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寝子島電鉄霊界線 浅縹駅(5)
いざ、決戦!
吉住 志桜里
と
吉住 獅百合
は並び立ち、眼前にそびえる威容を見上げ勇む。
「さて、大一番ですね。準備はいい、シロ?」
「ええ、クロ。ま、面白楽しくいきましょう♪」
自身とよく似た顔、そして落ち着いて穏やかな表情とは裏腹な妹の軽い調子に、志桜里は苦笑いしつつ。
「秘ぃもいい? 心配ないでしょうけど、私たちより速く走って頂戴。足元は見ないわ」
「分かってるさ。そんなヘマはしないよ」
卵城 秘月
は吸血鬼。吉住姉妹はともにだいだらぼっちだ。
秘月は壮観な眺めを見上げて、背の翼をはためかせながらにしみじみとつぶやく。
「それにしても、志桜里君に妹がいたとはねえ」
「はい、妹のシロでーす。秘ぃちゃんヨロー☆」
実のところ獅百合は志桜里から分離した存在だったが、事が起こった折に、秘月はたまたまその場に居合わせなかった。あえてややこしい説明をすることもなし、そのまま妹ということに決めてしまったのだった。
「私より背が高くとも、妹。妹です、いいですね?」
「わかったわかった。ともかく、始めるとしようか?」
秘月は二人のだいだらぼっちを縫うように飛び、まずは志桜里の首筋へ取りつくと牙を立て、吸血する。
「んッ……」
続いて獅百合にも同様に吸血を行うと、
「あ……ッ」
「ぷは! う~ん、グッドテイスト」
「蚊みたいだね、秘ぃちゃん」
「蚊って言うな、蚊って! 吸血鬼だよ!」
吸血鬼特有の能力によって、秘月は身体の奥底から力が沸き上がるのを感じた。吸血鬼にとって血液は力そのもの、他者から取り込めば己の強化となるのだ。
お返しとばかり、秘月は志桜里と獅百合へろっこんを行使し、二人をも強化する。
これにて、戦いを終わらせる準備は整った。
がしゃどくろとの決戦は仲間たちとの大共闘となった。
雨崎 荒太郎
がぺしゃりと豆腐をぶつけ、うっとおしそうに振るった腕を
サキリ・デイジーカッター
が一閃。関節部への一撃を繰り返した結果が追い付き、右腕の肘から先を脱臼よろしく外すことに成功した。
八神 修
は
七夜 あおい
の作り出す氷弾を突風に乗せ立て続けに撃ち出し畳みかける。
みなが疲弊してくれば、
綴 柚枝
がヴァイオリンの音色を響かせ活力を奮い立たせた。
それでもなお前進を止めないがしゃどくろへ、だいだらぼっちとなった
尾鎌 蛇那伊
、
恵御納 久隆
、
エロ・イーアールオー
が組み付き押し留める。
その隙を、秘月が突く。霧となってまとわりついていたが、機を見るや実体化し、
「悪いけど、志桜里君と獅百合君の邪魔はさせないよ」
膝頭へ痛烈な飛び蹴りをぶちかます。吸血鬼として姉妹を吸血していたことで身体能力は増しており、がしゃどくろは衝撃に思わず膝を突く。
そこへ、志桜里と獅百合が左右から挟み込むように肉薄し、両の肩口を押さえ込む。だいだらぼっちの巨体でも、大きさにおいてがしゃどくろのそれには及ばないが、体勢が崩れたことで対等な格闘を挑むチャンスが訪れた。
志桜里が顎へ拳を突き入れ、獅百合がテンプルへ回転を乗せた蹴りをヒットさせた。
「シロ!」
「おっけー、クロ!」
相手を押し込んでからのダメ押しが二人の本領だ。
左右から拳を押し当て、同時にろっこんを行使する。同系統の能力であり、重ねて発動すれば効果も倍増するだろう。
「いけえっ!!」
きっかり三秒のホールドの後、がしゃどくろの体躯が一回り縮んだ。縮小はこれが限界のようだが、少なくとも今や威容とも呼べる圧倒的な巨躯ではない。
直後、志桜里と獅百合の連撃ががしゃどくろに確かな後退をもたらす。戦いが始まって以来初めてのことだった。
仲間たちも機を得たりとばかり、立て続けに攻撃を加えてゆく。
「っぐ!」
がしゃどくろのやぶれかぶれか、突き出した骨拳が獅百合の頬を直撃する。が、
「シロ! 大丈夫?」
「あはは。ちょーっと、おイタが過ぎますねー?」
無造作な前蹴りで反撃をかまし、がしゃどくろはついに後方へ転倒するに至った。
偶然か、狙い澄ましての作戦だったか。がしゃどくろが腰を落とした直下には、
八代 拓哉
が作り出した氷の道があった。
月影にきらめくラインが繋ぐ、魔行列車への道。
「決めるわよ、秘ぃ、シロ!」
「「おおっ!!」」
仲間たちとともに、獅百合と志桜里、渾身の正拳を、同じレールをなぞるようにして繰り出す。
トドメの一撃は、吸血鬼・秘月。強靭な膂力と背の翼による飛翔が可能にした、鋭い滑空からきりもみ回転を加えての蹴りが真芯を捉えた。
弾かれ滑り出したがしゃどくろは、一直線。九夜山の斜面をなぞる氷の道を滑り、迷うこともなく魔行列車へ飛び込んだ。
接触すれば吸い込まれるようにして乗車してしまう。下半身を飲みこまれたがしゃどくろはしばし、山の樹々を掴んで抵抗していたものの、それも空しく、やがて車両の中へと姿を消した。
骨と骨が軋む音も失せ、ぬるい風の音だけが彼らの勝利を告げていた。
「ふーっ。パワー勝負なら負けませんよ」
「いやあ、楽しかったですねー。お疲れさま、クロ。秘ぃちゃん……あれ?」
誰も彼もが勝利の余韻に浸る中、秘月の姿はというと、
「絶景だね。壮観だ。志桜里君も獅百合君も、どちらの肉体も実に素晴らしい」
姉妹の股下にあった。だいだらぼっちの直下、それも二人はよりによってスカートルックだったから、そりゃあ確かに壮観だろう。
「でも、惜しい! もう少しこう、ストッキングの上にお肉が乗っかっているとより健康的かつ魅力的……あれ?」
気がつくと、巨大姉妹が股下の小虫がごとき小さな吸血鬼を覗き込んでいた。
「秘ぃ……虫の類には厳しいわよ、私たち。ねえシロ?」
「そゆこと。じゃね、ばいばーい」
「おわーーーっ!?」
まったくもって塵ほどの容赦もなく、美脚が頭上から降り注ぐ。
志桜里の的確な狙いが秘月を踏み潰そうとするのに対し、獅百合の足にはいくらか温情が……と思いきや、
「はい、終わり」
「むぎゅっ!」
獅百合と志桜里のお尻に挟まれ、秘月は幸せなまま昇天した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年03月14日
参加申し込みの期限
2021年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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