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シネマカフェ『クランク・イン』 第六幕
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【猫と彼女と】
八神 修
と
七夜 あおい
、ふたりもまた『クランク・イン』の常連さんです。
「今日もふたりでご来店だね。いらっしゃい。いつもの部屋でいいかな?」
なんて、応対にでた嬉野 七海へ特にあれこれお願いしたりせずとも、お店の奥にある特別なお部屋へと案内してくれました。
「そろそろ君らが来るんじゃないかと、妹が熱心にセッティングしていたよ。ゆっくりするといい」
「ああ、それはありがたい。感謝する」
もはや見慣れた猫部屋は、けれど確かにちょっぴり様相が変わっていて、あちこちにエマが追加したのだろう可愛らしい物品が目に付きました。例えばふかふかソファの上に鎮座する、でっぷりにゃんこのぬいぐるみとか。壁にかかった猫柄の時計とか。もちろん静音タイプで、カチコチ音を立てないやつです。ほかにもちょっとした猫小物だったり、猫が主人公のCGアニメのポスターだったりと、とにかく猫づくしに磨きがかかっておりました。
「わあ。エマちゃん、張り切っちゃったんだねえ」
「ぱたぱたと動き回る姿が目に浮かぶようだな……そら、もう出ていいぞ」
そんな猫部屋へ、満を持してケージから解き放たれたのは、修の愛猫のブルー&ミルクです。ブルーは特に頭が良く、はしゃいだ後のやらかしも少ない賢い子で、ミルクはそれはもうあおいに懐きまくっているので、作品上映中は彼女の膝の上で大人しくしているでしょう。とかく問題を起こしにくい二匹です。
……のはずなのですけれど。
「ミルク、こっちおいで~。いっしょに映画みようね……あれ?」
「どうしたブルー、落ち着かないな。おおっ?」
ぷちリニューアルした猫部屋に違和感を感じたのか、ふにゃー! うにゃー! しゅたたたたっとそこらを走り回り、なんだか大興奮!
まあ物をひっちゃぶいたり粗相をしたりはしなかったものの、しばし予期せぬ追いかけっこを楽しむこととなりました。
なお原因は、エマがよかれとおもって小さじ程度振りまいておいた、またたび粉。
ひと息ついて、ちょうど届いたコーヒーで心を落ち着けたら、肝心の鑑賞作品を物色します。
なお二匹のにゃんこも落ち着いて、膝の上で丸くなっております。
「あおい、なにが見たい?」
「う~ん。なにがいいかな……いま上映中の映画はなんだっけ?」
「『AKINA』だな。SFアニメだよ」
「じゃ、とりあえずそれ見よっか!」
テーブルにはそろって注文した本日のオススメ、ふわふわパンケーキセット。メープルシロップで描かれたにゃんこも愛らしい一品をいただきながら、上映開始!
AKINAはどちらも初見でして、すぐにも画面から伝わる迫力と、その特異性に引き込まれます。
「超能力ものか。テレポーテーションにテレキネシスに……」
「鉄子みたいに突然力に目覚めちゃったら、やっぱり興奮しちゃうかもね。調子に乗って使いまくっちゃいそう」
「はは、あおいがこんなふうに暴れ回る姿は想像できないけどな」
「そーお? 私も案外……すごいかもよ?」
にやり。なにげなくも屈託ない笑みに、今の彼女との縮まった距離を感じて、修はほっこりと胸があたたかくなりました。
「超能力か。あおいはどんな能力がほしい?」
「えー、そうだなあ。すっごい重い物を持てるスーパーパワーとか!」
「それはもうできるじゃないか」
「そうだった。じゃあじゃあ、えーと……料理が上手くなる超能力?」
「それは……がんばって練習しような」
「もー、思いつかないよ! じゃあ、修君はどんなのがいいの?」
問われてふむ、と思案。うにゃあとあくびをしたブルーの首元をこりこりやりながら、
「テレポートかな。場所だけでなく、時間旅行もできるといい。海外旅行だってし放題だ」
「おおっ、それは魅力的! って、海外ならこの前行ったよね? タイに」
「それもそうだな……」
ちょっぴり会話は横道にそれて。画面の中では、主人公の金谷がアーミーからパクった試作品のレーザー砲をド派手にぶちかますシーンが展開されておりますけれど、ふたりは先日の
修学旅行
の話題で盛り上がってしまったりして。
「そういえば、あの時分けたキャンドルどうしてる? 俺はまだ使ってないんだ、もったいなくてな。飾ってる」
「私も私も。あ、いっしょに買った調味料とか香辛料もまだ使ってないよー。そのうち修君に、タイ料理を教えてもらおうと思って」
「ああ、それはいいな。ぜひやろう」
「うん! そうそう、キャンドルを買ったあのお店も可愛かったよねー。色鮮やかで、民族色豊かっていうか」
「店員さんが明るくてな。ついついノセられて、買って……しまって」
ぴたり。あおいとそろって固まってしまったのは、小物店の店員さんに、「コイビトさん?」とからかわれたのを思いだしたからでしょう。
「ええと……」
「うん……」
おりしも画面の中は、大爆発。
ふたりの顔はまるで炎にあおられたかのように、真っ赤っか!
(……助けてブルー! この空気は恥ずかしくて耐えがたい……)
残念、にゃんこは膝の上ですやすやすやん。
全てが光に包まれてエンディングを迎えた後、感想など軽く語らいつつ、次の映画を探し始めます。ふにゃふにゃふにふに、二匹の猫たちがまったくもって起きる気配動く気配もないもので、もう一本見ていくことにしたのです。
「さて、次はなにを見ようか」
「そうだね~……」
「お邪魔しまーすわー! AKINAどうでした、最高でしたでしょう?」
にっこり笑顔で乱入を決めたエマの持つトレイには、湯気のたつホットコーヒーのカップがふたつ。七海店員の差し入れだそうです。
「わきゃあ~にゃんこちゃん! にゃんこにゃん、おねむなのですわね~! うひひ~かわゆいかわゆい」
「あ、ちょうど良かった。エマちゃん、おすすめの映画ってない?」
あまりにも候補が豊富で迷っていたもので、これ幸いと尋ねてみますと、エマはぐいんと首を傾けまして。
「『ロブという名のにゃんこ』はいかがですか? ノンフィクションですけれど、とっても素敵なお話でしてよ! ご覧になったこと、ありますか?」
チョイスしてくれたのは猫ムービー! 人生のどん底に行き詰ったストリートミュージシャンが、一匹の子猫との出会いをきっかけに、あらたな人生を歩み始める……という、これがなんと実話がもとになっているのだとか。
修とあおいは顔を見合わせ、たがいに息ピッタシ。迷いなく、
「「それにしよう!」」
ふかふかソファにおいしいコーヒー。ふたりと二匹はたっぷり映画もう一本ぶん、素敵な心地を満喫したのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月27日
参加申し込みの期限
2021年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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