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シネマカフェ『クランク・イン』 幕間の二
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【ゾーン・オブ・ザ・デッド】
伝説的ホラー怪人たちの襲撃を切り抜け、脱出を果たしたはずの
水上 桜
。
「はあ。フツウにつき合わされる身にもなってほしいわね……」
ぼやきも加速する、次なる恐怖の舞台はどうやら、どこかの洋館です。ホラーにはありがちな、薄暗くて人気も無くて、いかにもなんかでそーな、こてこての洋館です。
きっとアレです。物陰からぬうっとゾンビが出てきてビックリしたり、死体だと思ってたらゾンビが起き上がってビックリしたり、とにかくビックリさせられるヤツです。桜ははあ、ふうとため息が止まりません。
とはいえ、そんな恐怖の館を攻略する、頼もしい仲間の存在もありました。
「これは、『サイコ・ハザード』の舞台になった洋館! きっとゾンビが出るんでしょうねー。あ、さっき『ゾーン・オブ・ザ・デッド』も見ましたわね、走るタイプのゾンビかも!」
映画知識はソコソコで役に立つんだか立たないんだか、なエマと、
「んー。俺、そういうの全然見ねーんだよな……映画的なお約束とか王道とか、うっすらとしか知らねーんだけどっ」
映画知識ゼロな
桜井 ラッセル
。真っ先にやられそうで怖えー! などと言いつつ、兄貴然として頼りになりそうなフンイキはありました。
ともかく、探索しなければ始まりません。彼らは大きなホールへ入り、いかにも豪奢な、けれど明かりはついていないシャンデリアを見上げつつ、両脇に連なる廊下の一方へまずは踏み込みます。
ギギギギィ。ドアが軋む音に、
「ひっ!?」
ラッセルがひとつとびはねました。ええ……という女子二名の視線に、
「……しょーがねーだろ! 慣れてねーんだってこーいうの!」
長い廊下には調度品が多数置かれ、壁にはおそらく名品であろうけれど素人にはよくわからない絵画の数々。いかにもゴージャス、オカネモチの住むおうちといった風情です。
と。
「ひっ!? ち、血だ……」
びくりとしたラッセルをよそに、桜は目を細めます。
廊下の一画に、おびただしく散った血だまり。その真ん中にたたずんでいるのは……。
「ゾンビ?」
途端に。きしゃああああ!
「みぎゃあーッ!?」
緩慢な動きで起き上がったかと思えば俊敏に、ぐわわっと襲いかかるゾンビ! あわれラッセルは首筋に噛みつかれ、頸動脈をぶちぶちぶち。
の直前で、
「だーーーっ!!」
ずごん! 桜のふるった鈍器がゾンビの側頭部へジャストミート。床へ赤いものを撒き散らしながらひっくり返ったところへ、もう二、三発の殴打をどかばきぐしゃ。ゾンビは動かなくなりました。
「た、助かったぜ……サンキュー」
「いいえ。たぶんこの先もわんさか出てくるだろうから、武器を見つけておいたほうが良さそうね」
という彼女が手にしているものは、純金ピカピカでゴールデンな彫像です。べったりと張り付いた血を眺めて、桜はフクザツな表情で眉を寄せました。
ラッセルは厨房で調達したナベブタを紐で吊るし、防弾チョッキよろしく胸にかけ、手にはホウキ。エマは鍋そのものを頭にひっかぶり、なんの冗談なのか銀のスプーンを両手に握り締めて武装完了。
廊下を抜け、広間を抜け、館の奥へと進む間にも見かけるのはセレブリティ感に満ちた雰囲気に似つかわしくない死体、死体、死体。それらの一部がのっそりと起きだして襲いかかってくるのを、桜が一撃! ラッセルがトドメを刺し、エマがスプーンでつんつくして起き上がらなくなったことを確認する、という一連の流れを繰り返しながら奥へ、奥へ。
やがて見つけたのは、
「地下室? にしては様子が……」
「洋館には似合わねーところだなあ。ヤベー実験施設とかだったりしてな」
「当たりですわー、桜井さん! まさに『サイコ・ハザード』な展開ですわねー」
やけに無骨なコンクリートの地下道を進んだ先に広がる、広大かついかにもハイテク~ンな空間でありました。
(よおし。こーいう時は男の俺が、がんばんねーとな!)
ラッセルは気合を入れて、先頭を歩きます。いささかにへっぴり腰ではありますけれど、女の子たちの手前、悲鳴を上げるばかりではいられません。
手にしたホウキをぐっと握りしめ、前へ前へ!
「……のわーーー!!」
ぬうと現れたのはゾンビ……ではなく、人の形ですらない、ずんぐりしていて手足がたくさんあって、これをなんと表現したものか……なにこれ!? とにかく、怪物です!
「く、来るなーーー!?」
ばきゃっ、どきゃっとぶん殴るも、怪物は怯まず。
「あら?」
「どいて!」
桜がおりゃーっ! と頭だか肩だかお腹だか分からない部分をどかすかやり、さらにラッセルが足で蹴とばして、ようやく怪物は沈黙しました。
しげしげとそれを眺めて、エマが言います。
「これはまさしく、悪徳企業ニャンブレラの生物兵器! ですわー、映画のまんま!」
「って、たくさんくるぞオイー!?」
怪物がざかざか群れをなしてやってくるのが見えて、慌てて駆け出します。
地下空間はつるりとした真っ白い壁に真っ白い床、真っ白い天井のところどころに光のラインが走る、近未来的技術の粋で作られた迷路のようで、どこを見ても同じような風景ばかり。おかげで駆け巡るうち、あっという間に自分たちのいる場所は分からなくなってしまいました。
「くそっ、どっちへ行ったら……」
「ねえ、こっちじゃない!?」
スライドする扉をウィーンと開きつつ進むと、なにかの装置らしい大きな機械が天井に据えられた、縦に長く伸びる円柱の内部に螺旋階段が巡る、巨大な空間に到着しました。なんだか奇妙な、それに重要そうな場所のようです。
英語で書かれたカンバンの文字に注目してみますと、
「ジェネレーター室。だって」
「あ。映画では、重要施設をバクダンでフッとばしてフィニッシュ! って感じでしたわねー」
「じゃ、こいつを爆破すりゃいいのか? しかし爆弾なんて物騒なモン、一体どこで手に入れりゃ……」
と。円形の空間の上方からずずずずずっと、迫ってくる震動に物音が。
走るゾンビ、肉の腐り落ちたデロデロのゾンビ犬にゾンビ鳥、それに獣人のような異形の怪物……生物兵器というヤツでしょうか? それらが群れをなしてやってくるではありませんか!
あんなものに集られたら、骨も残らず食べられてしまうに違いありません。
「ば、バクダン! バクダンはどこですかー!?」
「あそこ! 見て!」
桜の指さした先、壁の一角に、赤い四角のボックスが提げられています。赤地に白く書かれているのは……『explosive(爆発物)』!
しかしそこへたどりつくための螺旋階段が、よりによってボックスの直前で崩落しており、どんなに手を伸ばしたって届きそうにありません。
「俺にまかせろ!」
ラッセルも驚いてばかりではいられません。訪れた見せ場に気合イッパツ、ろっこん発動!
カナリアに変身し、爆弾ボックス目がけて飛翔します。
「頑張って……! おりゃーっ」
先陣きって突っ込んできたゾンビに、桜は犬鳥をごしゃ! ばきゃっとぶん殴ってふっ飛ばしますけれど、正直焼け石に水。群れを押し留めるのは難しそうです。
となればやはり、局面打開はラッセルの仕上げ次第。
(よしっ、爆弾ゲットだぜ……って重っ!)
さほど大きくもないケースながら、小さなカナリアにとっては持ち上げるのもひと苦労。華奢な足で取っ手をつかみ、パタパタ必死に羽ばたいて、ようやく持ち上げます。
(つーかこれ、どーすりゃいいんだ!? 爆弾の使い方なんてしらねーぞ!)
といささか戸惑っておりましたら、怪物たちの咆哮にまじり聞こえてくる、エマの声。
「おとして! おとしてー!」
(下に落とせばいいのか? よし!)
映画にそんなシーンがあったのか、しきりに下を指し示すエマを信じて、カナリアラッセルは爆弾を投下。
上下に長い円柱のそこは見えませんでしたけれど、ひゅーん……と暗がりに消えてゆく赤いボックスを、祈りながら見送った後に。
「……きゃあ!?」
ずがんと揺れた足元に桜は螺旋階段の柵へしがみつき、エマは桜の腰にしがみつきます。
やがて下方の暗がりが赤く輝いたかと思うと、ごおおおお! 立ち上る巨大な火柱!
炎は渦を巻きながら上昇し、怪物たちを巻き込んで根こそぎ焼き払い、ジェネレーターを直撃! 大爆発を起こし、衝撃と爆風はラッセルも桜もエマも、全てを映画から吹き飛ばしてゆきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月29日
参加申し込みの期限
2022年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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