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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【アトラクションを満喫!】
「おい春人! 次はあっちだ」
「……まだ乗るのかよ」
「どうした、何やら元気がないな。まさかもうへばったのか?」
まだ3つめだという鴇夜に、もう3つめなのだと春人は言い返した。
すぐに飽きるだろうと思われた鴇夜の興味はいや増すばかりだ。
「まぁよい、行くぞ。次のアトラクションが待っている」
ぐったりし始めた春人を引きずって、鴇夜は歩き出す。
この調子だと絶叫マシンを制覇しそうで、春人は気が重くなる。
「ふむ、なかなかのねじれ具合ではないか」
名物のひとつであるらしいジェットコースターの列に並び、感心したように鴇夜はつぶやいた。
「……これに乗るのか。レールのねじれっぷり、おかしくねえか? 直角超えてるだろ」
ワイヤーを適当に折り曲げたようなコースを目で追い、春人はため息を押し殺した。
「しかも、名前が『高慢』、か」
鴇夜にふさわしい名前のアトラクションもあったものだと、春人は思う。
「名前がどうかしたか? 確かに奇っ怪な名前ではあるがな」
「いや。この待ち時間がなぁ、どうにかなんねえかな」
いざ座席に座ってしまえば観念できるものを、焦らそうとでもしているのか、じわじわと恐怖の迫る感覚には慣れることがない。
「何を言う。待ち時間に笑顔を絶やさぬ者もいるというのに。見てみろ、彼女を」
そう言って鴇夜が指さしたのは、すぐそばで並んでいた
琴村 嬢
だ。
「たっのっしっみっだ、なーっ♪」
満面の笑みを浮かべて、きらきらとした眼差しで『高慢』を見上げている。
「……元気だな」
春人の声に気づいて、嬢が振り向いた。
「えへへ、すっごく楽しそうだよね、これ!」
「うむ、ひときわ甲高い悲鳴があがっておることから察するに、際だった乗り心地なのであろうよ」
「うん! フリーフォールとか、タワー型のふわっと感もたまらないけど、スピードと組み合わさった真っ逆さま感もいいよねーっ」
「……いいのか、それは」
思わず春人は突っ込んだ。到底理解できない嗜好だ。
嬢は本気でアトラクションを楽しんでいるのだろう。実に明るい笑顔でそわそわしている。
「そろそろ順番だな。制覇まであと少しだ!」
そう張り切る鴇夜の言葉を耳にして、やはり制覇を狙っていたかと、春人はうなだれた。
「うきゃぁっ!」
お化け屋敷に入ってすぐ、飛び出してきた血まみれのお化けに驚いて、優梨乃は悲鳴をあげた。
「わ、わっ、びっくりした……。シオン、大丈夫?」
『大丈夫だよー! びっくりしたね』
「そっそうね。すごかった。冷や汗かいちゃったわ……」
どうやらお化け屋敷はけっこうな距離を歩くことになるらしく、まだまだ先は長いようだ。
(内装も雰囲気たっぷりだし、迫力あるなぁ~)
ひんやりとしたアトラクション内部には、時折微風が吹き、不気味な物音が前に進もうとする二人を襲う。
(コンセプトがはっきりしてるんだね、面白いなぁ)
「この先、真っ暗闇のゾーンがあるんですって。シオン、手をつなぎましょう」
(うん!)
優梨乃の手を握ると、きゅっと握り返してくる。
その後も、物音がしたりお化けが飛び出してくるたびに優梨乃は悲鳴をあげたが、握った手を離すことだけはなかった。
「やだ、また出た~っ!」
手から震えが伝わって、力がこもる。
(うわぁ、お化けの表情、リアルだな-!)
呪われそうなぎょろっとした目玉を見つめていると、お化けはうなり声を発しながらシオンににじり寄ってきた。
「やだーっ、こっち来るわよ! シオン、逃げないと、きゃあぁぁっ」
手を引かれて駆け出しながら、シオンは遠ざかるお化けに会釈をした。
お化けとかちあったときに感じる気まずさを払拭しようとしてのことだ。
(わっ、何か踏んだ!)
「シオンーっ! ぐにゃってなったわ、何かしら、気持ち悪い~っ」
床の材質が変化して、前方からびちゃびちゃぐちゃぐちゃと、濡れた咀嚼音のようなものが漏れ聞こえてくる。
「今度は何なの~っ!?」
優梨乃の腰が引けている。
「きゃあああぁぁぁぁ……っ!!!」
優梨乃の悲鳴を間近で聞きながら、シオンも待ち受けていた不気味な容貌のお化けに目を丸くした。
(うわぁ、面白いねぇーっ!)
【お土産を買おう】
お化け屋敷から出てくると、ようやく優梨乃はつないでいた手を離して、額をぬぐった。
「あ~、怖かったわ、こんなに怖いお化け屋敷は初めてよ……」
『うん! とっても楽しかった!!』
笑顔のシオンに、優梨乃が眉を下げる。
「ちょっと、どうしてそんなにけろっとしてるのよ!?」
首をかしげるシオンに、優梨乃はかすかに頬を染めた。
「私ばっかり怖がってたみたいじゃないのよ~」
『優梨乃ちゃん、大丈夫だった?』
「べつに、お化けが本気で怖いとかじゃないから……。私も楽しかったわ。シオンも一緒だったしね」
『よかった!』
さんざん悲鳴をあげてはいたけれど、優梨乃の顔色は悪くない。
ほっとするシオンに、優梨乃は売店を指さした。
「ねえ、ショップを見に行きましょうか。お土産選び、時間がかかるわよね?」
『いいね、行こうよ』
同じ頃、春人と鴇夜も売店へ足を運んでいた。
『あっ、二人とも! お買い物?』
同じクラスのシオンが気づいて、メモ帳をかざす。
「おう、あんたらもか。俺もお土産を買いにな」
『そっか、一緒だね』
「土産は大事だからな。それにここは、ずいぶんと風変わりな商品が置いてあるようだな」
グロテスクな人形や、ファンシーなぬいぐるみ、富士山をかたどったアイディアグッズを見て、鴇夜がしきりとうなずいている。
『いいお土産がみつかるといいね』
「ああ、まぁな」
ひらひらと春人が手を振る。
春人は、風邪で欠席してしまった双子の弟への土産を探していた。
絶叫マシン巡りはきつかったが、鴇夜はずいぶんと楽しめたようだし、良かったと思う。
鴇夜も、弟や妹たちと、春人の弟への土産選びに余念がない。
「遊園地というのは、乗りものだけではなくて、土産物もおかしな商品が多いのだな」
奇抜な商品につい目が向いてしまう。
「この、目玉の飛び出た人形は面白いな。腹を押すと、口から血液を吹き出すぞ」
「ああ、それな。子どもが見たら、泣きそうだよな」
「ふむ……」
(遊園地というのは、なかなか愉快なものだな)
人気があるのもうなずける。
(やはり、友と一緒であるのが、いっそう愉快であるのだろうな)
気恥ずかしいから口には出さないが、楽しかったと、鴇夜はしみじみと感じていた。
「春人、良い品はあったか?」
「んー……、そうだなぁ」
気の抜けた春人の返事にも、胸が温かくなるようだった。
「シオン、どれを買う? 私、皆には無難に食べ物にしようかしら……」
自分のぶんと家族のぶんと、支援部の皆にもお土産を買いたいし……と、指を折って確認していた優梨乃の目が、ゆるキャラのマスコットに釘付けになった。
「あっ、見てシオン! きゃー、かわいい!」
『わぁ、これはかわいいね!』
ファンシーな小物や文具についたマスコットの愛らしさに、シオンの目も輝いた。
『ゆるーい表情が素敵だね!』
「これも、これも、どれもかわいい! ねぇシオン、このストラップおそろいで買わない?」
『買う買う! 買おうよ!』
「うっわぁ、こっちのペンケースもかわいいなぁ……!」
『かわいいねー! こっちのヘンテコなボールペンもかわいいよ!』
「欲しい!」
『こっちもおそろいで買おうか』
「うん! うん!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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