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霊界鉄道危機一髪☆寝子島おばけパニック!
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夜明け前
空が白んでいた。
明け方近くとなり、島の各地からは解決の報が次々と届いた。
旧市街の鵺。
星ヶ丘地区のクラーケン。
シーサイドタウンのぬらりひょんやあまんじゃく。
九夜山のがしゃどくろ。
星幽塔にすらおばけは現れたそうだが、いずれも魔行列車へ叩き返されたとのことだ。
ちなみに余談であるが、サジタリオ城下町に響き渡ったフランチェスカ嬢の歌声は
ゲース・アイルンアルム
の手により『音星盤』へと記録されており、後に彼のプロデュースによって広く販売されることとなり、星幽塔の全階層をまたいで大ヒットしたとかしないとか。
「ニヤリ」
大役をこなし花緑青駅へと戻ってきた人々を、餅々 きなこは母が子をあやすようにして頭を撫でて労った。
「やったねー! みんな、おつかれさまー! えらい、えらい♪」
彼らの多くはいまだおばけの姿をしていたが、きっと朝を迎える頃には元に戻っているだろう。寝子島における怪現象の多くは、そうして決着を見ることが多いのだ。
「はー、それにしても失敗だったな……」
居合わせた人々や温厚なおばけたちが手を取り合って喜びを露わにする中、一人落ち込んだそぶりはととお氏だ。アホ毛が心なしかへにゃりと傾いている。
「娘会いたさに私がやってきたおかげで、こんな事態を引き起こしてしまうとは……ああ、申し訳なかったなあ」
『そーだぜ。反省しろ、このクソオヤジ』
「……げげえっ、
テオ
!?」
辛辣な言葉は、仏頂面の灰白猫だった。オーバーアクション気味に仰け反ったととお氏の目の前の卓に飛び乗ると、じろり彼をにらむ。
「そ、そうか。お目付け役として、君も来ていたんだったね……」
『お前は基本的にポンコツダメ男だし、娘がらみともなるとまるで周りが見えなくなるからな。猛省しろ、バカオヤジ』
「相っ変わらず僕に手厳しいな君は!?」
遠慮や配慮といったものがないテオの態度を見るに、二人……一人と一匹はどうやら、古い付き合いであるようだ。
灰白猫やかのアホ毛の少女と同様、天界から降りてきたらっかみ。ととお氏もまた、そのような存在なのだろう。
と、責め立てるテオだったが、ふと撫で肩をすくめて、
『まあ、今回はあながち、お前だけのせいってわけでも無さそうだがな』
「?」
あごをしゃくって見せた先からやってきたのは、
サキリ・デイジーカッター
。
屋敷野 梢
。それに
島崎 嘉織
だった。
「今回のおばけ騒動、実は陽動だったのかもしれない」
「そのおじさんが落ちてきたのに乗じて何かを企てた、黒幕がいるのかもしれません」
サキリや梢が得た情報に状況を加味してテオが推察するに、こういうことらしい。
ととお氏の落下の衝撃が、寝子島と霊界との繋がりを生んでしまったことには疑う余地もない。しかしながら魔行列車が迷い込み、その乗客たるおばけたちが島中へ飛び出し混乱をもたらすまでに至ったことには、彼らの認識していない未知の存在が関わっている可能性があるというのだ。
「僕は、もしかしたら……『それ』の感情を読んだのかもしれない」
そうつぶやく嘉織の顔色はどこか優れなかった。彼女のいつものマイペースを知る者になら、その言葉がより真実味を帯びて伝わったかもしれない。
「『それ』が何だったのか、今でも分からない。けれど感じたんだ。純粋な悪意とでも言おうか……憎悪? 嫉妬? ともかく、幾重にも折り重なった、どす黒い想いを」
「……だ、そうだ。何か心当たりは?」
テオが尋ねても、ととお氏はぽかんとして口を開けるのみだ。
「いやぁ、そんなこと言われても。そんなおっかない輩は知らないなぁ……というかそれじゃあ、今回の事態は全て私のせいというわけではないんだね? そういうことだよね?」
「そもそもお前が来なきゃ、こんなことにならなかったんだけどな」
「あ、はい……ごもっともで……」
二人のやりとりをよそに、嘉織は眉根を寄せた。
「それにしても、黒白さんはどこへ……? 無事でいてくれよ。せっかく縁を結べたのだから」
彼女の行方は目下、仲間たちが捜索中だ。
事態はひとまず収着すれど、懸念すべき事柄は尽きない。今後も動向に注視すべきだろう。
さて、大変長らくお待たせしてしまったが。
件のスーツの男、ととお氏のフルネームおよび御立場について明かすべき時が来た。
「さあて皆さん、お立合い!」
彼はスーツの裾を翻し、全ての演目を終えて空となったステージへ、軽やかに跳び上がる。
「遠き天よりやってきたこの私。これからしばし寝子島に暮らすのだし、この場を借りて、自己紹介などさせていただくよ」
何事かと注目する人々へ、彼は華麗なタップを一つ披露。じゃかじゃん♪ と口で言いつつびしりっとポーズを決め、高らかに名乗りを上げたのだった。
「私は、『
野々 ととお
』。この素敵な島における肩書きを名乗るなら、寝子島高校
新理事長
……と、言っておこうかな!」
どよめきが上がる。特に現役寝子高生には唐突、かつ驚きだろう。
なにせ前理事長、
桜栄 あずさ
が前触れなく姿を消して久しい。寝子高理事長の椅子はしばしの空席となっていたのだ。
どんな経緯かサッパリながら、その後任の発表がこんな不思議現象真っ只中、おばけ騒動のさなかにあろうとは、誰が予想しただろう。
「あらあら。私の言ったとおりだったわね~」
あ、そういえば予想している人がいた。
恵御納 理沙
、お見事な慧眼である。
それはさておきととお氏だが、苗字が野々と言えば……揺れるアホ毛を思い出さずにはいられまい。
「もうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。娘を探しにやってきた、私は父! 理事長たる前に、娘にとってただ一人の父親なのです! そう……我が、愛する娘の!」
踊り踊って、手をかざす。
思わずみんな振り向いた先には、
宮祀 智瑜
や
曖浜 瑠樹
、
橘 明里
に
日々野 結衣香
らによって連れてこられたのだろう、
「……はぁ~?」
絵に描いたような、ぽかーん! とおまぬけ顔を浮かべる、我らが
野々 ののこ
の姿があった。
「パパだよぉ~、ののこーーー!!」
「はぁ~~~?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年03月14日
参加申し込みの期限
2021年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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