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LUCK COMING ~いつもそばに猫がいた~
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星ヶ丘寮を出た
神薙 焔
は海沿いの道を軽快に下っていく。横手から吹く海風は終始、赤い髪を炎のように揺らす。前髪は乱れ、緑の瞳に掛かる。何度、掻き上げても改善されなかった。
焔は着ていたショートジャケットのポケットからヘアバンドを取り出した。手で整えて髪を抑え込む状態で差し込んだ。
「良い感じね」
力強い歩き方に変わった。右手の海を見ると彼方に白い波が見えた。波音は聞こえなかったが涼しさは届いたのか。安らいだ表情を浮かべた。
寝子ヶ浜海岸が遠目に見える。焔は頬を伝う汗に気付いて手の甲で拭った。
「風がない?」
いつの間にか、無風となっていた。自然に焔の目は前方に注がれる。
道端に立てたカラフルなパラソルはビーチでよく見かけるものだった。その下には中年男性が折り畳みの椅子に座り、首から下げた白いタオルで顔の汗を拭った。手前には大型のクーラーボックスが開いた状態で置かれている。
焔は笑顔で走り出す。腰のポシェットから財布を取り出し、クーラーボックスの中を覗き込んだ。
「いらっしゃい」
「このアイスキャンディーを一つ」
「手作りで溶けにくいからゆっくり食べられるよ」
男性は目尻に皺を寄せて言った。
料金を支払った焔はアイスキャンディーを受け取ると速足で歩いた。
「どこがいいかな」
落ち着いて食べられる場所を探した。歩きながら包装されたアイスキャンディーを気に掛ける。溶けているように見えない。が、態度は明らかに焦っていた。
寝子ヶ浜交番が見えるところまできた。焔は道端の植え込みの辺りに視線を落とす。作業の為の足場なのか。平らな部分を見つけた。
「いいかも」
焔は植え込みに背を向けて平らな部分に腰掛けた。早速、包装を開けてアイスキャンディーを取り出した。
「本当に溶けてないね」
全体を眺めたあと、青い部分の先端を思い切って齧る。シャリシャリと口の中で音を立てると、その冷たさに目を閉じた。数秒の間を経て、空に向かって息を吐き出した。
その甘い香りに釣られるかのように白猫が歩いてきた。一声、愛らしく鳴くと焔の太腿に飛び乗った。黒いズボンの皺を伸ばすような仕草が終わると腹這いの状態になった。
「人に慣れた猫みたいね」
アイスキャンディーを咥えた姿で下を見る。白猫は伸び切った状態で目を細めた。
「あの二匹の猫と同じで、あなたとも仲良くなれるかもね」
白猫に微笑み掛ける。返事をするように、にゃん、と短く鳴いた。
焔は冷たいアイスキャンディーを口に含み、もう片方の手で小さな友達の背中を撫でた。今度は間延びした鳴き声が返ってきた。
「よろしくね」
焔はにこやかな顔で言った。
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5人まで
シナリオジャンル
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月23日
参加申し込みの期限
2022年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月30日 11時00分
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