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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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レディ・ロゼッタの運命考察
【残酷なる後日】
頭がぼうっとする。そういえば昨日の女子会は途中でお開きになってしまったのだった。でもどうして？ 変な男が乱入してきたのだったか……参加者の誰かが欠席してしまったからだったか……はっきり思い出せない。浅山 小淋は桜花寮の自室で目を覚ました。夜がもう少しで明ける。いつの間に眠ってしまっていたのか、髪にはリボンが結ばれたままだ。頭に手をやろうとして、自分がしっかりと紙を握り締めていることに気づいた。
（これは、何でしょう）
中に目を通した小淋はカタカタと震えだした。
『遺言状』
この遺言状をお読みになられているということは、私、菜々緒の人格は『彼』に居場所を奪われてしまったのでしょう。私の姿をしている者は、もはや私ではありません。どうか、ためらわずに殺してください。絵を描くことのできない私は、もはや生きる意味も、価値もない存在です。『彼』と一緒に消してください。私からの、最後のお願いです。
これだけは言わせてください。寝子島にやってきてからの、春からの三ヶ月間は、私にとって人生で一番安らかな時間でした。
ありがとう。私の最期を、頼みます。芽森 菜々緒より。
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頭がぼうっとする。そういえば昨日の女子会は途中でお開きになってしまったのだった。でもどうして？ 変な男が乱入してきたのだったか……参加者の誰かが欠席してしまったからだったか……はっきり思い出せない。浅山 小淋は桜花寮の自室で目を覚ました。夜がもう少しで明ける。いつの間に眠ってしまっていたのか、髪にはリボンが結ばれたままだ。頭に手をやろうとして、自分がしっかりと紙を握り締めていることに気づいた。
（これは、何でしょう）
中に目を通した小淋はカタカタと震えだした。
『遺言状』
この遺言状をお読みになられているということは、私、菜々緒の人格は『彼』に居場所を奪われてしまったのでしょう。私の姿をしている者は、もはや私ではありません。どうか、ためらわずに殺してください。絵を描くことのできない私は、もはや生きる意味も、価値もない存在です。『彼』と一緒に消してください。私からの、最後のお願いです。
これだけは言わせてください。寝子島にやってきてからの、春からの三ヶ月間は、私にとって人生で一番安らかな時間でした。
ありがとう。私の最期を、頼みます。芽森 菜々緒より。
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あとがき
担当マスター：
清水るね
ファンレターはマスターページから！
シナリオへのご参加ありがとうございました。
リアクションの結果は以下のとおりです。
・七男が人格の主導権を握り、芽森 菜々緒の人格は休眠状態に陥っています。
・レディ･ロゼッタは七男の敵意と興味の対象となり、新たな拉致対象として選ばれ行方不明になりました。
・茶屋『紗乃香』の女子トイレと入り口の扉が損傷しました（申し訳ありません！ 被害は最小限に抑える努力をいたしました）。
リアクションがこのようになった理由をお話いたします。
・最初から菜々緒の人格は危険域に達していました。十分な刺激が与えられた結果、こうならざるを得なかったのです。正直な姿勢は菜々緒にとっては嘘をつかれるよりはよいものであったでしょうが、それでも彼女の人格にひびを入れていくには十分なダメージでした。女子会は彼女にとっては自我をさらに強固にするステージになり得るものでしたが、読心能力をもつレディ･ウルフの接近プラス、菜々緒の自我肥大をよしとしない七男の嫉妬が、菜々緒を打ち負かしてしまいました。自我喪失前に託した遺言状が、彼女の精一杯の抵抗です。
・菜々緒とロゼッタを会わせた後、危険な状態になった場合の対策アクションが弱かったため、セブンが好き放題に動ける結果となってしまいました。
シナリオの中で漠然としか明かされなかった情報を捕捉いたします。
・『紗乃香』を襲った男たちはセブンが拉致したろっこんを悪用するもれいびたちです。記憶を改竄され、島のもれいびはほとんどすべてが邪悪な目的を持っている存在であり、セブンこそが彼らを救った救世主であると信じ込まされています。
占いについても少しだけ。
今回も真剣に取り組ませていただきました。『レディ･ロゼッタの未来観測』と同じ、トート・タロットを使用しています。狙ったような結果の出たところもあれば、そうでないところもあります。「自分で決めなよ！」という感じの結果が多いのは、占いってそういうものだから、と軽い気持ちでとらえていただければと思います。
それ以外の情報は、個別コメントに記載いたします。明記されている事柄は、そのプレイヤーキャラクターだけの情報です。セブンの正体を知ってしまった方、正体に関する記憶を失った方、正体を知ることができなかった方、さまざまな立場のキャラクターが生まれることとなりました。今回は情報の把握がいちばん大切な事柄となりますので、マスターからのあいさつやマスタリングの理由の説明、アクションに関するコメントは省略させていただきます。ご了承ください。アクションのアレンジは、理由があってなされたものだということをご理解いただければ幸いです。また、本シナリオは七罪シリーズの一部をなすものであることから、また焼きスルメマスターの次のシナリオと深くリンクすることから、各キャラクターの個別コメントで得た情報について、焼きスルメマスターが参照することがあります。
それではNEXT STAGE『怪人セブンの歌劇』にて、みなさまのご活躍を楽しみにしております。
リアクションの結果は以下のとおりです。
・七男が人格の主導権を握り、芽森 菜々緒の人格は休眠状態に陥っています。
・レディ･ロゼッタは七男の敵意と興味の対象となり、新たな拉致対象として選ばれ行方不明になりました。
・茶屋『紗乃香』の女子トイレと入り口の扉が損傷しました（申し訳ありません！ 被害は最小限に抑える努力をいたしました）。
リアクションがこのようになった理由をお話いたします。
・最初から菜々緒の人格は危険域に達していました。十分な刺激が与えられた結果、こうならざるを得なかったのです。正直な姿勢は菜々緒にとっては嘘をつかれるよりはよいものであったでしょうが、それでも彼女の人格にひびを入れていくには十分なダメージでした。女子会は彼女にとっては自我をさらに強固にするステージになり得るものでしたが、読心能力をもつレディ･ウルフの接近プラス、菜々緒の自我肥大をよしとしない七男の嫉妬が、菜々緒を打ち負かしてしまいました。自我喪失前に託した遺言状が、彼女の精一杯の抵抗です。
・菜々緒とロゼッタを会わせた後、危険な状態になった場合の対策アクションが弱かったため、セブンが好き放題に動ける結果となってしまいました。
シナリオの中で漠然としか明かされなかった情報を捕捉いたします。
・『紗乃香』を襲った男たちはセブンが拉致したろっこんを悪用するもれいびたちです。記憶を改竄され、島のもれいびはほとんどすべてが邪悪な目的を持っている存在であり、セブンこそが彼らを救った救世主であると信じ込まされています。
占いについても少しだけ。
今回も真剣に取り組ませていただきました。『レディ･ロゼッタの未来観測』と同じ、トート・タロットを使用しています。狙ったような結果の出たところもあれば、そうでないところもあります。「自分で決めなよ！」という感じの結果が多いのは、占いってそういうものだから、と軽い気持ちでとらえていただければと思います。
それ以外の情報は、個別コメントに記載いたします。明記されている事柄は、そのプレイヤーキャラクターだけの情報です。セブンの正体を知ってしまった方、正体に関する記憶を失った方、正体を知ることができなかった方、さまざまな立場のキャラクターが生まれることとなりました。今回は情報の把握がいちばん大切な事柄となりますので、マスターからのあいさつやマスタリングの理由の説明、アクションに関するコメントは省略させていただきます。ご了承ください。アクションのアレンジは、理由があってなされたものだということをご理解いただければ幸いです。また、本シナリオは七罪シリーズの一部をなすものであることから、また焼きスルメマスターの次のシナリオと深くリンクすることから、各キャラクターの個別コメントで得た情報について、焼きスルメマスターが参照することがあります。
それではNEXT STAGE『怪人セブンの歌劇』にて、みなさまのご活躍を楽しみにしております。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年01月27日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年02月03日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年02月03日 11時00分
