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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【お化け屋敷は好きですか】
内藤 武諭
は、ぐるりと園内を見回した。
様々なアトラクションを楽しむ人々の笑顔がまぶしい。
なんとも平和な光景だ。こういうのも悪くない。
「ふふーっ、夏帆ちゃんの行きたいところは決まってるのよねーっ」
幼馴染みの
島野 夏帆
は、お目当てが既に決まっているらしい。
「どれだ? 仕方ないから付き合ってや……」
「もっちろん、お化け屋敷!」
「おいィ!? ちょっと待て!」
武諭はうわずった声で夏帆をひきとめようとした。
「お化け屋敷は、ちょっと……その、アレじゃないか?」
「なあに? もしかして怖いの? ナイト様とあろうものが情けないわねー!」
「いや、怖いとか怖くないとかじゃなくてな、刺激が強いというか、いやいや一般論でだな……」
「怖いの?」
「いやっ、だから怖くは……」
「そ! じゃあ決まりね、行こ-!」
「おいィ!?」
武諭の腕を無造作に引っ張って、夏帆はお化け屋敷を目指して走った。
「ネコフジアイランドとか、すげー久しぶりに来たな」
小さい頃以来だな、とつぶやきながら、
霧生 深雪
はひとりで歩いていた。
「……何から回ろうか。うーん」
(ここでしか乗れない乗り物にしておくか)
そう考えをまとめかけたとき、深雪を呼ぶ声がした。
「やったー、霧生発見!」
(……なんでそんな嬉しそうなんだよ)
呆れながら、霧生は振り向く。
予想通りの笑顔を浮かべて、
ロベルト・エメリヤノフ
が駆けてきた。
「いやー偶然ってこわいなー、ほんとこわいなー。よーし霧生、一緒に遊ぼう!」
「え……まあ、別にいいけど」
「やったね! せっかくだし、怖いって有名なお化け屋敷に行ってみよう?」
「……は? お化け屋敷……!?」
ふひひ……と笑いながら、ロベルトがからかう。
「もしかして怖いのか、霧生?」
「いやべつに、怖いわけじゃねぇけど……、むしろ楽勝だけどっ」
「だよなー。霧生はそんなに臆病な子じゃないよなー」
ぐいぐいと腕を引くロベルトに、霧生はどうにかあらがおうとした。
「いやっ、でもな、わざわざ入るほどのもんじゃねぇだろ……って、おい、やめろ引っ張るな!」
半ば強引にお化け屋敷に連れて行かれて、一歩中に入るなり、深雪は顔を青くした。
「うぅ……、なんでこんなことに……」
「へー、けっこうムードがあるもんだな」
(……あー、やばい。評判通りに怖そうだぞ、これ)
平然とした風を装ってはいても、ロベルトもいくぶん顔がひきつっている。
「いやでも霧生、こんなの怖くないって、平気平気!」
(本当は怖いけど! なんか寒いし!)
誘った手前、平静を装って、ロベルトは深雪を見た。
(うっ……、霧生、その顔は反則!)
なぜだか既に涙目になって、深雪がロベルトを睨みつける。
「絶対俺のこと置いていくなよ! 絶対だからな! いや、怖いわけじゃねぇけどなっ」
「わかった、まかせて!」
幾度もうなずき、ロベルトと深雪はそろそろと奥へ進んでいった。
時折ガタガタと物の揺れる音はするものの、不気味なほど何事も起こらないまま、角をひとつふたつと曲がっていく。
「……あれ? 霧生、今なにか後ろの方から聞こえなかった?」
「そういうこと言うなよ! 知らねぇよっ!」
ずるずると床を這うような音が、こちらに迫っているようだ。
「ほら、やっぱり何か聞こえるって……うわ」
「ひああぁっぁあ!!!」
通り過ぎたばかりの通路から、白い着物姿のお化けが赤い塊をひきずりながら現れた。
涙をあふれさせて、深雪がロベルトにしがみつく。
「出たあぁ……!! 来るな、こっち来んなーっ!」
(怖ぁ、やばいこれ、怖いって!)
内心びびりながらも涼しい顔をして、ロベルトは霧生をかばい、急ぎ足で先に進んだ。
その先でも、出るわ出るわ、遠慮なくお化けがおどかしにかかってくる。
「だ、大丈夫。僕がついてるから、なっ霧生。そんなに怯えなくても……」
「怯えてなんかいねぇよ! ……って、また出た、ほらぁぁぁっ!!」
全身を震わせて、深雪はぐすぐすと泣き出した。
「もう無理、もう帰る! ぜってぇ帰る!!」
「きっともうすぐ出口だから、な」
「うっうっ……、もうやだぁ……」
ぎゅーっとしがみつかれて、お化けに追われて、幸せなんだか怖いんだかよくわからなくなりながら、ロベルトは深雪を連れて進んでいった。
「わーいっ! みおちゃんと一緒に遊園地! どっきどっきのわくわくだねーっ」
「そう……、だね」
「めちゃくちゃエキサイティンッ!! だねだねっ!」
テンションに差のある二人連れ、
佐伯 芽莉依
と
鬼久保 美桜
が、園内を歩いていた。
「見て見て、みおちゃん! なんだかあっちに人がいっぱいいみたい。私たちも行こーっ!」
楽しげな雰囲気を察知して、芽莉依が美桜を誘う。
「うん、わかった」
口数が少ないながらも、美桜も遊園地を楽しんでいた。
なにしろ、ずいぶん昔に行った記憶があるきりだ。
人々の笑顔と音楽の絶えない空間は、美桜の目にも魅力的に映っていた。
「ひゃー、ここお化け屋敷の列だったんだね…! どうしようみおちゃん、怖い!!」
「怖い? 幽霊なんて、何処にでもいるのに……」
霊感のある美桜には、お化け屋敷を怖がる人の心理が不思議に思えた。
「えーっ! さすがみおちゃん! んーっと、みおちゃんと一緒なら大丈夫かなぁ?」
怖いと言いながら、芽莉依は列に並んだ。
「どんなお化けがいるのかなーっ」
「私も、……遊園地のお化け屋敷には入ったことがないから……入ってみたい」
「きっとすっごーく、楽しいよーっ!」
お化け屋敷に入るなり、飛び出してきたお化けに、芽莉依は悲鳴をあげた。
「きゃーっ!!??」
「……これが、作り物のお化け?」
冷静な美桜の声に、落ち着きを取り戻してよく見て見ると、お化けはずいぶんと個性的な顔をしていた。
「変な顔してるね、幽霊ちゃん! 右目と左目が反対を向いてるよ?」
通路を歩きながら、美桜はたまに何もないところを見つめている。
「みおちゃん、何を見てるのーっ?」
「……幽霊も遊びに来るんだね」
「えっ、本物の幽霊ちゃんがいるのっ!?」
静かに美桜はうなずいた。
「そこにも、向こうにも。……こんにちは」
目のあった幽霊に、美桜は挨拶や会釈を返す。
「えーっ、そうなんだぁ! みおちゃんすごいねーっ、顔が広いんだね!!」
そこへ再び、物々しい音とともにお化けが現れて、芽莉依がきゃっと驚いた。
「……?」
ワンテンポ遅れて、美桜も首を傾げる。
少し考え込んで、こういう楽しみ方をするアトラクションなんだとかみしめた。
「でも、みおちゃん、本物の幽霊ちゃんは怖くないの?」
「にぎやかで、楽しそうだよ……。ここは、暗くて居心地がいいみたい」
そう言う美桜も、お化け屋敷の独特の雰囲気に、心が落ち着いていく。
「みおちゃん、この先で、ぴちゃぴちゃって音がしてるねーっ」
「……なんだろう」
「きっとまた、お化けが出てくるんじゃないかなっ! 楽しみだねーっ」
うきうきした足取りで芽莉依が曲がり角を進むと、逆さ吊りになったお化けが血液をしたたらせながらぶらぶらと揺れていた。
「やっぱりー! ……ねね、幽霊ちゃん、どうしてそんなにお顔を真っ白くしてるの? 粉っぽくないのかなぁ……?」
じーっとお化けを見つめて、芽莉依は次第に悲しそうな顔になった。
「逆さまになってると苦しいよね? 幽霊ちゃん、大丈夫……??」
「……きっと、大丈夫。次に行こう、佐伯さん……」
美桜にうながされ、芽莉依はお化けに手を振った。
「うん、うんっ、これがお仕事だもんねっ、幽霊ちゃんは頑張り屋さんだよっ!」
そんな調子で二人は、時折現れる本物の幽霊に挨拶をしたり、飛び出してくるお化けに喜んだりしながら、着々と進んでいった。
「あっ、みおちゃん! すっごーくかわいい幽霊ちゃんだよーっ!!」
おんぼろのぬいぐるみのお化けの集団に出会って、芽莉依は手を打って喜んだ。
「……かわいい」
美桜もぽつりとつぶやいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
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