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シネマカフェ『クランク・イン』 第六幕
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【綾花の猫ねこヘブン計画】
綾辻 綾花
、両手に花。ならぬ、両手に猫!
「むっふふふ。いらっしゃいまし、綾辻さん。準備はバンタンですわよ~」
「ふふふ。ありがとうございます、エマさん♪」
右手に
テオ
、左手には
アルク
をしっかと抱きかかえ、綾花はもはや臨戦態勢。これぞまさしく二刀流! であります。
『二刀流はいいが、その一方に俺を数えてくれるなよ……』
「まあまあ」
あいもかわらずブッチョー面のテオ。綾花にここ、クランク・インへ連れ込まれるのも何度目のことでしょう。近頃は通りがかっただけで、アルバイト店員エマに目ざとく見つかり、引っ張り込まれてカリカリやらニボシやら猫用ケーキを与えられることもあったりしました。おかげで最近、太りぎみ。
左右で白黒マップタツの特徴的な毛並みが目をひくアルクはと言いますと、今でこそ寝子島の猫コミュニティにすっかり馴染んではおりますものの、もとはといえば異世界出身。綾花や仲間たちを壮大な冒険の旅へと連れ出してくれた、不思議なにゃんこです。金色の首輪にはめこまれた茜色の宝石は、今日もきらりと美しい輝きを放っています。
『で? 今日はなんなんだ。また映画でも見ようってのか』
「むっふっふ。テオちゃん、ほんじつは猫部屋にて、ついにあの名作をご披露するのですわー! 楽しみにしてたでしょ?」
エマにテオの言葉は聞こえていませんしフツーの猫だと思っているはずなのですけれど、時おり妙なカンの良さを発揮して、やけに会話がシンクロすることがありました。
テオもいくらか慣れてきたのか、興味をそそられたのか、綾花の腕の中にして尋ねます。
『あの作品って……なんだよ?』
「あや、知りたいですか? 知りたいーって顔をしてますわねテオちゃん? シカラバおしえて差し上げますわーっ、その名も『ブレードランニャー』!!」
『おおっ、あれかよ! ようやくじゃねえか、待ちわびたぜ……はっ』
気がつけば綾花も、
に~っこり♪
すっかり映画喫茶にハマっているテオに、思惑どおり! といったところでありましょう。
『ブレードランニャー』! 映画史に名を残すSF大作です。後年、あの『AKINA』にも影響を与えたとされ、世界にも日本のSF映画界にもその存在は絶大なものとして語られています。作中飛び出すとっぴなアジア・日本観も語り草だったりしますけれど。
そもそもこれを見たいと言ったのは、テオだったりします。クランク・インの
倉庫整理と上映作品の選定
に立ち会った際、綾花といっしょに映画を選んだ中で、テオが目を付けたのがこの作品でした。
その後鑑賞の機会を待っていたのですけれど、なにせこの日選び出されたものがまた粒ぞろいの名作ぞろい。なかなか上映の順番が巡ってこないまま今日にいたる、といったわけなのでして。
「いやいや。映画通のお客のご来店は僕も大歓迎だよ、テオくん」
などと無表情なままに冗談めかして、七海は言いました。手したトレイにはオレンジジュースにポップコーン、猫用カリカリ、それに『ブレードランニャー』のディスクのパッケージ。テオの瞳がきらんと輝きました。
「ありがとうございます。七海さん」
「どういたしまして、ごゆっくり。映画好きは映画好きを呼ぶ……テオくん、今後も彼女をうちに連れてきてくれよ」
『はん。まあ、頼まれてやらんこともない』
映画喫茶の半猫カフェ化に、当初はいささか難色を示した七海ですけれど、今やにゃんこと会話するまでになりました。まあ彼はフツウのひとでして、やっぱり話が通じているわけではないのでしょうが、それでもなんだか噛み合っていたりします。
七海が去ると、テオはふかふかソファのいつもの場所へひょいと飛び乗り、くるりと丸くなって待機。綾花は大画面テレビの下に据えられたプレイヤーにディスクと挿入すると、手持ちぶさたに見上げたアルクを抱き上げて、ソファへもふん! と腰かけます。
絶妙な座り心地にほうっと息を吐いたところで、上映開始!
『……おお』
とか、
『うむ……』
とか、上映中は時おりテオの感嘆やらうめきが挟まれるくらいで、会話らしい会話もありません。それだけ、映画に引き込まれていたようです。
精巧なアンドロイドであるレプリニャントと、違法に脱走したレプリニャントを追う専任捜査官、ブレードランニャーの迫真の戦い、明かされてゆく謎。レプリニャントたちに生まれ行く自己認識、それゆえの悲哀。そして……ごちゃごちゃとして雑多で、きらびやかなネオンサインがかがやく、人種と文化のるつぼな未来都市。その魅力ときたら!
綾花もテオもすっかり、堪能することができました。
さて、テオは満足しきってすっかり弛緩しておりますけれど、綾花のお楽しみは映画ばかりではありません。
むしろここからが本番かもしれません。
「テオ、どうだった? 私はすっごく、おもしろかった!」
『ああ。思ってた以上だったな。SFはいいもんだ……』
などとつぶやくテオはくってりとして、おなかを見せてひっくり返っておりまして。そのおなかを綾花はさりげなく、さわさわ。なでなで。ぷにぷに。
「アルクはどうだった? おもしろかった?」
ふにゃ~ん、はぐはぐはぐ、と猫缶に夢中なアルクのふわふわな白黒毛並みを、もふもふもっふり。
綾花、至福! 油断したにゃんこたちとのふれあい癒しタイムが、名作の鑑賞に勝るとも劣らない楽しみなのでした。
「ああっ。このまま時間が止まってほしい……」
『おう。余韻にひたるこの時間もまた、悪くねえ……あっ、おい白黒の、俺の猫缶も残しとけよな!』
うにゃん?
すばらしいこのひと時ですけれど、綾花の胸には実のところ、さらなる野望が秘められていたりして。
「次は、
ミラちゃん
も誘ってみよっか。あ、この前のミラちゃんパーカーはどうだった? あれ、自分で作ったんだよ。ミラちゃんの可愛さを再現したつもりだったんだけど」
『マジかよ。まあ、うん。似てたんじゃないか? かわい……かわ、その、それは良く分かんねえけどな』
「それから、クロワもいっしょに来てくれたら嬉しいな。あ、それにそれに、
レオ
にも久しぶりに会いたいし! 呼べないかな?」
『おまっ、何匹の猫をこの部屋に押し込むつもりだ……!?』
にゃんこと映画。綾花にとってはもう、切っても切れないふたつです。
ほわほわほわん……猫密度MAXな猫部屋でゆったりもっふり映画鑑賞。な~んてワンシーンを想像しては、夢心地な綾花でありました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月27日
参加申し込みの期限
2021年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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