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シネマカフェ『クランク・イン』 幕間の二
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【次の映画で会いましょう】
「ママ? ママ、どうしたの? おなかいたいの?」
よほどに激しくうなされていたのでしょうか。
梓 智依子
がぱちりと目を開けると、目の前にまん丸な瞳がふたつ。へにゃりと眉毛を曲げて、心配そうに覗き込む娘の顔がありました。
思わず、衝動的に抱き寄せて、
「楓……楓っ……!」
「ママ、だいじょうぶ? そんなにぎゅってしたら、くるしいよ~」
戦場で覚えた冷たい恐怖と熱い焦燥、無事戻れたことへの安堵、愛娘への想い。
さまざまな感情が一度にわき上がり、ないまぜとなって混乱して、智依子は翻弄されるがままに泣き崩れました。
がば、と起き上がれば変わらずベッドの中。見慣れた家具に見慣れた壁、桜花寮の自室であるのを確認すると、
桜井 ラッセル
はぼふんとシーツに倒れ込みます。
「生きてた……」
そういえば、昨夜はどこだかで行われるホラー映画鑑賞会なるイベントに誘われたものの丁重にお断りし、就寝したのでした。それがための、あんな現象だったのでしょうか? なんだか腑に落ちたようにも思えます。
確かに、まあ。ホラー映画は苦手です。結局終始、叫びっぱなしだったような気もします。
「シネマカフェ、『クランク・イン』だっけ? みんなが言ってたのは」
あのエマという金髪の娘が店員なのだそうで、お店ではもちろんホラーのみならず、古今東西さまざまな映画が上映されており、コーヒーや軽食などいただきながら楽しむことができるのだとか。
「今度、顔出してみるのも悪くはねーかもな」
こちらも勢いよくはね起きた、
真境名 アリサ
。
「……あ、やば! 遅刻?」
と焦るも本日はお休みであったことを思い出し、ほうっ。大きく息を吐き出しました。
「妙にリアルな夢だったわね……」
あんな怪人たちが現実に存在するわけもなく、夢に違いない……はずなのに、あの臨場感。ぴりつく肌に感じた恐怖の残滓はいまだ、鮮明です。
「もしかして、映画の中の世界に入り込んでた? なーんてね」
二度寝二度寝。とつぶやいてから、再び布団をかぶるも、今度は夢を見ることはありませんでした。
「映画の世界なんて行くもんじゃないわね……」
はあー、と
水上 桜
のため息。
「私は楽しかったわよ? 竜巻や溶岩にのまれた街から無事脱出できた瞬間は、嬉しかったわ」
「でも、次はホラー以外の世界に入りたいかな。戦場はもうこりごりだよ」
マリエッタ・ラシュリエ
と
佐藤 英二
の感想もそれぞれ。
「特撮映画の世界なんてどうかな?」
とはいえまあ、貴重な体験であったのは確かです。もしあの映画に入れたら? あの映画なら? いやいや私の大好きなあの映画なんて……と、話も広がりました。
「……夢の話だよね?」
ことり、と嬉野 七海が置いてくれたカップには、淹れたてコーヒー。良い香りがほわわわん。
ホラー映画鑑賞会は無事終了し、今は窓から差しこむ朝日に照らされながら感想を語り合っているところです。
「しかし、夢の中とはいえ、戦場か。それはさぞかし、あいつは泣いていたろうね」
「あいつ?」
七海が示したのは、今は鼻歌まじりにフロアを掃いている、七海の妹エマ。さっきまでのぐすぐすずびずびなありさまはどこへやら、すっかり上機嫌でモップをふるっております。
「確かに、泣いてました。でもまあ、銃弾が飛んでくるような状況、誰でも怖いですけど……」
「まあね。けどあいつにとって戦争ってものは、対岸の火事ではなかったからね」
英二はくりん、と首を傾けます。
桜やマリエッタの興味深げな視線も向けられて、七海は妹の働く姿、時おりコケそうになったり粗相をしがちなところをしみじみと眺めて、言いました。
「初めて会った時は、いつもおびえているのが当たり前、って顔をしていたっけ。あいつの故郷では、銃撃も爆撃も日常茶飯事だったそうだから」
常連客はうすうすみんな感じていたであろう、どうやら本当の兄妹ではないらしいこと。エマが、彼女の生まれた国で今なおくすぶり続けている戦火から逃れて、日本の寝子島へやってきたらしいこと。ふたりの出会いなどなど……そんなところはまた別の機会に、語られることがあるかもしれません。
今は、ともかく。
「なにはともあれ、ちゃんと帰ってこられて良かったわ。お疲れさま」
桜とマリエッタ、英二らはコーヒーカップをかつんとやって、おたがいの無事を喜んだのでした。おつかれさま!
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
お待たせしました! 『シネマカフェ』幕間の二、リアクションをお届けいたします。
ホラー映画はシナリオで何度もモチーフにしていますけれど、今回は洋画ホラーでもド定番をピックアップしてみました。
どれも好きですが、ゾンビ映画界の始祖、な某監督の映画はたくさん観ました。
SFホラーな二作も、ほかには代えがたい風情があっていいですね。
シネマカフェのお話はまたやりたいと思っていますので、もし皆さまのお気に入りの映画などありましたら、教えていただけますと嬉しいです。
シナリオの参考にさせていただきます~。
それでは、また次のシナリオでお会いしましょう~。
お疲れさまでした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月29日
参加申し込みの期限
2022年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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