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シネマカフェ『クランク・イン』 第五幕
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【テオちゃんといっしょ】
『や~め~ろ~。は~な~せ~』
「んもー、今日も元気いっぱいですわねーテオちゃん♪」
うにゃうにゃ、じたばた。
綾辻 綾花
がシネマカフェ『クランク・イン』に顔を出した頃、店先ではこのところ定番となりつつあるやりとりが繰り広げられておりました。
「むっふふ~。今日も私に会いに来てくれるだなんて、懐かれちゃって困っちゃいますわー♪ さ、猫部屋に行く前に足をフキフキしましょーね」
『懐いてねえと言ってんのに……あっ、おい! 助けてくれ、こいつの猫の扱い方は、ちょいとぞんざいすぎるぜ』
「ふふ。嫌なら来なければいいのに」
綾花に痛いところを突かれて、
テオ
はぐうっ、とバツの悪そうな顔を浮かべました。
「あっ、綾辻さん、いらっしゃいませ! ちゃーんとテオちゃんお招きしておきました!」
「ありがとうございます、エマさん!」
そう。クランク・インのすっかり常連となった灰白猫が通りがかったら、捕まえといて! とお願いしたのは、他ならぬ綾花だったりしました。
テオは仏頂面にみけんのシワを深めましたけれど、無論のこと単なる理不尽ではありません。
『あのな。お前はもっとジョーシキ的なやつだと思ってたぞ』
「だって……テオといっしょに観たかったんです。テオと選んだ映画だから」
店先のボードに記された上映作品。今日この日に『猫神家の一族』が上映開始となることは、エマから連絡を受けて知っていました。
先日
、クランク・インの地下倉庫に収められた膨大な作品ラインナップの中から『猫神家』を選び出したのは、綾花とテオだったりします。せっかくなので、最近なかなか映画がお気に入りな様子のテオといっしょに、猫部屋でゆったり、まったりと鑑賞したいと思っていたのです。
「ダメですか? テオ」
「ダメじゃないですわよね~、テオちゃん? ほら、こんなに喜んでるし」
『こいつはほんとに鈍いな……まあ、なんだ。うん。ほらあれだ、なにか要求するなら、対価ってもんが必要だろ?』
もちろん! 素直じゃないテオの心をちょっぴりほぐす用意は、バッチリです。
「『ねこまんマグロ』と『ささみだニャン』、どっちがいいですか?」
『……今日は、マグロな気分かな』
『猫神家の一族』は何度も映画化されているだけあって、いくつものバージョンがあったりします。鑑賞するのはその中でも、斬新なアプローチで絶賛された『猫神家の一族・猫バージョン』です。
照明を落として、エマに持ってきてもらったポップコーンも手元に置いたら、上映開始!
「ふふ。テオといっしょに観るの、楽しみにしてたんですよ」
『そーかよ。まあ、俺も気にはなってたけどな』
「テオ、意外と映画好きですよね?」
『んなことは……ほら始まるぞ』
はぐはぐはぐ。綾花の開けてやった猫缶をがっつきながらも、テオは画面にくぎ付け。猫部屋の大きな壁掛けテレビで見る映画は、えらーいらっかみさままでも虜にしてしまうようです。
綾花は横目に微笑ましくテオを眺めつつ、
「にゃんこたちは可愛いのに、ちゃんとミステリーなんですよねこれ」
『そうだな。おおっ、死んだー!? これがかの有名な逆さ死体のシーンか!』
三夜湖のほとりから、猫のおみ足がでーん!
「……なんだか、やっぱり可愛らしいですね」
『まあな……』
にゃんこ同士が遺産を巡って憎しみ合うのは、綾花的にちょっぴり心が痛む……かと思いきや、毛色もいろいろな猫たちのわちゃわちゃにゃんにゃんとやりあっている姿はこれまた愛らしく、これが案外ほくほくでした。
殺人もとい殺猫が起こり、にゃんこがにゃーっ! 悲鳴を上げれば綾花も、
「にゃー!?」
『ははっ。なんだ、怖かったのか?』
「ちょ、ちょっとだけ。テオは怖くなかった?」
『はん。俺がこんなもんで怖がるわけ、にゃごーっ!?』
画面の中でも外でも、こんなにもにゃんこづくし。
テオのお腹にそっと手のひらを乗せても、スクリーンに集中している彼が抗議の声を上げることはありません。綾花は思う存分ぽよぽよしながら、映画を楽しみました。
終わってみれば、綾花もテオもぐぐぐっと前のめりかつかぶりつきでの鑑賞でしたもので、なんだかちょっぴり疲れてしまいました。
「テオ、お疲れさま。おいで、マッサージしてあげる」
『ん』
文句も言わず膝の上に乗ったあたり、彼もお疲れモードな様子。目頭のあたりを肉球でむにむにとやりながら、綾花の絶妙なもみほぐしテクに身を任せています。
「映画、面白かったね。探偵さんが毛づくろいしながら考えるところ、可愛かったです。ちょっとテオに似てたかも?」
『そーか? ふふん』
意外とまんざらでもなさそうなテオにくすりと笑い、背中から腰、後ろ足にかけて丁寧に、ゆっくりとマッサージ。んぅ、んお、と気持ち良さそうな声を出して、くて~っとリラックス。綾花もほんわか和みます。
「テオ。またいっしょに、映画見ようね」
『んー。おう。まあ、気が向いたらな』
「次はどんなのが見たい? あ、ミラちゃんも誘ってラブロマンスなんていうのは?」
『んー。おー……』
あんまり気持ち良かったのか、テオは返事もおぼろなままにすぴすぴ、寝息を立て始めました。
「ふふ。次は本当に、ミラちゃんも呼んじゃおうかな?」
夢見心地なテオをもみもみしつつ、綾花は猫部屋で展開するそんな幸せなシチュエーションへ思いを馳せて、思わずにま~っ。ほっぺたゆるゆるになってしまいました。
「次もよろしくね。テオ♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月14日
参加申し込みの期限
2020年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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