太郎が目を細める。
翠子や冥とおしゃべりをしながら、のんびりとした歩調ではあったが、こちらもしっかりとした足取りで山を下っていた。
「緑が清々しいねっ」
冥は終始ご機嫌だ。
「お天気に恵まれてよかったわよね、それに、思ったよりも歩くペースがゆっくりで安心したわ」
景色を楽しむゆとりがあってよかったと、杏太郎は胸をなで下ろす。
ハイキングコースの担当がまゆ先生だと知ったときには、もしや体育会系の集う強行軍コースなのかと懸念したものだ。
「空気がきれいよね」
翠子も肩を並べて歩きながら、ときどき足を止めて木々や草花にカメラを向けていた。
山頂ではスケッチもできたことだし、たまにはこういうのんびりと自然を楽しみながら散策するのも素敵だな、と思いながら。
エレナの後ろにぴったりとついて歩いていた華蓮が、言いがかりをつけた。
「剣崎さん、貴女歩くたびに縦ロールをビヨンビヨンさせるのやめてくださる? 気が散りますわ!」
すっかり慣れてしまったのか、気のない様子でエレナが言い返す。
「ぜんざいさんこそ、その髪型は私の真似なの? できそこないなの? 見苦しいわね」
「なんですって、真似なんてしてませんわ! 思い上がりはよしてくださいな!」
ぎりぎりと歯を噛みしめて、華蓮が言いつのる。
「貴女とは、そろそろ決着を付けないといけないみたいですわね」
「まあ、髪型で?」
「そんなわけないじゃないの、誰の目にも貴女の敗北があらわになる方法で勝負ですわ」
ふふんと不敵に、華蓮は笑った。
「どちらが早く下山できるか競いましょう、はいっ、よーいスタート!」
エレナの了承を得もせずに、華蓮は突然走り出した。
「あっ、華蓮さん……」
五郎八が目を丸くする。
「あいかわらず身勝手な人ね、まったくもう」
眉をしかめて、エレナも追って、走り出した。
「おーい、走ると危ないぞ!」
ぎょっとして、後ろから豪が声をはりあげた。
「……って、聞いてないな、あいつら!」
足早に追いかけてきて、豪は一人で取り残された五郎八に話しかけた。
「あの二人、何で急に走り出したんだ?」
「あー、どうなんだろうね。華蓮さん、ムキになっちゃうんだよ 、きっと」
「下りの道を走るなんて危ないんだがな」
「まあ、そんなに無茶はしないんじゃない? ……いや、どうかなぁ」
五郎八はいまいち自信なさげだ。
「八重崎は一緒には走らないんだな」
「うーん……、私はあんまり体力ないから、あのペースだとついていけないかなぁ」
「そうか。疲れたら言えよ。荷物くらいなら持つからな」
「うん、ありがとう」
やすやすと挑発にのるなんて、華蓮と似たもの同士なのかと五郎八に思われていたエレナだったが、ほどなくして足を止め、一人で歩いて戻ってきた。
「あれ、剣崎さんどうしたの?」
五郎八が訊ねると、髪をかきあげて、エレナは首を振った。
「考えてみれば、私がぜんざいさんに付き合って走る必要はなかったのよ」
「あー……、そこに気づいたんだ」
華蓮が戻ってくる気配はない。一人で走っているのだとしたら、間が抜けているようでもあり、気の毒なようでもある。
「ぜんざいさんは愉快なかたね」
同じようなことを考えたのか、エレナがふもとのほうに目を向けて言った。
「うん、私、華蓮さんとはルームメイトなんだけど、いつもひたむきなんだよね~」
「あら、あの人と同じ部屋なの? たいへんそうね」
「いやぁ、けっこう楽しいよ。剣崎さんには、いつも迷惑かけてるみたいだけど」
「ふふ、いつも超特急よね」
楽しそうにエレナが笑う。
「あんなに急いだら、せっかくの遠足も楽しめないだろうに、なあ」
呆れた声で豪がこぼした。
「でも、とても楽しそうに走っていたわよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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