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【ハロウィン】可笑しなお菓子な甘い島
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*
屋敷野 梢
は盛大に顔をしかめていた。
どちらかと言われれば甘いものより、断然辛いものが好きな梢にとって、この空間は悪夢でしかなかったようだ。
「まぁでも、今話題の店主さんに顔を売っておくのも悪くないですよねー」
ふふん、と悪戯っぽい笑顔を浮かべると、梢はろっこん“胡蝶の詩”で自身を蝶の姿に変え、すいーっとキャットロードまで飛んでいく。
ひらひらと上空から見渡すと、そうと思わしき店の前で、ひとりの男性が扉を叩いていた。
「ごめんくださーい。どなたかいらっしゃいますかー?」
こんこんこん、とノックをする長身の男性。
薄野 一月
は背後で梢が音もなくろっこんを解除したことには気づいていないようだ。
「おにーいさん」
「うわぁっ!?」
自分ひとりしかいないと思っていたところ、急に声をかけられた一月は思わず大きな声をあげてしまう。
その様子に梢はくすくすと笑うと、
「テオの言っていたお店はここですかー?」
「も、もう! びっくりしたじゃないの!」
一月の言葉に梢は満足気な笑顔を浮かべる。
改めてお店を見上げると、本来は店内にしっかり光を通しているであろうガラスの窓の向こう側は、色とりどりの飴玉で完全に埋め尽くされていた。
「んー、これは筋肉痛になりそうな量ですねー……」
これは少し予想外と言わんばかりに、梢は眉をあげる。
一月もようやく心拍数が安定してきたのか、見上げる梢の隣にならんだ。
「一応声はかけてみたんだけどね、さすがに届かなかったみたいだね」
柔らかな物腰の一月に、梢はそうですね、と応える。
圧倒的な飴玉の数に、梢は甘さを連想して表情を崩した。
「この数が一気に空気に触れたら、と考えると、甘すぎてしんどそうですねー」
できればこの場から去りたいなあ、と思いながらも梢は深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
「どうにかしてこの扉をこじ開けないとだめなんだよね。ちなみにさっき確かめたんだけどキャラメリゼされたナッツだったよ、これ」
一月はとんとん、と扉を指し示す。
つまりどういう事かというと、かなり固めのお菓子になっているようだ。
「力ずくは無理ってことですかー」
「あら、先に来てる人がいたのね」
店の前で考え込むふたりの前に、
花風 冴来
がふんわりとしたスカートを揺らしながら立ち止まった。
優しげな笑顔に梢と一月のふたりもつられて笑顔を作る。
「可愛いわよね」
「えっ?」
一月が聞き返すと、冴来は一月の方へ向き直る。
「この島のこと。こんなにお菓子に溢れていて……すごく素敵」
「そう、だね」
「でもこんなに甘い香りばかりだと、他の香りがくすんでしまってもったいないわ。お菓子の家も素敵だけど、住むにはあまり適していない気がするの」
冴来はふわりと笑うと、Candy LICORICEをすっと指差した。
「私、ここのキャンディ好きなの。でもこんな夢の中ではなくて、ちゃんとした場所で食べたいの」
「私もそう思うんですよねー。ここのお菓子たちにそこまで魅力を感じませんしー。どうせ食べるなら激辛せんべいとかのほうがいいですー」
梢が続ける。
「ストックできる飴玉なんかは勉強しすぎたときなんかにいいんですけどねー。何事も適量じゃなきゃダメですよー!」
「それもそうだね」
一月も改めてお店を見上げる。
「まずは……どうやって中に乗り込もうか」
「なんやなんやー、ちかの出番かいな」
ぱたぱたと足音をたてながら、ちかがお店の前にやってくる。
その右手には海美。海美の反対の手には能美子。そしてちかの左手には、なぜか深見の手が繋がれていた。
「海美、来ていたの」
「さきちゃん! こずえちゃんもいっしょなんだね!」
「このにーちゃんな、大人のくせに落ちとるお菓子食べようとしとったから拾って来てん」
「あ、僕拾われたんだ……」
ひとしきり騒いだところで、ちかが扉の前に立つ。
何をするのだろうとひとである深見が首を傾けた瞬間、しゃがんでいたちかの足がドリルの形へと変形した。そのろっこんの名前は“螺旋”。体の一部をドリル状変形させるろっこんだ。
「おりゃあー、スイートキャンディドリルキーック」
気の抜けた掛け声とともにちかのドリルがナッツの扉をぶち破る。
ぺきぺき、という音をたてながら扉自体が、飴玉の重みに負けて外へと倒れこんできた。
「危ないっ!」
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担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月21日
参加申し込みの期限
2015年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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