this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
シネマカフェ『クランク・イン』 幕間の二
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
【フロム・アウタースペース】
ごうんごうんごうん、と重たい震動音が、足元からお腹までひびいてきます。
あたりを見回してはみるものの、見たことのあるものなんてひとつだって見当たりません。見たこともない材質の壁に天井、見たこともない文字が浮かび上がる計器類に、見たこともない武器の数々。ひとつ見覚えがあるとすれば、窓から覗く青空くらいのものです。
なにしろここは、宇宙船のなか! 遠い外宇宙からやってきたエイリアンが、なんらかの要因で地球のどこかへ墜落したらしい宇宙船、その船体を構成する厚い外殻の内側なのです。
「これはもしかして……『プレデニャーVSネコリアン』に登場したシチュエーション!」
「つまり、SF映画の世界というわけね」
シネマカフェ『クランク・イン』にて夜通しホラー映画鑑賞会に参加中であったもはや常連客、
佐藤 英二
。アニメ好き・特撮映画好きの延長にホラー映画もまたある、と言っても過言ではなく(たぶん)、放り込まれたこの世界についてもその知識はおおいに役立ちそうです。
いっぽう
梓 智依子
は就寝中にこのたびの現象へ巻き込まれた模様。隣で寝ていたはずの4歳の娘・楓の姿はなく、どうやらひとりのようです。
「楓……夜中に目が覚めて、泣いていないかしら。心配だわ」
うつむきがちに眉を寄せた智依子へ、英二はこくりとうなずきます。
「そっか、それじゃ急いでクリアして帰らなくちゃね。大丈夫、この手の映画のことならある程度分かるし……」
「来たきたきたー! 来ましたわよーアレが! アレがー!」
状況報告すら曖昧なポンコツエマが叫び、指さすほうを見てみれば。
広い空間を埋め尽くすように、ぞぞぞぞぞ、ざざざざざ。黒いじゅうたんのごとく押し寄せる黒い影。
SFホラー映画の金字塔、『ネコリアン』にて初登場し一世を風靡した、宇宙生物ネコモーフたち。おびただしい群れが、彼らを捕食しようとぞぞぞぞざざざ!
「っ、こ、これを使って!」
宇宙船のコクピットらしき空間の横壁にはくぼみがあり、これまた見慣れないものがあれこれ収められておりましたけれど、英二はそれがなんであるのか分かっている様子。
なるほど彼が智依子へ投げ渡したのは、どうやら銃器のようです。
「『ネコリアン』の主人公が使ったパルスライフル、セーフティは解除済みだから気をつけて」
「え、ええ。引き金を引けばいいだけよね」
「こっちは『プレデニャー』の肩部プラズマキャノン、これは自動制御だから僕にも使えそうだ。それから槍に投擲用の円盤に……」
武器を見繕ったところで、ネコリアンはすぐそこ。いよいよ、戦闘開始!
「……絶対に、楓のところへ帰るんだから!」
銃火器なんてさわったこともない智依子でしたけれど、トリガーを引き絞ればずどどどど! 放たれる光弾の雨が、たやすく敵戦闘集団を撃ち抜きました。
ありがたいことにこの映画世界においては、心得がなくともエモノを扱う技量が身につくようです。確かに映画の登場人物って、初めて持ったはずのロケットランチャーをいとも簡単にぶっぱなしたりしますもんね。
拳銃を手にしたエマもぱんぱぱんと軽快に撃ちまくっておりますけれど。キシャーッ!
「ひいい、間近で見ると顔が怖いー!」
「危ない!」
強酸性のヨダレを振りまきながら飛びかかるネコリアンを、英二の槍が一撃! 体液をぴゅうと噴き出しながら、ネコリアンは沈みました。
間髪入れず、英二の肩に装着されたショルダーキャノンがずばずばんと青い光を立て続けに放ちます。プレデニャーの象徴的な火器であるこの武器は自動的に狙いをつけ、高精度で撃ち抜いてくれる便利なシロモノです。
響き渡る銃声、次々と倒れてゆくネコリアン。とはいえそれだけではジリ貧です。
「少し時間稼ぎをお願い……!」
「ええ、分かったわ。でもどうするの?」
英二が槍をほうり出して取りついたのは、宇宙船の操縦設備らしき謎の機械たちです。墜落したとはいえ動力は生きているようで、計器やらボタンやらがぴこぴこ明滅しています。
それらを押し込みながら、
「この船のエンジンを自爆させて、ネコリアンを吹っ飛ばす!」
船が宇宙空間を航行中なら、英二の記憶にも残る映画のラストシーンを模倣し、扉を解放して船外へ敵を放り出す、なんて手も使えたはずでしたけれど、この船は墜落してしまったというのですから仕方ナシ。別の手段で収拾を図る必要がありました。
「わわわ。またなにか、来ましたわー!?」
地響きが足元を揺らし、咆哮が空気を震わせます。
「あれは……クイーン・ネコリアン!」
船を破壊しながらゆっくりとこちらへやってくる、山のような巨体。ネコリアンを生み出すそれは、まさしく女王!
クイーンを撃破することが、きっとミッションクリアの条件なのでしょう。ホラー映画的王道シナリオにのっとるならば。なにしろ女王がずしんと居座る場所の直下こそ、英二が爆破を試みる宇宙船のエンジンルームなのです。
「楓……私に力を貸してね」
智依子の銃さばきは実に、カミワザ的。見敵必殺とばかりにずばん! ずどん! どどどどどん! 映画の主人公補正的なものもありつつ、なにより娘さんのもとへ帰るという強い意思があっての大活躍かもしれません。
ネコリアンを掃射で薙ぎ払い、手りゅう弾を投げつけふっ飛ばし、獅子奮迅!
しかし、クイーンが高らかに吠え声をあげればネコリアンはどこからともなく出現し、まったくもってキリがありません。エマの顔はすっかり蒼白です。
「こ、これはひじょーにマズイのでは……?」
「いや。僕の予想が正しければ、もうすぐ助っ人が現れるはず……!」
「助っ人?」
と、英二が言った途端に。
向こうできらりといくつもの光がきらめいたかと思うと、しゅばばばば、どかんっ。ちゅどどどど!
「あれが助っ人……!?」
プラズマキャノンでネコリアンをまとめてぶっとばしたのは、異形の巨漢たち。
SFホラーと言えば、ネコリアン。そしてそして、
「『プレデニャー』!! やっぱり来た! 彼らは残忍な宇宙の狩人だけど、誇り高い戦士には共感を得て、助けてくれる……こともあるんだ。梓さんの戦いぶりを認めて、助っ人してくれてるんだよ!」
「そ、そうなの? なんだか複雑だわ」
ともあれ、おかげでネコリアンの流れはせき止められ、十分な時間を稼ぐことができました。
「よし! エネルギー暴走200%! エンジン爆破!」
英二が気合イッパツ、光る文字盤をぺもっ、と押し込むと。
「って、もしかしてもしかすると、宇宙船が爆発したら、私たちも巻き込まれてしまうのでは……どわわ~~~っ!?」
エマの声をかき消すように響く、巨大な轟音。すさまじい震動と衝撃が走り抜け、宇宙船はネコリアンもろともバラバラに吹っ飛び、英二に智依子、エマたちは映画の世界の外まで吹き飛ばされてしまいました
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
シネマカフェ『クランク・イン』 幕間の二
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月29日
参加申し込みの期限
2022年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!