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【ハロウィン】可笑しなお菓子な甘い島
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土煙をあげながら倒れた扉の上に、ざらざらと飴玉が転がり出て山を作る。
「ち、ちかちゃん!」
海美が慌てて駆け寄ろうとしたが、冴来がその手を掴んだ。
「海美、危ないから少し待ってね」
「う、うん。でもちかちゃんが」
「なんや、ちかはこっちにおるで」
煙が晴れて、視界が戻ってくると、扉の横には
御剣 刀
に抱きかかえられた状態でちかが手を振っていた。
「間一髪だったな」
刀がちかを地面に下すと、ちかは「ありがとうさん」とお礼を言って頭を下げる。
そんなちかの頭をわしわしと撫でて、刀は周りを見渡した。
「ずいぶんと……いろんな人が集まってたんだな」
「か、刀くーん……急に走り出さないでよー……」
刀の名前を呼びながらふらふらと走ってきたのは
桜庭 円
。店の前でようやく立ち止まると、膝に手をついてはぁはぁと息を整える。
「すまない、桜庭」
どうやら遠目でちかの危機を察した刀がろっこん“加速”を使い、すんでのところでちかを守ったようだ。
置いて行かれた円は追いつくのが大変だったようだが、刀の横にいるちかを見て、ほっとしたように息をついた。
「で、ここが今回の元凶のお店ってことなんだね」
キっと円が雪崩れた飴玉を睨む。その眼差しは、今回の現象を引き起こしたことだけにとどまらない苛立ちのようなものが見え隠れしていた。
「桜庭さん……?」
能美子がそんな円に心配そうに声をかける。円はその声掛けに応えるように、困ったような笑顔を見せた。
「ボクね、ここのお店来たことがあるんだよ。店主さん、すごくいい人だった。でも、本来“ない”はずの力で話題を作ったって、何の意味もないと思うんだ」
ひとへの配慮なのか、ろっこんの存在を濁して円は呟く。
「例え飴の力でいい夢が見れたって、いつか崩れてしまいそうで……。そんなことをお商売に使うのは、正直ちょっとがっかりだよ」
「桜庭」
知らずに握っていた拳を、刀がそっと包み込む。
「わかっている。そのために俺たちはここに来たんだろう」
「刀くん……そうだね」
そんなふたりのやりとりを見ながら、ひとり、深見はぼんやりと「あのあふれ出た飴は食べてもいいんだろうか」と考えていた。
平屋から出た後、あてもなくふらふら歩いていたところ、ちょうどお店から出てきた海美とちか、そして半ば無理やり手を繋がれた能美子に遭遇したのだ。
そんな3人に「ここのお菓子、食べても大丈夫かな。お腹すいてるんだよね」と声をかけたところ、ちかに「あかんでそんなん!」と怒られ、結局まだ何も口にできずにいた。
ちかには
「にーちゃんやることが海美とかわらへんて、あかんやろー。向こう戻ったら美味しいたこやき屋おしえたるさかい、もーちょい大人しくしとき」
と言われ、がっちりと手を繋がれてここまで来たのだ。
つまり、なぜ自分がここにいるのか、そして円たちがさっきから何を真剣に話し合っているのかよくわかっていなかった。
ちかの足がドリルになったことも、あまり気にしていないようだ。
「とりあえず、この飴玉をどうにかしなきゃだめよねぇ」
一月が倒れた扉の奥を覗き込む。光が入らず薄暗い店内には、店主・柚川湊の姿は確認できなかった。
「蝶が入れる程度の隙間があるなら探索できますがー」
「飴が崩れたら結構危ないと思うわ。やっぱり全部出しちゃうのがいいかも」
梢と冴来も恐る恐るといった様子で扉へと近づいた。
「うーん、どうしたものかねぇ」
「あれー、みんなどうしたのー?」
ぺちょん、ぺちょん、という不思議な音を響かせながらやってきたのは
雨寺 凛
。
綺麗な黒髪の先から、白い液体を滴らせながら手を振っている。
「凛ちゃんどうしたの!?」
「あー、えへへ、私、バニラアイスになっちゃうみたい」
照れたように笑う凛に一同は「笑ってる場合じゃないだろ!」と内心つっこみを入れる。
まだ小学生の海美にとっては、一部とはいえ体が変化している凛の姿に怯えてしまい、能美子の影に隠れてしまった。
「でも、ボクも人のこと言ってられないかも……」
そう言って円も服の左袖を捲る。本来そこに在るはずの腕は、薄く焼かれた生地にクリームを詰めたクレープのような状態になっていた。
「もう悠長にしている時間はない。無理やりでも探し出すぞ」
刀が先陣を切って飴の山を崩しだす。
梢も、少しずつだが着実に飴玉を運び出していく。時折匂いにやられて顔を歪めていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月21日
参加申し込みの期限
2015年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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