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レディ・ロゼッタの運命考察
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「菜々緒ちゃんは絵が得意だと聞いているわ。芸術家の域に達しているのでしょう?」
「それは大げさですが……絵は私にとって、とても大切なものです」
「私なんて絵はぜんぜんだめでねぇ。あー。音楽もだめ。だからうらやましいわ。芸術に優れた人からパワーをもらって生きているの」
フレンドリーにぐいぐいと押してくるロゼッタに、
芽森 菜々緒
は多少たじろぎながらも答えていた。最初に見せた緊張も薄らいでいるように感じられる。
「いつかあなたの絵を見せてね。楽しみに待ってるわ」
と言われると、ついうなずいてしまうのだった。
「ところで菜々緒ちゃん。私占い師なのよ」
「ええ。先ほど伺いましたから」
「ずいぶんにぎやかになっちゃったから、手の込んだことはできないけれど」
と、ロゼッタはタロットカードのデッキを取り出し、女性にしては大きな手で器用に扇形に広げ、菜々緒に差し出した。
「どお? 一枚引いてみない?」
「はあ……」
「軽い気持ちでゴーゴー。運試しみたいなものよ」
菜々緒が抜き取ったカードはThe Moon『月』だった。
「あの……このカードは?」
「これは菜々緒ちゃんの今と近い未来を象徴的にのぞこうかなぁ、っていう占い。『月』があらわすのは不安。森の中の迷子のようになってしまっている、進む道が見えてこない、そんな気持ち。月に照らされた影は、すごく不気味に見えることもあるわ。自分自身のものなのにね」
「私の影……」
菜々緒は影という単語にアクセントを置き、かみ締めるように発音した。
「道を見つけるために、どうしたらいいですか?」
ロゼッタは、ついに菜々緒のほうから問いかけてきてくれたことに喜んだ。
「自分自身で決断をすること。その決断はどんなものでもいいわ。自分の力で、こっちに行くんだー! 私はこれをやるんだ! って決めるのよ」
その励ましをどう受け取っただろうか。菜々緒は小さくうなずいて、和菓子を小さな口元に運んだ。
飛び入りの
霧切 翠子
は美味を楽しみながらも、離れて座ることになった
新井 米太郎
をちらちらと見ている。菜々緒の様子も心配だった。
(なー先輩。こうしているとフツウの女の子にしか見えない。私は先輩を信じていていいのよね?)
「そうだ。こー君にもこれ分けてあげよう」
口実を見つけ、パーティ席を離れる。米太郎はこの後数分、翠子からの「はい、あーん」攻撃を受けることとなった。
黒依 アリーセ
は女子会の進行役的な立ち回りを勤めつつも、精一杯会を楽しんでいた。好物のみたらし団子のよい香りに目を細める。
「この醤油の香りがすばらしいですね。ところで、芽森先輩はどんな和菓子がお好きですか?」
「え? わ、私は……ごめんなさい、よくわからないわ。おいしいものであればっ、ごほ、ごほん!」
突然話を振られて、めずらしくうろたえ、さらにはむせてしまう菜々緒。黒子は親友のそんな姿をほほえましく見ていた。
「あーあもう。お茶もらってきてやるから待ってな」
席を立った
吉祥寺 黒子
は、手洗い所と店内を隔てる暖簾の陰に、二人の人影を見る。二人は連れ立って女子トイレに入っていった。
「俺たちの仲間でも客でもない……誰だ?」
扉を開いた黒子は驚愕する。そこには、
エレノア・エインズワース
とレディ・ウルフがいたからだ。髪とよく似たグレイのワンピース姿のエレノアと、黄やオレンジを貴重とした攻撃性の高いファッションに身を包んだウルフのコンビは、およそ和風茶屋にふさわしくないものであった。
「なっ……! あ、レディ・ウルフ……こ、こんなところでお会いできるなんて」
「ハ~イ。おもしろいことがあるってんで、参加させてもらいにきたわけ」
「ええ。とってもおもしろいことがあるって、教えていただきましたから」
黒子へ視線を流すエレノア。
「そ、そういう意味でメールしたんじゃねえんだぞ! いいか。妙なことするなよ。暴れるなよ」
「ご心配なく。サプライズイベントを企画しただけです。もう少しだけ内緒にしていてもらえませんか?」
「ちっ! レディ・ウルフをいつまでもこんな場所にいさせるわけにもいかねぇだろ。早く席に来いよ」
黒子は苦々しげに言うと、女子トイレを出た。彼女にとっては菜々緒のお茶の方が優先度が高いのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月27日
参加申し込みの期限
2014年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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