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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【山頂にて】
展望台からおよそ10分、山を登ると山頂に着いた。
「絶景だな……富士山と河口湖の大パノラマだぜ」
ジャージに着替え、山歩き用の靴まで着用しているのは、探検部部長の
龍目 豪
だ。
「たしかに、なかなか見応えのある光景だな」
櫻が景色を楽しむ隣では、さっそく真央がデジカメであちこちを撮影し始めた。
「よし、俺も記念撮影しとくか」
「本当に素敵な光景ねぇ」
シャッターをきる豪の後ろで、杏太郎もうっとりと遠くを眺めた。
「オーッホッホッホ! 空気が綺麗で清々しいですわねー!」
高笑いがひびいた。声の主は、
財前 華蓮
。
「まさしく、この私にふさわしい大パノラマですわ!」
高いのも大きいのも、華蓮は好きだ。
「完璧な景色と、完璧な私。いやー、本当、あの女がいなければ、最高の気分でしたのに」
そう言って、華蓮はわざとらしく
剣崎 エレナ
を横目で見た。
「ねえ、八重崎さん、貴女もそう思いませんこと?」
「えっ!? 華蓮さん、……ええと、それはどうだろうねぇ?」
華蓮とエレナを見比べて、
八重崎 五郎八
は苦笑をもらす。
「騒々しいですわよ、ぜんざいさん。山の空気が汚れるようだわ、静かになさって」
「なんですってー!」
エレナにかみつく華蓮を眺めて、五郎八はしみじみとつぶやいた。
「いやー、華蓮さん、今日も元気そうでなによりだよ。うん」
「いい眺めね~」
まゆ先生の背後を守るかのように、竜司がぴったりとついて歩く。
「山頂に立つまゆ先生、神々しいです! 拝んでいいですか!」
「……やめてちょうだい」
「ほう、たしかにええ景色やな。ここでも写真撮ろうやないか」
巧先生も遠くを眺めて、カメラを構えた。
「ほら、皆、富士山しょって並ぶとええ」
「真央ちゃんも! 真央ちゃんも集合写真撮りたい!!」
このままでは卒業アルバムに巧先生が撮った写真を使われてしまうと、危機感をつのらせた真央が主張した。
「だったら順番に撮ろうやないか」
「わかったのだ!」
「天吏ちゃんもいらっしゃい、こっちよ」
離れたところで空を見上げていた
大天使 天吏
を、まゆ先生が呼ぶ。
天吏はこくりとうなずくと、そっと加わり、端に立った。
頂上でも集合写真を撮ったあと、巧先生が生徒たちに言った。
「ここで少し早いけど、お昼にしようや」
「ここから歩いて山を下りるからね、皆ちゃんと食べておくのよ」
「やった~、私、山でお弁当食べたかったのよね」
翠子が喜んだ。
「どこで食べようか、翠子ちゃん」
「んーっと、そこの段差に並んで座って食べない?」
「さんせーっ! みんなも一緒に食べようよ!」
「あら、いいわね。お邪魔するわ」
冥の声かけにのって、杏太郎と豪も並んで腰をおろす。
「剣崎さん、あなたどうせお友達がいないんでしょう。一緒に食べてあげてもよくってよ」
「華蓮さん、素直じゃないね。……でも本当に、よかったら一緒にどうだろう、剣崎さん」
たびたびつっかかってくる華蓮に肩をすくめながら、エレナはうなずいた。
「そうね、ぜんざいさんはどうでもいいけど、八重崎さんとだったらご一緒してもいいかしら」
「いちいち突っ込むのも面倒だけど、私の名前は財前よ!」
「ああいやだ、やかましいこと。ところであなた、やはりデザートはぜんざいなの?」
「そんなわけないじゃない!」
「まゆ先生、お弁当一緒に食べましょう! むしろ、あーんとかしちゃいましょう!」
「それなら私も」
「真央ちゃんも一緒に食べるのだ! おにぎりたらふく食べるのだっ」
まゆ先生の周囲には、竜司と櫻、真央が座って弁当を広げた。
「そういえば相原先生、下りのハイキングコースでは、遅れる者がいないようにしんがりをつとめたいのですが、構いませんか」
櫻らしい
気配りに満ちた
発言
に、まゆ先生は笑顔をみせた。
「そうねえ、緩やかなコースだけど、見ていてくれると安心かも。私も気をつけるけど、櫻ちゃんも注意しておいてくれる?」
「はい」
櫻は日頃の鍛錬もあり、体力には自信があった。
しかし、いくらゆるやかとはいえ山道のことだ。誰かが置いていかれるようなことがあってはならないと思う。
「まゆ先生! 俺にも何でも言いつけてくださいっ」
いいつのる竜司にも、笑顔を向けて、まゆ先生がうなずく。
「うん、そうだね、何か思いついたらね」
「やったー!」
お腹が満たされると、周囲の自然にもいっそう注意が向くようで、ほうぼうから届く鳥の鳴き声に気づいて、冥は顔を上げた。
「きれいな鳴き声だねぇ」
「自然が豊かなのよね。……まだ時間あるかしら。私、風景をスケッチしたいわ」
弁当箱を鞄にしまうと、翠子はスケッチブックを取り出した。
「先生がたにきいてみよっか」
「そうね」
翠子がまゆ先生に訊ねると、先生はさらりとOKをだした。
「バードウォッチングしてる人たちもいるから大丈夫よ」
「そういえば、たー先生はバードウォッチングが趣味でしたよね?」
「そうみたいね。ほら、向こうで天吏ちゃんと一緒にいるみたいよ」
まゆ先生が指さすほうで、二人は何やら話をしている。
「他にも野生動物いるかなっ?」
「私たちも行ってみようか」
冥と翠子は、二人のいるほうへと足を向けた。
生徒たちから少し離れたところで、天吏は野鳥にカメラを向けていた。
リュックから取り出したのは、一眼レフだ。
首からかけたカメラを構える姿は、やけに様になっている。
「メジロやな。大天使さんは、鳥が好きなんやな」
同じように野鳥を観察していた巧先生が、穏やかな声をかける。
「……食べてる」
エサをついばんでいるメジロの様子を、天吏は一言だけつぶやいた。
「かわいらしいもんな」
無言でうなずき、天吏は他の鳥にもカメラを向けた。
天吏のカメラがとらえるのは、野鳥ばかりだ。
「大天使さん、向こうにヤマガラもおるで」
話しかけられても、視線を鳥から離しはしない。
けれど、声は届いているようで、天吏はヤマガラにカメラのピントをあわせた。
「ヤマガラは、正面から見た顔がかわええからなぁ」
シャッターを押して、天吏はこくりとうなずいた。
「たー先生、バードウォッチングですか?」
そこへ、鳥の話に加わろうとして、翠子と冥が寄ってきた。
「おお、そうや。ここらは野鳥がたくさんおるからな。少し離れたところには、野鳥の森公園いうんもあるんやで」
「へえ~」
「そこにはバードウォッチング室なんてもんもあってな、なかなか楽しいところや」
「そうなんだぁ。あ、先生、あの鳥は?」
冥が、黒と茶の縞模様が特徴的な鳥を指さした。
「……ホオジロ」
ぽつりと、天吏が名をつぶやく。
「へえ、ホオジロっていうんだね。かわいいなぁ」
「ホオジロは鳴き声も変わってるんやで」
「そうなんですか? 鳴いてみてくれないかなぁ」
翠子と冥が見上げていると、巧先生が鳴き真似を披露してくれた。
ピッピチュ、ピリチュー!
「あんまり似とらんけどな」
必死に口をとがらせる先生の顔が面白くて、周囲でいくつも笑い声があがった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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