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Afternoon on a rainy day
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【十三時 剣道道場にて】
「せんせーこんにちはー!」
雨の日は、どうしても足が鈍りがちな道場通いだが、今日も子供たちは元気に通ってくる。
伊藤 善太郎
は、そんな子供たちを見ていると、自分まで若返るそんな気分になってきた。
善太郎はすでに年齢は六九歳ではあるが、まだまだ現役の道場主である。
道場はあまり大きくは無いが、それなりに教えて長いらしい。
「うむうむ、今日も頑張るんじゃぞ」
そう言って、表に立って一人一人の顔を見て迎える。
そうしているうちに人数がそろう。
やがて、準備体操も終わり、全員が正座する。
「黙想!」
善太郎の号令で、シンッとなる道場、雨の音だけがやたら大きい。
やがて、定例の道場と先生に礼をし、それが終わると、いよいよ稽古が始まる。
最初は、面小手を突けずに素振りをする。
「大きく力強く竹刀を振るんじゃぞ。気合は大きい声をだせばええというもんじゃない。腹から出すんじゃぞ」
そう言いつつ、子供たちを指導して回る。
イチッ、ニッと大きなかけ声で、子供たちは稽古をしている。
それが一通り終われば、防具を着けての稽古だ。
子供たちは、それぞれ二人一組になって、それぞれで打ち合いをする。
「懸り稽古じゃな。始めぃッ!」
そう言うと、子供たちは一斉に、片方が片方の開けた箇所を打っていく稽古を始める。
しばらくすると、道場の隅の方である組の子供が腕を押さえて泣きそうになっているのを見る。
「おっと、小手を外されて腕を打たれてしまったのう。よいよい、大丈夫じゃ。よく我慢したのぅ」
そう言って頭を撫でる。
相掛かり、地稽古と稽古は形を変えていき、時間が流れていく。
そうやって、稽古指導を続けていると、やがて時間は過ぎていき終わりの時間が来る。
「先生ありがとうございました!」
最後まできっちりやる事をやって、ありがとうございましたで終わる。
「ほれ、稽古の後のおやつを持ってきたぞ。皆遠慮せず食べなさい。ほうほう、どら焼きか。美味そうじゃな」
そうして、子供たちはつかの間の休憩をおやつを楽しそうにほおばる。
「さて、それでは皆、雨はまだ降っとるからな。気をつけて帰るんじゃぞ」
そうして、雨の日もいつも通りに過ぎ去っていくのであった。
【十四時 旧市街からの帰り道】
御巫 時子
は少し前の事を思い出して微笑んだ。
白いてるてる坊主のような格好をした白雨とすれ違っていたのだが、お互いはお互いに気づかない。
「どこかでまた会えるといいですね……」
そう言いつつ、自分は旧市街からの帰り道を歩く。
赤い和傘を差して、少し古めの趣がある街を抜けていくと、やがて、居場所を探すように飛んでいる小さな鳥を見つけた。
「少しでも雨宿りしてお話しませんか……?」
ろっこん『鳥の囀り』でその鳥に話しかけると、小さく礼を言うように鳴いてから、時子の肩に止まる。
「今から何処に行くのですか……?」
そう話しかける時子。
帰ってきた意思は、雨宿りの場所を探しているとの事。
「まぁ、それは大変ですね……。どこかに良い場所があると良いのですが……」
そう言いつつ、どこか場所を探す時子。
あいにくの雨で視界が悪く、ぱっと見て分かる場所に鳥が雨宿りできそうな場所も木もなさそうだ。
「もう少し歩いたら見つかるかもしれませんね。少しだけ一緒に行きましょうか……?」
そう言う時子に、鳥は嬉しそうに一声鳴いた。
それから、帰りつつも場所を探したのだが、他の鳥たちからは場所がいっぱいであるとか、この辺には無いとかでうろうろしつつ、ようやく良さそうな木を見つけた。
時間にしては一時間もたっていないが、ぱたぱたと鳥は雨宿りに飛んでいった。
「また、お会いしましょうね……」
そう言いつつ、少しだけ濡れた肩を意識しながら、時子は歩いて行くのだった。
そのころにはろっこんも効果を無くしていた。
結局のところ、そういう効果が続くのはのはまちまちのようだ。
時子はそんな事を考えながら、和傘からそっと雨模様の空をのぞき見る。
「今日は何羽の鳥さんたちに出会えるでしょうか……? 色んな鳥さんが雨宿りに来てくれたら楽しいですね」
そう言いつつゆっくりと時間が過ぎていった。
【十四時 ただいま修行中】
御剣 刀
は一心不乱に寝子島神社の境内で稽古をしていた。
時折聞こえる神楽の鈴の音を背景に、集中し、見る。
雨粒の一粒一粒を視認できるよう、ただひたすら集中して雨を見続け、ろっこんを使わなくても、ろっこん並の事が出来るように、とのことだが。
さっぱり上手くいっていなかった。
「……雨粒が見えるようになったら、その雨粒を木刀で斬るらしい」
自分でつぶやいていても、今の自分には無理な事がはっきりと理解できる。
だがしかし、それでも思う事はある。
(こんなの実現できるか、と以前の俺ならそのまま切り捨てていた。ただ、ろっこんも小説や漫画の世界だからな、本気で挑むのもありか)
ある意味、壮大な目標である。
だがしかし、目に宿る意思は本物で、じっと集中して雨の世界と呼吸を合わせていく。
(どんな出来事にも、どんな相手にも戦えるよう自分を鍛えないと俺は自分の守りたいものを何も守れない)
――本当にそうだろうか?
だが、このままだと大事な人を失ってしまうかもしれない。
そんな、恐怖が刀にはある。
(それは嫌だ、それは絶対に認めたくない。だから、無理でも無茶でも実現してみせる。必ずだ!)
そうして、稽古は続いた。
やがて、稽古は終わり、濡れた体を温めるため刀は銭湯へと向かう。
そのとき、ふと気づいた。
「しっかし、やると決めたけれど改めて考えてみてもこの練習方法は胡散臭いよな。まるで、寝子島書房出版の本に載っているような練習方法だ……」
後日、図書室で『人は音速を超える!』(寝子島文庫刊)が目撃されるか、どうであろうか?
なお、そのとき読んでいたページの見出しには『積み重ねこそが、汝の至高の早さとならん』と書いてあったとか何とか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月29日
参加申し込みの期限
2013年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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