this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
【帰ろう。バスに乗ろう】
足湯でくつろいだ生徒たちは、バスの乗り場に集まった。
「さあ、順番に乗ってね。忘れ物はないよねーっ?」
まゆ先生にうながされて、
七緒 璃音
はバスに乗ろうとした。
その視線が、運転席に釘付けになる。
「……って、コブラじゃねーか!!!」
口走りながら、璃音が感じていたのは、既視感だ。
「あっ、よく言われます」
さわやかに片手をあげて、運転席に座っていた
野沢 コブラ
が挨拶した。
「何で運転席にいるんだよ! アンタ免許あんの!? 絶対ないだろー!」
「人生に免許など必要ないんだぜ」
「アホかっ! いいから帰れー!!」
まくしたてる璃音の脇から顔をのぞかせたまゆ先生が、顔をひきつらせてコブラをつまみあげた。
「運転席はおもちゃじゃないよ、降りようねーっ!」
「いや、俺はバスの内輪差が面白いって聞いたから、一度運転してみたかっただけでだなっ……」
コブラの発言を無視して手荒くぽいっと放り出し、先生は生徒たちをなだめた。
「もう怖くないから大丈夫だよー! 本物の運転手さん、すぐに戻ってくるから、皆は席についてねー!」
「えっとー……、今日は突っ込み疲れたなーっと……」
車外に追い出されたコブラを見ている璃音の肩に、巧先生の手が乗せられた。
「七緒さん、大丈夫やから、着席しようや」
「あ-、はい。でも……」
コブラの行く末が気になる璃音に、巧は告げた。
「心配いらんで。帰りの電車の時刻表は手渡し済みや」
「あっ、そうですかー。さすが先生……」
「全員乗ったな」
車内を見回して、
楪 櫻
は確認した。
「真面目だなーっ」
携帯をいじりながら、
冴木 竜司
が櫻に話しかけた。
「性分なのかもしれんな。冴木、下を向いていて酔ったりしないのか?」
「平気、メールするだけだから。中三女子に!」
竜司にとって妹のような存在の女の子に、遠足の写真が見たいと頼まれていたのだ。
「旅の思い出といったら、これが一番だな~。まゆ先生とのツーショット!」
ご機嫌な竜司に、「座れば?」とうながされて、櫻はうなずいた。
シートに腰かけて、櫻は今日の遠足のもようを振り返っていた。
「私は、学級委員としてきちんと仕事がこなせたのだろうか……」
車内はにぎやかで、生徒達の顔はどれも満足げなものだった。
「いい遠足、だったんだろうな」
ひとりごとのつもりが、竜司から返事があった。
「楽しかったな。俺もまた明日から頑張れそうだぜ」
「そうか。それはよかった」
「楪もな」
佐々 寿美礼
と
杜守 綾乃
は、今日撮った写真を見返しながら、遠足の思い出について語り合っていた。
「こうして見てると、やっぱり楽しかったですね、遠足」
「フッジーもちゃんと撮れてればよかったのにねーっ」
「ええ、あのときはびっくりしましたね……」
そこへ、
秋ノ宮 こまち
も会話に加わる。
「フッジーは現れたと思ったら、すぐにいなくなってしまったのよね」
「ほんと、遠足も何が起こるかわからないね!」
近くの席では、
大天使 天吏
がバス酔いも気にせずに、野鳥の写真を整理していた。
「素敵な写真ですね。鳥がそんなにたくさんいたなんて、気づきませんでした」
天吏に気づいた綾乃が、話しかけた。
「私も今日はたくさん撮ったんですよ、写真をお土産にしようと思って」
「私はお土産、これだよ! サクランボたくさん採ったの!」
大量のサクランボを持っている寿美礼に目を向けると、天吏はぽつりとつぶやいた。
「私は、誰にもあげない。……だって、家には私以外、誰もいないから」
霧切 翠子
と
榛名 冥
が、さくらんぼの袋に気がついた。
「あっ! それって農園のさくらんぼじゃない? どうだった、サクランボ狩り!」
「楽しかったよ~! あっそうだ、これみんなで食べよっか」
「いいの? メイ食べたいな! ありがとーっ」
「うん。うちはお兄ちゃんにあげるぶんだけあればいいから、遠慮しないでどうぞー」
「やったー!」
寿美礼にサクランボをわけてもらいながら、翠子と冥も会話に加わり、皆でそれぞれのコースの思い出を語り合った。
「このサクランボ、おいしいわね、甘酸っぱくて」
「うん、翠子ちゃん。おいしいねーっ」
湖の写真を見せてもらったり、あじさいの写真を見せてあげたりして、話がはずむ。
「この水玉の花にね、メイはみんなの恋が実るようにってお祈りしてきたよ」
叶うといいなぁ、と語る冥に、翠子が微笑んだ。
「無病息災を祈って、鐘も鳴らしたわよね」
「楽しかったねーっ」
しばらくそうして話すうちに、綾乃はうとうとし始めた。
小さくあくびをもらして、こまちもそっと目を閉じる。
「私も少し、疲れたわ……」
疲れた顔をしている生徒は多いが、それだけ皆が楽しかったという証拠だろうと、こまちは思った。
やがて、綾乃につられるように、こまちの頭もこくりこくりと揺れ出した。
誰もが他のコースの話題には興味があるようで、
龍目 豪
が
十文字 若菜
と
長門 瑞鶴
にこう訊ねた。
「そっちはどうだった? カチカチ山は楽しかったぜ」
「うん、遊園地、怖かったけど楽しかったよ~」
「怖いというより、大変だったわね……」
なかなかお化け屋敷から脱出できなかったことを思い出し、瑞鶴は肩をすくめた。
「方向見失ったりしたよねーっ」
「お化け屋敷の中でか? 大変だったな」
驚く豪に、瑞鶴はしみじみとうなずく。
「そうなのよ……」
お化け屋敷の顛末を語りながらも、瑞鶴は学級委員として周囲に注意をうながした。
「……寝ている人もいるから、少し小さな声で話しましょうか」
「そうだね、楽しかったぶん、疲れちゃった人もいるよね~」
「どのコースのやつらも、今日はたくさん歩いただろうからな」
それぞれが、自然と親しんだぶん疲れたのだろうと、豪は思った。
「豪君、その荷物は何?」
「ああ、これか。探検部の後輩たちに土産を買ったんだ。喜んでくれるといいんだが」
「もちろん喜んでくれるよーっ」
「そうか? 写真も撮ったんだ。ほら、これ……」
豪が撮ったという写真を見せてもらいながら、若菜も瑞鶴に告げた。
「私も今日撮った写真、現像したらあげるね」
「ありがとう。楽しみにしてるわ」
「ねえ、シグレ君たちはどうだった? ……って、ありゃ」
他の人たちの話も聞こうと、若菜は座席の向こうの
シグレ・ナイトウォーカー
に話しかけようしたのだが、このときシグレは既に夢の中だった。
「……寝ちゃった?」
若菜の問いかけに、シグレに肩を貸していた
弥逢 遊琳
が口元をゆるめた。
「さんざん遊び倒したからね、疲れちゃったみたい」
「そっかー」
「かわええ寝顔しよって。ほっぺつっついたるぞー?」
からかう
服部 剛
を、遊琳は人差し指で制した。
「しーっ、学校着くまで寝かせてあげて。きっと楽しい夢を見てるから」
「冗談やて、……楽しかったもんなぁ。弥逢も、今日はおおきにな」
「こちらこそ。シグレも、遊園地初めてって言ってたものね。楽しかったんだと思うよ」
「シグレ、あどけない顔しとるなー。なんや、見てたら眠くなるわ……」
ふあーっと、大きく剛があくびをした。
「俺もちょっと寝よ……かな……」
ほどなくして眠ってしまった剛と、それからシグレに、遊琳はささやいた。
「おやすみ」
遊園地では、遊ぶのに忙しくて、デジカメの出番がなかった。
遊琳は二人を起こさないようにそっとカメラを取り出すと、無防備な寝顔を記念におさめた。
「これも立派な旅の思い出だよね、大切にするよ」
ひそひそとした声の行き交う車内で、遊琳は微笑みを浮かべて友人たちの寝顔を見守った。
ゆりかごのように揺れながら、バスは思い出をのせて、夕方の道路を走っていった。
END
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
おつかれさまでした!
2年生の遠足を無事に終えることができました。
皆様のおかげで、楽しい遠足となりました。
Aコース、ウォルター先生が意外と活躍していました。
Bコース、お友達と一緒の遊園地は、元気いっぱいです。
Cコース、自然と触れあって、とても健康的でした。
明るくて、楽しくて、帰りのバスの車内ではちょっと眠くて……、
そんな感じの、素敵な一日になったと感じています。
このたびは、まことにありがとうございました。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!