this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
振りかけろ、塩!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
10
つぎへ >>
「いやーたまには外でこういう実験というのもいいですね。高校時代に戻った気分になれます」
煮えたぎる鍋をかき混ぜながら、
亀頭 出
が言った。
「亀頭さんは浪人生でしたね。勉強は順調ですか」
五十嵐 尚輝
が、チクリと言葉で刺してくる。本人に悪気はないのだろう。
「いやーそれが最近滞り気味で……。
インターネットカフェ
でバイトしたり、そのバイト代を賭け事に使っちゃったり」
舌を出して反省しているように見せているが、全くそうは見えない。
「賭け事……未成年の方は禁止ではないのですか……?」
御巫 時子
が率直な疑問を言う。
「はは、それはまあ、厳しいですね寝子島の後輩さんは」
「亀頭さん、枝」
火をくべる
普堂 しおり
が、催促する。
「はいはい、枝ね了解よ」
そそくさと枝を抱える出。
「可愛い後輩たちに頼られて、私は嬉しいですよ、はい」
しおりの足元にある瓶には、人差し指一本くらいの厚みの塩が積もっていた。
「けっこうな量の塩化ナトリウムが採れましたね。あともう少しあれば、ナメクジ撃退に十分だと思いますよ」
という尚輝の発言は、
八神 修
の登場によって真っ向から否定された。
「そんな少量では、奴らを縮めるには不十分だ」
言い切る修を、実験班がポカンとした顔で見上げている。
「……なんだ、この空気は?」
「縮めるのですか?」
尚輝と時子が首を傾げる。
彼らが一様に、疑問に思うのも無理はない。彼らの「ほとんど」は、巨大ナメクジが発生したことなど露と知らないからだ。
「あ、五十嵐先生、実は化学で聞きたいところがあって」
巨大ナメクジことヌメゴンのことを知っているしおりが、慌てて適当な理由を付けて、尚輝を現場から遠ざける。その後、残った実験班に、修が事の次第を伝えた。
「ほー。ただの化学の課外授業だと思えば、そういうことだったのですか」
出が納得し、巨大ナメクジを想像した時子がやや青ざめた顔で口を押さえる。
「実はすぐそこの砂浜にも一匹連れて来ているんだが……」
「そのナメクジなら、無事に縮まりましたよ」
ナメクジとの会話を終えた、
氷雨 潤一
が戻ってくる。隣でしょげている
神出鬼 没
の手にはビニール袋、中には通常サイズにまで縮んだナメクジがいた。砂浜に移動したナメクジは、自ら積極的に移動し、砂の上を這ったため、みるみるうちに縮んでしまったのだった。
「一匹は完了したか。では他のものを縮めるためにも、より効率的にこの海水や粉類を集める方法を考えねば」
と修が主導権を握ろうとした、そのとき。
ザッ
砂浜にエッジをかけて、一台のマウンテンバイクが停まる。
「そこで俺たちの登場ってわけだ」
御剣 刀
。
「話は大体ねこったーで把握してるぜ」
さらに後部の架台から、スケッチブックを手にした
旅鴉 月詠
がぴょこんと跳ねて降りる。
「私たちのろっこんが役に立つだろう」
クールに言い放つ。
「おうよ、俺たちのコンビネーション、みんなに見せつけてやろうぜ……っておい旅鴉」
刀の声かけをスルーして、そそくさと海際へ向かう月詠。
「今年の一年生は、元気な子たちが多いんですね」
出が感心している横で、潤一が笑顔でうなずく。
「でも一体、どうやって塩を運ぶ気なのですか?」
鍋をかき混ぜる手を休めずに、出は後輩たちの挙動を見守る。
「私は海水のまま持っていく」
月詠がスケッチブックにスイスイと油性マジックで描く。物の数秒で、寝子島のゆるキャラ「サンマさん」が描きあがる。一方で刀が、持って来たバケツに海水を入れる。
「よし、やるぞ」
月詠のろっこん「絵空事」。スケッチブック上に、刀が海水をぼとぼとと流し込む。海水はこぼれない。絵の中では、サンマさんのつま先に触れる程度に水が染み渡った。まるで手品のような光景に、周りから歓声があがる。
「サンマさんの全身が浸かるくらいまで封じ込めよう」
「了解」
刀は淡々と海水をすくい、スケッチブックへ注ぎ込んでいった。
十分な海水が集まったら、次は刀が頑張る番だ。
「このスケッチブックを持って、急いで九夜山へ届けてくる。なんでも桜庭が相手しているところが苦戦中らしいから、まずはそこへ行ってくるよ」
刀、再び車上の人となる。後ろにはもちろん月詠。
「いってらっしゃーい」
見送る出ら。
尚輝を相手しているしおりにも合図を送り、海岸を後にする刀と月詠。
「よし、一気にタイムを縮めるぜ」
「ああ、いいぞ」
ガチン。
落ちた撃鉄。刀のろっこん「加速」が発動される。街道を走る自動車など足元にも及ばない速度で、マウンテンバイクは一挙九夜山へと駆けた。
「うをーーーーっ!」
抜き去られる人々は目を疑うかもしれないが、「ありえなくはない」速度なので、マウンテンバイクが見えなくなって数秒後には、何事もなかったようにまた各々の目的地へと進み出す。フツウを脅かさない程度に、2人は活躍した。
「振り落とされるのが怖けりゃ、もっと俺につかまっててくれてもいんだぞ。もっとこう、胸をギュッと押し付ける感じで」
「君が振り落とされたいのか?」
そんなやり取りをしながら、コンビネーション抜群の2人は
桜庭 円
の元へと急ぐのだった。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
振りかけろ、塩!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月21日
参加申し込みの期限
2013年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!