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【カレーライスが食べたいな】
神無は隠し味に、醤油とウスターソースと蜂蜜を入れた。
元々カレーを作るつもりで来ていたので、ルーは二種類用意してある。
「いい香りがただよってくるっちゃ~」
「お腹がすいてくるよねぇ」
味付けをしている神無を、澄佳は感心して見ていた。
「カレーを煮込んでいる間に、サラダ作っとくか」
キャベツの千切りをする神無の手元のなめらかな動きに、澄佳が「お~っ」と、声をもらした。
「いや、サラダっていっても、簡単なものだぞ」
千切りキャベツに、斜め切りしたキュウリとトマトを添える。
「野菜がみずみずしくて、おいしそうだべ」
「うんうん!」
しばらく煮込んだカレーを味見したあとで、神無は二人に小皿を差し出した。
「鈴野、澪乃先輩。味見お願いできますか?」
ふうふうしてから味をみた二人は、太鼓判を押した。
「ふへ、いっつも食べてるのと違う甘さとかがあって……、これ美味しいねえ!」
「うんうん、美味しいっちゃよー。望月さんきっといいお嫁さんになるべや」
「あっ、そうだね。素敵なお嫁さんさなれそうだねえ」
手放しで褒められて、神無は首をひねった。
「それはどうだろう……。いや、おいしいって言ってもらえてよかった。それじゃあカレーはこれでいいな」
「食堂に持っていって、みんなでカレーを食べるっちゃ」
「きっとみんなも喜ぶよ。あたしもおなかすいたし、カレーライス食べたいなぁ」
海斗がカレー皿を用意する脇で、澄佳はこっそりお腹をさすった。
音楽に合わせて体を揺らしている
御陵 春哉
に、ルームメイトの
本条 小萩
が話しかけた。
「春哉さんも演奏に参加したいんじゃないですか?」
「うーん、今はトランペットもピアノもないですからねぇ」
音楽に耳を傾けている春哉は、今は編み込みをほどいて、髪を自然に肩へと流している。
普段から似たところがあると感じている小萩とは、双子のように傍目には見えるのではないかと考えて、くすぐったさを覚えていた。
パジャマはおとなしめの花柄だ。ふわふわとした肌触りが心地よくて、気に入っている。
「芸術科にはいろんな人がいますよね、春哉さんはどうして芸術科を選んだんですか?」
「理由ですか? 私はやっぱり、トランペットを頑張りたかったというのが大きいですね。音楽の授業もたくさん受けたかったですし」
「おおっ、真面目ですねー! えらいっ!」
若干オーバーに褒められて、春哉は小萩にも同じ質問を返した。
「小萩はですね、普通なんて似合わないからです! 絵は小萩のすごさが形になって残るじゃないですか、だから好きなんですよ」
「小萩さんは前向きで面白いですよね」
「小萩はたぶんすごい人なんですよ。内に秘めてるエネルギーも、そのぶんすごいんでしょう、たぶんきっと!」
「うん、すごいと思いますよ」
「やっぱり!」
小萩は何度もうなずいた。
「寝子高を選んだのは、学校見学に来たときに気に入ったんです、絵になる風景が多くて! ふふふ、小萩、アーティストですからっ」
胸を張る小萩だが、そっと春哉から目をそらすと、誰にも聞こえないように口の中でつぶやいた。
「本当は、絵だけで入れる学校がなかったっていうのもあるんですけどね……」
話題を変えようとして、小萩は春哉にたずねた。
「そういえば! 聞いてくださいよ、この前あった恥ずかしい話!」
「何かあったんですか?」
「それがですねっ、繊細な小萩の胸にダメージをてんこもりにするような事件が起こったんですよ!」
ぎゅっと水色のパジャマの胸元をおさえて、小萩は告げた。
「なんと、
学食でブラのホックが壊れちゃった
んです……。しかも、制服の胸のボタンまで取れちゃって!!」
「ああ!」
春哉は、ボリュームのある小萩の胸元に目をやった。
身長にふつりあいな大きめのパジャマを着ている小萩だが、胸元事情に合わせるとこの大きさになってしまうのだ。
そのぶん、余った袖と裾をくるくると折り曲げて着ている。
「それは大変でしたね……」
「すっごく恥ずかしかったんですよー! ……春哉さんは何かありましたか?」
「うーん、恥ずかしい話というのは、特にないですかねー。あ、最近はまってることならありますよ!」
「わっ、何ですか? 聞きたいですっ」
「私は最近、お菓子作りにこってまして」
「おーっ、いいですね!」
「でしょう? 今の時期だとサクランボですねえ。そうだ、今度チェリータルトを作るので、一緒に食べましょう!」
「食べたいです! 大喜びですよっ!」
「小萩さんは? 最近どうですか?」
春哉に訊かれて、小萩はこたえた。
「面白いというか、奥が深いと思うのは、自画像ですね」
芸術科の生徒らしい返答だ。
感心する春哉に、小萩は素直な感想をつけ加えた。
「いつも驚いちゃうんです。まったく、小萩の美少女っぷりには困ったものですよ」
おしゃべりを楽しむ二人のところに、カレーのいい匂いがただよってきていた。
「この匂いは……!」
「カレーできたっちゃよ~、食べたい人はいるだべか?」
海斗と神無と澄佳が、カレーライスを食堂に運んできた。
「望月さんと澪乃さんと鈴野さんの三人で作ったんですか? 私も食べたいです!」
春哉が手を挙げると、澄佳が一緒に食べようかと声をかけた。
「はいー!」
「たくさん作ったからな。おかわりもあるぞ」
神無がカレー皿を並べるテーブルへ、春哉と小萩は移動した。
華やかなパーティー会場にわくわくしどおしだった羽衣のところにも、カレーの香りがただよってきた。
「向こうはカレーだね、食欲をそそる香りだなぁ」
若菜の持って来たパウンドケーキに舌鼓をうちながら、羽衣は感心していた。
「このパウンドケーキもめちゃくちゃおいしいし、料理上手な人が多くてすごいなあ」
「気に入ってもらえてよかったわ」
「なんだかあたし、憧れちゃう。……ねえ、若菜せんぱい、今度お料理教えてほしいなぁ」
「私でよければ、もちろんいいわよ。今度一緒に作りましょ」
「やったぁ! ありがとう、せんぱい!」
「もう少ししたら、カレーを食べにいかない?」
「はーい、賛成! あとね、あたしパスタも食べたいなあ。ピザも、それからクレープも!」
一通りなんでも食べたいと、羽衣が熱心に語っていると、食べ物の話題につられて真央がとことこやってきた。
「羽衣ちゃんと若菜ちゃんセンパイも食い倒れなのだ? どれもおいしくて幸せなのだ♪」
「真央ちゃんは何を食べたの?」
若菜がたずねると、真央は指折りかぞえていった。
「えっと、ドリアとピザとパスタとポトフとおにぎりと生姜焼きとうどんすきとおじやと団子とシフォンケーキと山盛りのクッキーとマフィンとスイートポテトとカフェオレと……」
「えっ、そんなに!?」
驚く二人に、真央は無邪気な笑顔をみせた。
「今日は食べ放題なのだ、当然なのだ~!」
「あら、海斗のパジャマはずいぶんと可愛らしいのね」
カレーを食べる海斗の、ナマケモノの着ぐるみパジャマを見て、冴来は思わずつぶやいた。
「ふわふわしたパジャマを着ている女の子も、とても多いのね。ぬいぐるみみたい」
かわいいパジャマ姿に囲まれてなごやかな雰囲気にひたる冴来のところへ、舞華がオムライスを運んできた。
「お待たせしました、自信作ですよ~」
「あら、ありがとう。嬉しいわ」
見た目も美しいオムライスに、口元がほころぶ。
「温かいうちにどうぞ。イチゴジャムスパゲティは、オムライスを食べ終えた頃に持ってきますね。下ごしらえは済んでいるから」
「ええ、お願い。楽しみにしているわ」
主食をきちんと食べる生徒が多い中、ももはお菓子ばかりを食べていた。
よろこんで甘い物を食べるももに、零が出来たばかりのフルーツ寒天を持ってくる。
「喉ごしがいいので、おすすめでござるよ」
「ありがとう、うれしいな。さっきのスイートポテトもおいしかったよ」
(お菓子をお夕飯がわりにするのは、いけないことかもしれないけれど……)
「僕、一度でいいから、甘い物でお腹いっぱいになってみたかったの」
こっそりと打ち明けるようにつぶやくももに、零はうなずいた。
「おいしそうに食べてもらえると、作りがいがあるからのう」
「ふふ、今日はパーティーだから特別だよね」
「拙者もそう思うでござる」
寒天をひとくち食べて、ももは微笑んだ。
「わあ、甘すぎなくて、つるんとしてるね。おいしいよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月25日
参加申し込みの期限
2013年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月02日 11時00分
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