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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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窃盗事件発生！～奪われた七色の蝶ネクタイ～
【焼肉だーーーーっ！！】
肉が焼ける香ばしい臭いがする。
「肉だ……本物だ……！」
焼きあがった肉を前に歓声を上げる高城 律を前に、ねこじま荘４英傑の残りの３人は瞬時に、鉄板から焼肉を奪い取っていった。
「これは……管理人さんが悪いっスね……感激している暇があったら食べないと」
「うおおおおおおおあああっ！！」
樋野 秀吉がもきゅもきゅと肉を味わい、女性二人がガッツリ肉をかき込む中で、男泣きする律を前に、それでも容赦なく肉は無くなっていく……
「小山内、スケッチブックがあると取り辛いだろう、肉取ってやるよ」
御剣 刀が小山内 海に声を掛ける。
『ううん だいじょうぶ』
そう控えめに書いた彼女のお腹が小さく鳴った。
彼女の皿には既に肉は乗っていたが、気にせずに刀は笑う。
「無理するなって。好きなの言え、焼いてやるから」
『じゃあ やけてるやつ』
「え……？ うおっ、焦げてる！！ 肉がーーーっ！！」
「じゃあボク、焦げてないお肉もらおっと」
「桜庭ーッ！」
楽しい３人での時間も、無事幸せそうに過ぎていく……
「やはり、利己的に蝶ネクタイを奪ったお二人は駄目だったんですね……」
「当たり前です。全員どころか、犯人でさえ校長先生がむしろ『罪を憎んで人を憎まず。私のことをここまで思ってくれるだなんて』と感動で連れて来てしまったのですから。
あの二人でさえ、ろっこんが絡まなければ生徒指導室に叩き込めたというのに」
一度は断りはしたものの、周囲の隠さない肉オーラと自身のおなかの減り具合に勝てずに同行した神野 美野梨と、黙々としかし遠慮無く的確に肉を焼き食べる鈴野 加代とが、テーブルを挟んで今日を振り返る。
側にいた常闇 月は、箱に収められたむしろ焼かれていない肉の方に意識が向いていた。
八神 修の約束どおり、協力者全員に松坂牛が配られた。
その時、月は校長先生に珍しく自分の意思で交渉を行っていたのである。
「その、焼肉に招待の件ですが……他に連れてきたい方がいるのです。もし人数的に無理でしたら、私の代わりに連れて行ってあげて欲しいのです」
そんな時、松坂牛が配られた際、校長先生は月の頭に手を軽く置いてこう言った。
「焼肉は今日で急かも知れないけれども、これなら好きな人と一緒に食べられるね。私からも負けじと皆に帰りにお持ち帰りの焼肉セットをプレゼントする予定だよ。
これで、好きな人と一緒におなか一杯食べるといい」
月は珍しく目を閉じて幸せそうに箱に入った、その人と一緒に食事が出来るプレゼントを抱きしめた。
それは──自分が、自分の目的だけで手に入れた、自分の為だけの戦利品。
──こうして、無制限焼肉パーティに各々が舌鼓を打ち。お土産まで持って、蝶ネクタイ窃盗事件は無事に幕を閉じたのである……
肉が焼ける香ばしい臭いがする。
「肉だ……本物だ……！」
焼きあがった肉を前に歓声を上げる高城 律を前に、ねこじま荘４英傑の残りの３人は瞬時に、鉄板から焼肉を奪い取っていった。
「これは……管理人さんが悪いっスね……感激している暇があったら食べないと」
「うおおおおおおおあああっ！！」
樋野 秀吉がもきゅもきゅと肉を味わい、女性二人がガッツリ肉をかき込む中で、男泣きする律を前に、それでも容赦なく肉は無くなっていく……
「小山内、スケッチブックがあると取り辛いだろう、肉取ってやるよ」
御剣 刀が小山内 海に声を掛ける。
『ううん だいじょうぶ』
そう控えめに書いた彼女のお腹が小さく鳴った。
彼女の皿には既に肉は乗っていたが、気にせずに刀は笑う。
「無理するなって。好きなの言え、焼いてやるから」
『じゃあ やけてるやつ』
「え……？ うおっ、焦げてる！！ 肉がーーーっ！！」
「じゃあボク、焦げてないお肉もらおっと」
「桜庭ーッ！」
楽しい３人での時間も、無事幸せそうに過ぎていく……
「やはり、利己的に蝶ネクタイを奪ったお二人は駄目だったんですね……」
「当たり前です。全員どころか、犯人でさえ校長先生がむしろ『罪を憎んで人を憎まず。私のことをここまで思ってくれるだなんて』と感動で連れて来てしまったのですから。
あの二人でさえ、ろっこんが絡まなければ生徒指導室に叩き込めたというのに」
一度は断りはしたものの、周囲の隠さない肉オーラと自身のおなかの減り具合に勝てずに同行した神野 美野梨と、黙々としかし遠慮無く的確に肉を焼き食べる鈴野 加代とが、テーブルを挟んで今日を振り返る。
側にいた常闇 月は、箱に収められたむしろ焼かれていない肉の方に意識が向いていた。
八神 修の約束どおり、協力者全員に松坂牛が配られた。
その時、月は校長先生に珍しく自分の意思で交渉を行っていたのである。
「その、焼肉に招待の件ですが……他に連れてきたい方がいるのです。もし人数的に無理でしたら、私の代わりに連れて行ってあげて欲しいのです」
そんな時、松坂牛が配られた際、校長先生は月の頭に手を軽く置いてこう言った。
「焼肉は今日で急かも知れないけれども、これなら好きな人と一緒に食べられるね。私からも負けじと皆に帰りにお持ち帰りの焼肉セットをプレゼントする予定だよ。
これで、好きな人と一緒におなか一杯食べるといい」
月は珍しく目を閉じて幸せそうに箱に入った、その人と一緒に食事が出来るプレゼントを抱きしめた。
それは──自分が、自分の目的だけで手に入れた、自分の為だけの戦利品。
──こうして、無制限焼肉パーティに各々が舌鼓を打ち。お土産まで持って、蝶ネクタイ窃盗事件は無事に幕を閉じたのである……
あとがき
担当マスター：
冬眠
ファンレターはマスターページから！
参加者の皆様、ここまで読んでくださった皆様、大変お疲れ様で御座いました……！
『窃盗事件発生！～奪われた七色の蝶ネクタイ～』幕引きです。
蝶ネクタイは無事校長先生の手元に戻りました！ 有難う御座います。
そしてこの度、こちらの不手際にて「校長先生が『使用不可』」であった事が、マスターコメントに記載し損ねており、一部皆様にご迷惑をお掛けしたことを、こちらにて深くお詫びさせて頂きます。
この度は、アクションを受け取った折に、参加キャラクター様が、様々なアクション文字数を使った駆け引きが既に行われており『これを纏めて全部一つに……！？』と真っ青となりました。
平和なシナリオになりそうだ……等と呟いていたのが嘘のようで、自分の先見の明は明らかに曇っていたようです。
今回は、誰がどのアクションを取っていたのかを想像しながら読むと楽しめるかも知れないと思われます。
他もろもろにつきましては、参加者の皆様の個別コメントにて記載をさせて頂いております。ご感想等はコメントページにて書いて頂ければ、是非次のリアクションやガイドに反映させて頂きます。
この度は、ご参加・ご閲覧有難う御座いました！ ご縁が御座いましたら、また次のシナリオにでお会い出来れば幸いで御座います。
『窃盗事件発生！～奪われた七色の蝶ネクタイ～』幕引きです。
蝶ネクタイは無事校長先生の手元に戻りました！ 有難う御座います。
そしてこの度、こちらの不手際にて「校長先生が『使用不可』」であった事が、マスターコメントに記載し損ねており、一部皆様にご迷惑をお掛けしたことを、こちらにて深くお詫びさせて頂きます。
この度は、アクションを受け取った折に、参加キャラクター様が、様々なアクション文字数を使った駆け引きが既に行われており『これを纏めて全部一つに……！？』と真っ青となりました。
平和なシナリオになりそうだ……等と呟いていたのが嘘のようで、自分の先見の明は明らかに曇っていたようです。
今回は、誰がどのアクションを取っていたのかを想像しながら読むと楽しめるかも知れないと思われます。
他もろもろにつきましては、参加者の皆様の個別コメントにて記載をさせて頂いております。ご感想等はコメントページにて書いて頂ければ、是非次のリアクションやガイドに反映させて頂きます。
この度は、ご参加・ご閲覧有難う御座いました！ ご縁が御座いましたら、また次のシナリオにでお会い出来れば幸いで御座います。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年10月17日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年10月24日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年10月24日 11時00分
