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【???】
桜崎は兵士に矢文を撃たせたあと、ただひとり、結界外で待ちぼうけを食らっていた。
「やっぱ人語が分かる亜人はいないのかねぇ?」
諦めかけたその時だった。
「……オヤ、桜崎ハン? ジャナカッタ、アンタガ手紙ノ主カイ?」
「あ、あんたは……?」
桜崎は目を疑った。
確かに人語を理解し、操る亜人――ゴブリンシャーマンはいた。
だが、その姿は現実世界でよく見知った顔に瓜二つだった。
「瓢、こんなところで何やってるんだい?」
そう彼女から呼びかけられたゴブリンシャーマンは、ただ不気味に笑うだけだ。
「……ハテ、ソイツハ誰ノコトヲ言ッテルンダイ? アッシハそぎぃッテイウヨィ。ねこなき地下制圧主力部隊隊長ノそぎぃサネ」
なんということだろうか。
召喚システムのエラーにより、
骨削 瓢
は自我を保ちつつ異世界のそっくりさんである『ソギィ』となってしまっていた。
骨削はそのまま亜人の目的を知ると、率先して攻撃部隊の長として行動に移した。
(異世界とはいえ、あっしが望む混沌を創世出来るまたとないチャンスだよぃ! ここは知らん振りして桜崎はんには『お帰り』頂こうかねぇ?)
そうとは知らない桜崎は、そのまま話を鵜呑みにしてしまう。
「なんだい、紛らわしいねぇ。おい、ソギィ。本陣に案内しな。外交の話をしようじゃないか」
「了解ダヨィ。1名様、ゴ案内サネ~」
ソギィに連れられ、桜崎はナインヒルの奥へ足を踏み入れていく。
しかし、そこで桜崎が受けた仕打ちは凄惨たるものだった。
いきなり後ろから殴られたかと思えば、身ぐるみを剥がされて手足を縛られた上で袋叩きにされた。
「ど、どういうことだい!? 外交の使者を何だと……」
「ショクリョウ」
「は?」
ソギィの言葉に桜崎は耳を疑った。
「ダカラ、食料ト言ッタノサネ。鈴島ノ人間ヲ喰イ尽クシチマッタカラ、今度ハ島ノ人間ヲ喰ラウダケダヨィ」
彼の言葉で、桜崎は全てを理解した。
「あのクソ巫女が! 自分たちが喰われるのが嫌だからって、あたしらをけしかけたね!」
ヤヨが何かを隠していると勘付いていた桜崎だったが、一番最悪の結果で思い知る事になるとは!
桜崎の目の前に、沸騰して煮え立った大きな釜が運び込まれる。
何をされるかは、一目瞭然だ。
「……一応だが、こちらの要求を言うよ」
桜崎は煮られる前に頭の中の考えをすべて話した。
盟約参加者は、全て対等な権利と義務を持つこと。
暴力は禁じ、言論を尊重することで生存権と教育権は保証する旨。
全ての取引は公正で透明にし、盟約のより広範囲且つ未来に渡った視野を得る事を推奨し、そのような人物を尊重する提案。
更に上記の視野を持つ者を適切な期間ごとに選挙し、盟約の意思決定機関とする考えを述べた上で、詳細は全て別途互いの長が話し合って定めるべきだと。
「……食糧不足って言うんなら、人間以外でも何とかならないのかい? 魚や作物とか、色々あるだろう? 島の人間に懇願して、分けてもらうことだって出来るはずだろうさ」
「ソレガ出来タラ世話ナイヨィ。ダッテ、アッシ以外、マトモに人語ヲ理解デキル奴イナカッタカラネェ」
ソギィは聞く耳を持たない。
桜崎の両手と両足が2体のゴブリンに掴まれ吊される。
「釜茹デニシチャル」
彼が指示すれば、両脇の2体が手を離した。
が、桜崎は咄嗟に体を捻って鍋の淵に体当たり!
鍋が傾いてお湯を撒き散らした!
自身にも熱湯が降り掛かり火傷を負うが、両脇にいたゴブリンもモロに沸騰したお湯を頭から被って大惨事だ!
幸運にも足の縄が解けたことを桜崎は確認すると、本陣から身一つで逃げていく。
「逃ガサナイヨィ!」
ソギィは部下たちに追うように指示を飛ばしたあと、地下侵攻の準備へと向かっていった。
「ん? あれは桜崎!? なんであんなに薄着なんだ!?」
桜井は飛行中、何かの動物の毛皮1枚纏って彷徨う桜崎を発見。
思わず変身を解いて駆け寄った。
「おい、酷い怪我じゃないか!」
よく見れば、肩口に矢が突き刺さっている。
深く食い込んでおり、人力で抜くのは難しい。
そして全身の火傷が見るからに痛々しい。
「ちっ……、ヘマ……、踏んじまった、よう、だね……」
桜崎の顔色が悪い。ここまで来るのに、だいぶ血を失っているのだろう。
「ラッセル、あんた……伝令役をやって、るん、……だろう? だったら……、伝えて、くれない……かい?」
「まかせろ、俺は『カナリア伝令特急』だ! ここならセイガが近いから、すぐに救援を――」
だが、桜崎の手が彼の言葉を遮った。
「あたしは……もう、もたないよ……。いいかい? よく、聞くんだ……。ヤヨは……あたし、たちを……騙してやがる……。亜、人は……、人間を食料、にする……。奴ら、は……、こ、この島に、『食事』にきてるのさね……!!」
「なん、だって……?」
「ラッセル……。奴、らに、話は通、じ……ない! 人間が……飯相手に、お喋り、しないのと、一緒、さね……」
「おい、桜崎、しっかりしろ!」
桜崎の体温がどんどん冷たくなっていく。
血が失われていく感覚が、桜井にも伝わってくる。
「ああ……、くそったれ……! ヤヨを、ぶっ飛、ばさな、きゃ……、気が、す、済まな……い……ょ――」
桜井は見てしまった。
桜崎の目の輝きが、ふっ……と消えてしまう瞬間を。
そして、彼女の体は霧のように実体を失い、消滅していった。
「ち……ちくしょう!!」
目の前で体感した『死』の実感により、桜井の心の中に使命感という熱き大火が宿った。
「桜崎、俺はやってやる! これ以上、犠牲者を出させるものか!」
嘆きの叫びとともに桜井はカナリアになれば、全力でセイガへ向かっていった。
桜崎 巴
:失血死
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月19日
参加申し込みの期限
2013年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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