this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
41
つぎへ >>
●鈴島、襲来
鈴島とは寝子島の南西、エノコロ岬の沖に浮かぶふたつの小島である。寝子島を猫の横顔に見立てたとき、ちょうど首の鈴にあたるのでそのように呼ばれているのであろう。この鈴島は過去の落神伝説と関わりが深く、その森の中には千年以上前の遺跡もひっそりと残っていた。
まるで眠り姫の城のように、千年の時を超えて茨に覆われた『時の遺跡』――ここには、かつて絶神を月に封じるためのオーパーツ的な機能を備えていた。
夏にこの遺跡を舞台に繰り広げられた戦い
で、遺跡の一部は天井や壁が崩落し危険な状態ではあるが、その瓦礫を除け、装置を掘り出すことができれば、古代のもれいびたちが遺した力を月に送り絶神の力を削ぐことが出来るかもしれない。
三塔と回廊からなる石の廃墟に、今、月での戦いを助けよういう者たちが集結している。
「わぁぁぁ! た、拓郎と合体しちゃってる!?」
高梨 彩葉
は素っ頓狂な声をあげた。合体した相手は、恋人の
志波 拓郎
。
手鏡で確認すれば、黒髪と胡桃色の瞳は拓郎のものだが、可愛らしい瞳や大きな胸は彩葉という女の子がそこにはいた。
「身長高! これが180センチの世界……!!」
視界が高さに彩葉は感激する。
(彩葉さん、大丈夫!?)
脳内に拓郎の声がする。
大丈夫だよ、と答えると、彼の動揺した声が返って来た。
(なっ、脳内に直接……!)
(大変なことになってるよね!)
(合体……してるのかこれ!?)
(そうみたいネコチキください!)
唐突に寝子島のコンビニで売っているチキン商品『ネコチキ』を買う時みたいに脳内で声を張ってみる。
わけがわからないが、そういう日常的な訳の分からなさを言いたくなってしまうときがあるものだ。
とくにこんな、恋人と合体するなんて訳の分からない出来事に遭遇したようなときなんかは。
(ごめん! 一回言ってみたかったんだ!)
彩葉が謝ると、拓郎が優しく笑ったような気がした。
(わかる、なんかいいたくなるし食べたくなるネコチキ)
こうして話しているうちに気持ちもおちついてきた。
(合体してる間『
クロハ
』って名乗ろう)
(うん。黒髪の彩葉さんにぴったりの名前だ)
(拓郎の『黒』だからね!)
クロハとは逆に分離した者もいる。
恵御納 久隆
と
恵御納 理沙
夫妻もそうだ。
普段通り仕立てのよいスーツをと着こなし、髪も撫でつけ、髭も剃っていて冷静そうな面差しの久隆。
普段通りさらりとした金髪をくゆらせて温和な笑みを浮かべた理沙。
一方、ぼさぼさの髪に無精ひげをたくわえ、くたびれたスーツをだらしなく羽織った病み状態の久隆。
長い髪は長い間手入れを怠っていたかのように潤いを失い、目の下には隈ができている病み状態の理沙。
そして、どういうわけか久隆はじゃがいもがごろごろ入った麻袋をはじめとした大量の食材を持ってきており、理沙もお手製クッキーと、包丁や鍋など各種調理器具を持参していた。
「えーと」
ほぼ同一に分離した
山田 勘三郎
は、恵御納夫妻の装備を見て、この戦いのあとにはおそらく大量の唐揚げが食べられるのではないかと推測した。
なにしろ敵は、紅い上着を着て空飛ぶ巨大な鶏に跨った魔術師風の男が率いる、可愛いけれどムキムキなヒヨコの大群なのだ!
「やぁやぁ、レディースエンドジェントルマン!! 我が名は魔術師
トファルドフスキ
! 月にまで蝿が飛んできてごちゃごちゃとうるさいようでね、『尾』たる私がこの地の制圧を任された。降伏するなら今だが、どうかね!」
トファルドフスキは愉快そうに提案するが、無論それに応じる者などいない。
「やれやれ。どうせ死ぬなら苦しまずに済む方がいいだろうに!」
「何言ってんだあいつ」
勘三郎が唾を吐くと、もう一人の勘三郎が言う。
「なんだかいきさつはよく分からんが、とにかくヒヨコをなんとかしなきゃなのは分かる。ちょっと……いや相当……胸が痛むが、ヒヨコなんざ片っ端から踏み潰してやれば……」
その脇ではくたびれた方の久隆がぶつぶつと呪いでも吐くように呟いている。
「ヒヨコに鶏……何としても殲滅する……」
「殲滅より自分の命を大事にしてくれ……あと自爆は却下だ!」
冷静久隆
は、なにかと自己犠牲に走りがちな
贖罪久隆
の無謀を何とか止めようと努めている。
「りーちゃん、頑張りましょう。可愛いヒヨコちゃん達、皆の邪魔はさせないわ~!」
「ローミ……ヒヨコちゃん達、悪い子ね……対処しなくちゃ……うふふふふ」
温和理沙
もまた
病み理沙
のことを気にかけている。昔の一時期弱った自分に似ているからだ。
それぞれ分離した自分との仲は悪くなさそうだが、物事に対する捉え方は真逆に近いと言えよう。
そんな会話を聞きながら、
御巫 時子
はドキドキしていた。
五十嵐 尚輝
と合体し、白衣姿にすらりと背が高く胸が大きな女性に変じた時子は『
五十嵐時子
』を名乗っている。目元を隠す前髪のあたりは尚輝によく似ていたし、長く一本にまとめた三つ編みは時子に似ていた。
「先生……このままだとヒヨコさんたちが可哀そうな気もします」
「そうですねぇ。でも僕たちに何が出来るでしょう?」
状況を理解しているのかいないのか、尚輝は時子の脳内にのんびり問い返してくる。
「そうですね……私、話してみます。ヒヨコさんたちと」
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
41
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!