this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
トンビがくるりと目を抜いた
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
◆ 紫
一方――。
皆が女の子を助けに走る傍ら、
桜庭 円
と
風雲児 轟
は倒れている女性の元に駆けつけていた。
「大丈夫ですか!?」
円は大トンビを警戒しながら、女性に声をかける。
轟は女性の身体をざっとあらためた。
「怪我はないようだが、意識を失ってるな」
「怪我してないなら揺すってもいいよね。――すみませーん、だいじょーぶですか?」
円が耳元で呼びかけながら身体を揺さぶると、女性はすぐに目を開けた。
「あら……?」
目の前にある円と轟の顔に、女性は不思議そうに首を傾げた。
「突然倒れたみたいだけど、大丈夫?」
そう言われてやっと、女性は自分の状態に気付いたらしい。
やだ、どうして、などと呟きながら立ち上がろうとするのを、円は支えて手伝った。
女性は落ちていた鞄を拾い、スカートについた砂を払う。戸惑ってはいるけれど、恐怖や焦りなどは表れていないようだ。
なんで倒れてたんだと聞こうとして、轟は一旦その言葉を呑み込んだ。
今のところ、大トンビがこちらを気にしている様子は全く見られないが、いつその矛先をこちらに向けないとも限らない。
轟は周囲を見渡し、トンビが飛行しにくいような障害物の多い場所を探す。
「座れるところで少し休んだほうがいいぞ」
「ありがとう。でももう平気だと……」
遠慮する女性の言葉を遮って、轟は円を促す。
「そこのベンチに連れて行こう。また倒れたら大変だからな」
「そうだね。お姉さん歩けそう?」
「え、ええ」
つい頷いた女性を、それなら決まりだと轟はベンチへと急かす。
大トンビが巻き戻り前のことを覚えているかどうかは分からないが、万が一を考えて、この女性は安全圏内に置いておくにこしたことはない。
大トンビを抜かりなく警戒しながら、轟は円に付き添われた女性を後ろから護衛し、速やかに安全な場所へと誘導していった。
眩暈がするのか、女性は移動している間ずっと額に手を当てていたが、静かなところで座らせておくうちに回復したらしい。
顔色も良くなり、額に当てていた手で乱れた髪を整える。
「迷惑をかけてごめんなさいね」
「気にすんなって」
困ったときはお互い様だと言いながら、轟はさりげなくトンビの位置を確かめた。
女性を移動させている間も介抱している間も、大トンビはこちらを襲おうとする様子はなかった。今も、こちらに意識を払っているようには見えない。
(巻き戻しに気付いていないのか、原因がこの人だとは思っていないのか……)
轟は視線を女性に戻した。こっちは何をどのくらい知っているのだろう。
「えっと……僕は桜庭円って言うんだ。お姉さんは?」
「私は矢木沢紫です」
紫は普通に名乗り返した。
「さっきの時間の巻き戻しは、もしかしてお姉さんのろっこんなのかな?」
「ろっこん?」
聞き覚えのない言葉に紫は首を傾げた。
円がもれいびやろっこんの話をしても、紫にはぴんとこなかったらしく、
「ごめんなさいね。私、漫画とかそういうのに疎くって」
困惑したように答えた。
「実は私、今日忙しくて、お昼を食べ損なってしまったの。きっとお腹が空きすぎて貧血を起こしたんだわ」
「うん……それならそれでいいんだ。でも、ありがとね」
「お礼を言うのは私の方よ」
そう言って笑う紫に、円は心の中で呼びかける。
(無意識かもしれないけど、やっぱりありがと。女の子を救ってくれて)
生み出されたのは僅かな時間でしかなかったけれど、その時間を使ってもれいびの皆が女の子を助けることが出来た、そのことにたいする礼を。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
トンビがくるりと目を抜いた
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月01日
参加申し込みの期限
2013年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!