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レディ・ロゼッタの運命考察
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霧切 翠子
は、傍らに立つ後輩、
新井 米太郎
の手をきつく握り締めた。目の前の
芽森 菜々緒
からの答えを待つ時間は、気の遠くなるほど長いものに思えた。翠子はこれ以上の言葉を紡ぐ術を知らない。じっと待つほかなかった。
(なー先輩、お願い……!)
誕生日会で渡し損ねたシロタエギクのアクセサリーを受け取って欲しい、という口実で翠子は菜々緒を呼び出した。一人で行くのは心もとなく、
新井 米太郎
に付き添ってもらってのことである。菜々緒こそがセブンなのではないかという自身の推測を打ち明けると、彼はひとつの提案をしてくれた。放課後、人気の少ない校舎の片隅で三人は待ち合わせた。
「先輩、遅れてしまってごめんなさい。これ、プレゼント……あっ!」
事故に見せかけた小さな仕掛け、少女たちの手の間をすり抜けて落ちるアクセサリー。米太郎は強く念じた。
(霧切先輩を守るためなんだ! 頼む!)
『似非ヒロイズム』の力で、アクセサリーは廊下に叩きつけられる前にぴたりと止まる。能力は発揮された。つまりこの中に、ろっこんを妨げる『ひと』がいる可能性は限りなく低い、ということだ。米太郎は勝負に出る。
「先輩も……もれいびなんですね」
「きれいね。ありがとう」
菜々緒は米太郎には答えず、大切そうにアクセサリーをしまった。
(今の僕の務めは霧切先輩を守ること。芽森先輩との会話には割って入らないほうがいいな)
そう決めて、米太郎は二人を見守った。翠子は大きく深呼吸をし、そして、ついに言ったのだ。
「私、なー先輩をセブンだと疑ってます。それでも、先輩を信じます。だから会って欲しい人がいるんです!」
そこでシーンは冒頭のくだりに戻る。吐いた言葉は戻らないとわかってはいても、後悔してしまいそうになる。 翠子はこんなにいたたまれない気分になるのは初めてだった。
「――明日」
「えっ?」
「明日、女子会があるのよ。『紗乃香』で。あなたたちも一緒にどうかしら? 私が誘ったといえばみんないいと言うはずよ」
「えっ、で、でも……」
「楽しく過ごしましょう。話はその後でもできるわ。待っているから」
菜々緒は微笑み、アクセサリーを取り出してつけてみせた。白い髪、白い肌に可憐なシロタエギクがよく似合う。菜々緒は目を伏せ、セブンに関わる翠子の問いをすべて無視して、去って行った。
「なー先輩……!」
翠子は菜々緒を見送ることしかできない。
(私は菜々緒よ。私は恐れない。恐れてはだめ。明日も私のままでいられると信じるのよ)
左手がぶるぶると震える。クールな姿も、憂鬱そうな表情も、心許すものに見せるかすかな笑顔も、菜々緒らしい所作は何もかも、強烈に意識しながらでないと保つのが難しい。それでも菜々緒は、絶望的な戦いを続けていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月27日
参加申し込みの期限
2014年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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