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窃盗事件発生!~奪われた七色の蝶ネクタイ~
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【日常の崩壊、優先されし肉】
「つまり、昼の教員会議までは、蝶ネクタイは確かにここにあったんですね」
「ええ、間違いなくあったよ。あんなに日差しに注意し整えて置いたのだからね、間違いない」
八神 修
の問いに、校長先生が答える。
放課後となってすぐ。
後木 真央
が到着した時には、蝶ネクタイが無くなった件について既に有志が校長先生に話を聞こうと集まっていたところだった。
それは、まさに調査聞き取りの最中。その真っ只中に、彼女は全力を持ってして飛び込んだ。
「に~~くぅ~~~~っ!! 肉の前に肉はなく肉の後にも肉はなし、天井天下唯我独尊、我が人生に喰いあり肉ありバトルありっ! 天は肉の上に肉を作らず肉の下に肉を作らずただ只管食べよと仰った(?)のだ!
にくにくにくにくにくひゃっほ~~なのだっ!」
体をくねくねさせている。しかし、そこから可愛らしさが抜けないのは正に人徳というものだろう。
そして、唇には肉の賛歌を紡いでいる。
むしろ、こちらの方が問題だった。
「………………」
「……はっ。
皆揃っているのだっ。美野梨ちゃん、みゆきちゃんもこんにちはなのだ~っ」
と、気付いた時には時既に遅く。
挨拶して誤魔化してみたが、果たしてどれだけの影響力があったことだろう。
目的を同じく『焼肉』に設定していた何人かは、真央に向かい『本当の事は言っちゃ駄目だ!』という表情で、口許に人差し指を当て沈黙を促した。
しかし、複数の生徒の緊張を奪い取った張り詰めていた空気は、その肉の一言の元あっという間に瓦解したのである。
「ああ、私の蝶ネクタイが……」
緊張が崩壊した空間に、校長先生は肉による目的よりも、やはり蝶ネクタイをなくした衝撃により、机に手をつき涙をこぼす。
傍にいた涙もろさに定評があり『だからどうした』状態の生徒までいた全校集会の校長先生のスピーチにすら涙を見せた
北原 みゆき
も、再度その大きな瞳を涙に潤ませた。
「校長先生が可哀想……酷いですぅ、蝶ネクタイが……」
こちらも、一部の生徒集合の動機が『肉』という残酷な事実よりも、やはり蝶ネクタイの方に心を痛めている。
この事象には、肉崇拝者は内心の後ろめたさ以上に、安堵というため息ををつかずにいられなかった。
しかし、全体的にいえば、挨拶以外の事情聴取より開始2言目の生徒『肉』発言は致命的であった。
緊張が崩れた間に、聞き取りの時間は残酷にも過ぎ去り、
「いけません。私はこれから要務で出掛けなければ。
数時間で戻るけれども、どうか皆さんどうかよろしくお願いするよ」
集合から、僅か5分足らずで、校長先生は涙を拭き、後ろ髪を引かれるようにその場を後にしていってしまったのである。
この校長先生もきちんと公務をしていたのかという感動を受けなくは無いが、その時間の無さが今回は悔やまれる。
なにしろ、まともな情報らしい情報が何一つとしてない。
話題には蝶ネクタイが孫のお手製で、スナップボタン形式になっているとか、孫が首の採寸をしようとしてメジャーで校長先生の首を絞めかけた等、なにしろ孫との微笑ましいエピソードしかなかったのだから。
……一部微笑ましくないものも含まれている気がしなくもないが、それは愛嬌と言うものだろう。
しかし、校長先生からきちんと話が聞けたところで、全ての生徒がこうして校長室に集まってくるとは限らない。
もし、有益な情報があるとするならば、全てスピーチで語っているだろう。
「……情報は、現状出ているものだけか」
真央に真っ先に沈黙を促しておきながらも、未だに肉が頭にちらついて離れない
御剣 刀
が呟いた。
「うう……ごめんなのだ。タイミングが悪かったのだ……!」
「まあ、校長先生も知っている事は全て話されているだろう。後はこちらで何とかするしか無いな」
携帯の待ち受け画面を、何故か先程隠し撮りしたらしい校長先生の涙写真に差し替えて、修は携帯をしまう。
「犯人は校長に何がしらの興味を持ってるんじゃないかな?」
涙をぬぐい、みゆきが少し考えてから躊躇いがちに言う。
「スピーチの時には、一生懸命見ていたんですけど、それらしき人がいなかったの……
それと──最初に校長室に来た時に、校長先生にそれをお話したら『こんなにも孫の蝶ネクタイを思ってくれている生徒さんがいるなんて』って、もしもの為にと予備の蝶ネクタイを一つ預かっているんですぅ。
もしかしたら…少しだけだけれども、お役に立てるかも知れないですぅ……」
校長先生が大事にしている物とは若干雰囲気が違う蝶ネクタイを、両手に乗せて周りに見せる。
「おおっ、みゆきちゃん! ぐっじょぶなのだ!!
ネタは新鮮なうちに多い方が美味しいのだ!」
むむむ…と真央は悩みながら、校長先生の長机の周りをグルグル回りながら一人推理モードに入った。
「むむぅ、校長室前に隠しカメラついてないのだ? 犯人は誰だ的な? 随分危機管理がなってないのだ」
もちろん重要書類は金庫等にしまわれている。しかし、セキュリティの穏やかさに関しては否定は出来ず。
「まず! 昼休みに自分の教室に居なかった人……って殆どなのだ!?
真央ちゃんだっておネコさま探訪に抜け出したのだ該当者になっちゃうのだ!?」
こうして、最初は名探偵であった真央は、次第に迷探偵に変貌しつつあった。
そして最終的には、
「修ちゃーん、円ちゃーん、名案が浮かばないのだ。
1つの蝶ネクタイを5人で運べば35人ご相伴に預かれるのだそういう名案しか浮かばないのだ」
しょんぼりと肩を落とす迷探偵・真央。
それを見た修と、先程からのどかに日向ぼっこをしている校長先生の飼っている猫3匹を何か思うように見つめていた、肩に猫の『にゃーくん』を乗せた
桜庭 円
がよしよしと慰める。
「しかし、校外に出られたら面倒ですね」
その中で、集団の一つ外から観察するように。集まった生徒の中でも一際小さな凛々しい少女、
鈴野 加代
が進言した。
「窃盗犯はまだ校内に残っているかもしれません。しかし、外に出られてしまってはもう手の施しようが無いのは明白。
以降の情報は、携帯電話・メール・ねこったーでのやり取りとしたいのですが良いでしょうか」
確かに放課後に入ってから、まだ大きな時間は経っていない。しかし、刻々とタイムリミットは近づいてきているのだ。
しかし、電話は手っ取り早いが、初対面の人に携帯番号を教えるのは躊躇われるという意見もあり、電話番号は任意、ねこったーはタグをつける事で情報共有する事となった。
「あっ、犯人らしき人が校内にいるってねこったーで情報流れてるよ!」
円の上げた声に、皆の視線が彼女の手に持つ携帯に集中する。
「かなり散っちゃってるけれども、今ならまだ犯人に間に合う!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月17日
参加申し込みの期限
2013年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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