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シネマカフェ『クランク・イン』 幕間の二
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【マーダー・レイクサイド】
ガールズバーのキャストのお仕事は、見た目よりもずっとハードです。客たちの好色な目にさらされ心ないセクハラをあしらいながら、いつだって陽気な
真境名 アリサ
の快活ボディにも、じわりじわりと疲れはたまります。まして副店長なんて重要ポジションをつとめているのですから、そりゃあお疲れです。
たまの休日には、表面上は分からなくも鬱屈したものを汗といっしょに洗い流すべく、寝子島スポーツセンターにてみっちりランニング! がっつりスイミング! トレーニングで残った体力まで使い果たして、美味しいもの食べてぽかぽかお風呂につかったら、ベッドに入って眠りの中へ。これでもー朝まで快眠、寝覚めも最高……。
といった予定のハズだったのですけれど。
「……ナンだこりゃ」
気が付けばアリサは寝間着から動きやすくラフなタンクトップにショートパンツといった出で立ちに変わり、木造のキャビンの一室といった場所に立っています。
どん! どん! どん! と激しく叩かれるドア。
「やばいやばいやばい! もう持たないってこれ!」
「あっ、お姉さんいいところに! てっ手伝ってくださーい!」
それを必死に押さえる、
水上 桜
と嬉野 エマ。
どかん! 木片弾け飛び、覗き窓のように開いたドアの隙間からこちらを覗き込む、キャッチャーマスクをかぶった謎の巨漢。
「……これって、メイソン? 『16日の日曜日』の」
「それそれ! それですわー!」
「映画の世界に入れられちゃったの! なんとか逃げないと……!」
あの有名ホラー映画のこれまた有名ヴィランに襲われるというシチュエーションに、アリサはあきれたようにつぶやきました。
「なんとまあ。リアルな夢だわね」
夢か現か、それはさておき大ピンチ!
どかどかいうドアを押さえつけながら、桜が叫びます。
「メイソンは、足は遅いの。とにかく逃げて、距離を離すしか……一度近づかれたら、電光石火の一撃で即死よ!」
「じゃ、なんとかかわすしかないわね」
さすがのオトナ、すぐさま状況を把握したらしいアリサと桜はお互いうなずき合うと、
「ど、どーするんですの? 映画の世界に入れたのは嬉しいけど、殺されるのはごめんこーむりますわー!」
わたわたパニクってるエマをよそに、身構えます。
「あいつがドアを破ったら、いくわよ!」
「おっけー!」
振り下ろされるナタ、砕けゆくドア。
やがて……どっかん! 強烈キックに耐えかねて吹っ飛ぶドアの向こうから、ぬうっと現れる巨漢。言わずと知れた世界のホラーモンスター、メイソン!
「今よ!」
どかんとやったイキオイのままキャビンへ飛び込んだメイソンがぐるり中を見まわすうちに、アリサが一撃を食らわせます。小屋に落ちてた定番アイテム、バールのようなもので後頭部をがつん!
メイソンが一瞬よろめいた隙に、
「はやく、走って!」
「こっこれがあの映画の名シーン、私はあわれな犠牲者なのですね、あわわ……」
「ああもう、世話が焼けるんだから!」
桜はエマの腕をひっぱり、メイソンと入れ替わるようにして飛び出したアリサの後を追います。
後ろではすぐにも、あのおそろしいキャッチャーマスクの面相が振り返り、ぐおおおっとおたけびひとつ。
桜の語ったように、メイソンののしのしと大股な歩みは映画の劇中においてもそう早くなく、ダッシュで引き離すことはできそうです。もっとも一度捕まってしまったなら、まさしくイナズマのごとき早業で頭と胴が泣き別れ、なんて映画のモブよろしく無惨な最後を遂げる羽目になるのでしょうけれど。
アリサが後ろをちらと振り返ると、猛然と追跡を再開する巨漢の姿が見えました。
「すぐに追いついてくるわね。全力で走る……のはいいけど、どっちに行けばいいのかしら?」
「原作どおりながら、たぶん向こうに町があるはずよ! その向こうにある門を抜ければ、きっと……」
「って、またなにか出ましたわー!? あっあっ、あれはもしかして、ホラー界の二大巨頭のもう一雄!」
走る彼女らへ併走する、不穏な人影。両手にぎらり輝くのは……なんとも奇妙な、鉄の爪。
「ぶ……ブロディ!」
どうやらホラー映画知識けっこーアリな桜の声のとおり。
しましまのボーダーシャツに中折れ帽、鉄の爪ときたら、メイソンと並ぶホラー映画の象徴、『旧市街の悪夢』のブロディです。
しゅばば! と爪が閃いて、
「きゃあっ!?」
直撃はまぬがれたものの、桜の着ているパーカーの袖口はずたずたに切り裂かれてしまいました。
「ブロディは確か、人間の恐怖心を自らの力に変える。だったっけ?」
と言ってアリサの目が向くのはやはり、もはや桜へしがみつくようにぺっとりへばりついている、エマです。映画の世界に入れるなんて、サイコー! とはしゃいでいたのはほんの最初くらいのもので、今ではすっかりすくみあがっております。
まさしく彼女の恐怖がブロディの力の供給源……とはいえ、
「こー見えて、荒事にはそれなりに慣れてるのよねー。ま、これは夢だけどさ」
とアリサは余裕っぷりを見せつけ、恐れるそぶりもナシ。桜にいたっては、
「ブロディ風情が怖くて、フツウと対峙できるかっ!!」
なんとブロディめがけ、体当たりを敢行! いつもながらに巻き込まれた理不尽がために、恐怖を怒りが凌駕したモヨウです。
たまらずよろめくブロディ、メイソンは追いすがるもまだまだ後方。
三人は、ばびゅーん! 一目散に町へと逃げ込みました。
夜更けの田舎町は静まり返り、通りに人の姿はありません。湖にほど近いこの街は、あのキャビンと同じく『16日の日曜日』で幾度も惨劇の舞台となった名スポットです。
目指す脱出口はその最奥。扉を抜ければ、おそらくはこの場から逃れることができる……と、思われるのですけれど。
「う、動きませんわねー。メイソン……」
「あそこが唯一の出口って、あいつも分かってるみたいね」
物陰にひそむ桜とエマが覗くと、扉の前にはあのキャッチャーマスクの怪人がずずいとスタンバっています。手にしたナタをときおりぶおんぶおんと振り回し、殺る気じゅうぶんといったところでしょうか。
あれをどうにかせねば、彼女らの脱出は叶いません。
「真境名さんはだいじょーぶでしょうか……」
単独で打って出たアリサの行動が、生存か全滅か、その正否を左右することでしょう。
「……来た!」
桜の指さす先。軽やかに駆けるその姿は確かに、アリサのもの。そしてその後ろには、追いすがるブロディ!
けっこうな距離をかなりのスピードで走ってきたはずが、アリサの呼吸は規則正しく、乱れもしていません。
「スポーツセンター通いはダテじゃないのよっ」
真っすぐに向かう先は、そう。扉の前に陣取る、メイソン!
キャッチャーマスクの向こうの瞳がこちらに気づき、大きく振りかぶったナタをぶおんと振り下ろす……その直前に、
「あ、危ないっ!」
「いいえ、むしろ……ここよっ!」
すんでのところで身をかわしたアリサ。
がっきーん!! 目標を失ったナタがぶつかったのは、背後に迫るブロディの鉄の爪でした。
今ここに対峙し、にらみ合う二大ホラーモンスターたち!
「ブロディVSメイソン。って映画も、確かあったわよね?」
にっ、と笑って見せたアリサの言うとおり。ふたつのホラー映画の世界を見事結び付けたあの作品さながらに、ブロディもメイソンも小さな獲物などもはや眼中になく、自らの存在をおびやかす強大な相手を亡き者にせんと身構えています。
「ほら、今のうちに。脱出よ!」
「そうね。行くわよ、エマ!」
「は、はひぃ……!」
やがてモンスターたちが演じ始めた大激突の脇をくぐりぬけ、町の奥の扉をくぐれば、そこはもはや映画世界の外。彼女らは見事、脱出を果たすことができました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月29日
参加申し込みの期限
2022年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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