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寝子島高校
振りかけろ、塩!
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「海に居ますよ」
電話を受けた
氷雨 潤一
は答えた。
「五十嵐先生の課外授業に同行しています。……ええ、ナメクジさんが大量発生したと……え?」
『違うよ! ナメクジさんが巨大化したんだよ!』
神出鬼 没
側の差し迫った現状を把握した潤一は、目の前に広がる景色に、少しあきれ顔を作った。何せ寝子ヶ浜では今ようやく、海水から塩を採る準備が整ったばかりだからだ。
石を集めて作ったかまに、底の深い鍋を乗せる。それをぐるりと囲むのは、
五十嵐 尚輝
、
普堂 しおり
、
御巫 時子
の三人。ようやく起こした火を消すまいと、できるだけ小さな輪を作っていた。
「海水は多いと蒸発しにくいので少量にしましょう……」
時子がバケツから鍋へ海水を移す。
「どんどん枝入れてくね」
火バサミで火を調節するしおり。ラップの芯で息を吹き、火を大きくしていく。
「一気に蒸発させてしまいましょう。本来ならフィルターでろ過しつつするものですが、別に食用にするわけでもないですし、結晶化されたものをすくいあげては海水を補給して、を繰り返すようにしましょうか。塩化ナトリウム以外にどんなものが含まれているか……少しだけ実験室に持ち帰って、あとで寝子島の海水の成分を分析してみたいですね」
海水が煮えていくのを興味深そうに眺める尚輝。どんな実験にも真剣でひた向きな姿勢でいる彼の横顔を見るのが、時子にとって至福の時だった。
「たまには外で実験するのもいいですね、先生……」
「真夏は好ましくないですが、この時期ならまあ悪くないですね。湿度の高さには参りますが」
「先生はいつも室内に籠って実験をされているので、心配だったんですよ」
「自分のラボでするのが一番心が落ち着きますからね」
鍋の海水はようやく泡ぶくを浮かせ始める。
といった具合の寝子ヶ浜海岸。
潤一と没との電話は続いている。
『……だから氷雨先輩にナメクジさんとお話してもらって、大きくなる秘密を知ってもらいたいのさぁ』
「なるほど、分かりました。神出鬼さんの力で、海岸まで運べそうですか?」
『うーん……大きい方は難しいかもしれないけど、さっき小さくした方なら。やってみるさぁ』
「なるほど、二匹いるのですね」
『あっ、ナメクジさんと一緒に八神って人も海岸に行きたいって』
「わかりました。お待ちしていますね」
塩採集班から少し離れた砂浜を指定し、電話を切る。
——今日もジメジメして嫌な天気ですねぇ。
そんなことを思いながら、風を浴びつつのんびり海岸を歩く無職がいた。もとい、浪人生がいた。
亀頭 出
。お団子頭がトレードマークの、寝子島高校卒業生だ。
「おや、おやおや?」
海岸線のちょうど真ん中辺りで、男女が集まり賑やかそうだ。
「あの制服は、出さんの後輩ではありませんか。しかも白衣姿のボサボサ頭は、間違いなく五十嵐先生」
ちょっと声をかけてみよう。面白そうなものを見かけたらとにかく首を突っ込む体質。海岸を小走りになり、羽織るだけのジャージがはためいた。
ろっこん「神出鬼没」で、没と
八神 修
は海岸の端っこへと転送されてきた。修によって第2グラウンドまで誘導された、小さい方のナメクジ(といっても通常の数倍の大きさではあるが)も砂の上へと転がる。何が起きたか理解できない、といった様子で触覚をクネクネと活発にさせている。
「ナメクジさん、ぬめっとしていて触りにくいねぇ」
「俺のタオルを使え」
転送のため、ナメクジに触れないわけにはいかない。修からタオルを受け取ると、念入りに手を拭く没。
「無事に転送できたようですね」
砂浜に足を取られないよう注意しながら、潤一が合流する。
「俺は塩を海水から採取している組に、現実を教えてくる」
入れ替わるようにして、修は去っていった。
「さ、氷雨先輩! ナメクジさんに聞いて! 大きくなる方法!」
没が急かす。当のナメクジは、ようやく状況がつかめたのか、突如動きを早くして、海に向かってウネウネと移動を始めた。しかし周りは砂。みるみる水分を吸われ、元気をなくすナメクジ。しかしそれでもなお、海をひたむきに目指そうとしている。
「どうしたの、ナメクジさん!?」
ナメクジのサイズはどんどん小さくなっていく。
「ナメクジさん、その大きさは一体何故なのでしょうか?」
潤一、おっつけ気味にろっこん「シンパシー」を発動。
「!? ……これは……」
いつもは穏やかな潤一の目つきが鋭くなった。
「氷雨先輩! 分かった!? オイラが大きくなる方法!」
せっつく没を尻目に、潤一は再び穏やかな視線をナメクジに向けた。
「……神出鬼さん、今すぐねこったーで拡散させたいことがあります」
「?」
「ナメクジさんを傷つけたり、間違っても食べたりしないようにと、周知させましょう」
少し儚げに、しかし極力笑顔を作る潤一だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月21日
参加申し込みの期限
2013年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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