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Afternoon on a rainy day
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【十四時 ただいま修行中2】
寝子島神社の境内では刀が修行を行っている間、神社の中では別の修行が行われていた。
御鏡 聖
が祝詞や神楽舞の練習をしていたのである。
先ほど、刀が聞いていた神楽の鈴の音は、どうやら聖が練習していた時の音のようだ。
巫女服の聖は、本来なら神社の外の清掃などをするのだが、雨なので、神楽と祝詞の練習という風に切り替えたが故の偶然であった。
「こんなものでしょうか?」
一通りの舞いの稽古を終えて、ほっと息を吐きながら聖はつぶやく。
神楽舞は、足運びから、視線の動きなど一つ一つの動作それぞれに意味があり、厳しく練習する。
聖は、まだまだと言ったところだろうか?
(私はこの舞を通して、神様と通ずる事が出来るのでしょうか?)
その疑問に答えてくれる存在は、今のところ現れていない。
聖は、休憩にお茶と羊羹を持ってくると、小休止をする。
次は祝詞の練習だ。
喉を潤しておくと良いだろう。
「舞は体を動かすのでやっぱり疲れますし、甘い物が美味しく感じますね」
そう言いつつ、雨音を楽しみながらの休憩である。
やがて、休憩を終えると、次は祝詞の練習である。
ゆっくりと、しかしはっきりと、独特の音を発しながら、聖は祝詞を練習する。
神に祈りを捧げ、お願いをする。
その練習である。
終わったら、また最初から。
最初から、最初から……暗唱できるほどの反復をずっとずっと繰り返していく。
どれくらいたったのか、やがてほっと聖は息をつくと練習を終えた。
これが終わったら、神社内の掃除もある。
――その前に。
「参道商店街にあるお菓子はどれも美味しいですね。買っておいたどら焼きを食べましょう」
二回目の休憩を挟みつつ、今日も聖はがんばるのであった。
【十四時 ある公園にて】
雨が冷たいと思ったのはいつぶりなのか?
降っている雨が、こんなにも虚しいと感じたのは、時間がたったからなのか?
ナイト・レイヴン
は雨の中、花束を持って、とある公園の一角に来ていた。
「彼女へのプレゼントですか? だってよ。ははっ……ある意味正解だったから、笑ってごまかしたぜ。ホントのことを言うと湿気っちまうしな」
どこかへと語りかけるレイヴン。
どうやら、この一角で
ナイト・レイヴン
の恋人だった女性が眠っているらしい。
「この桜の木の根元は、あいつが好きで……死んだ場所だ。あん時はまだあったかい程度で、昼寝にゃ丁度いい感じでよぉ。あいつと夜桜見ようぜって、言ってたんだがよぉ……あんなクソッタレなことが起きやがった」
そう独白しつつ、花を手向けるレイヴン。
カサブランカの花が雨に打たれて、そっと揺れていた。
花を置くと、レイヴンは叫ぶ。
「いつも人の役に立ちたいと言っている、アイツをやりやがったのはどこの誰だ!」
そう言いつ力強く拳を握りしめてうなだれる。
「誰だ……」
結局、恋人を殺したものは誰であるか分かっていないし、その後の足取りもつかめていない。
そもそも、殺人であるかどうかも分からないのである。
だが、レイヴンは殺人であると思っている。
「犯人はよぉ、俺がぶちのめしてやる!」
そう言って拳を高く突き上げる。
その瞬間、上に衝撃派のようなモノが放たれた。
まだ微弱ながら、確かにそれはろっこん『衝撃砲(ショックカノン)』の力である。
壮大な決意を胸に、レイヴンは公園を後にした。
腕を突き出したときに少しだけ雨水を吸い込んだ服が、とても重く感じた。
【一四時 ある別荘の掃除】
どんよりとした空に、そこから降ってくる雨。
秋ノ宮 こまち
は、雨の街を歩きながら、寝子ヶ浜海岸の近くへと歩いて行く。
そっと、誰にも知られないように心の中でため息をつくには、十分な心境であった。
「あれが……そうかしら?」
今日の荷物は、掃除道具と傘、そしてため息の原因となっている別荘の鍵である。
最初、父親からの封筒が届けられたとき、鈍色に光る一つの鍵と手紙が入っていた。
こまちが中を見てみると、寝子島に所有する別荘に関しての手紙であった。
「もし、使うなら自由にするといい、使わない場合は手放す、ね」
手紙の内容を思い返してつぶやきつつ、やがて別荘に着く。
今は完全に放置されているその別荘は、静かにこまちを見下ろしている。
(お父様に従うのは正直気が進まなかったけど、この場所は守らないと)
そう言いつつ、中に入る。
扉を開けると、ふわっと、一斉に綿埃が舞うのが分かる。
「……思ったよりも埃があるわね」
使っていなければ、当然埃も塵も溜まっていく、ましてや、こまちが寝子島に来て以来、一回も掃除をしていないのだ。
かちり、と電気をつけると、がらんとした、生活感の無い部屋がうっすらと浮かび上がり、こまちは、ここにすんでいた一人の人の事を思い出した。
「お母様……」
がらんとした、部屋の中、すでに呼んだ人の面影も無いと思いきや、部屋の片隅に彫刻に使うとおぼしきものが、整理されておかれている。
(お父様は私が彫刻をすることにいい顔をしなかった。そんなもの将来の役に立たないって……それなのにどういうつもりなのかしら、ここを私に任せるなんて)
それは、現在は恐らく分からない事だろう。
「この広さ、一日で終わるかしら……とりあえず頑張ってみよう」
そう言いつつ、掃除道具を手にする。
ずしり、と重いのは気持ちも重いからであろうか?
そんなことを考えつつ、こまちはふと言った。
「そういえば、皆はどんな気分でこの雨の日を過ごしているのかしら?」
そう言いつつ、窓の外の降る雨を見る。
窓に映る自分の表情を見て、憂い顔というのはこういうものなのかしら、とこまちは苦笑した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月29日
参加申し込みの期限
2013年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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