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振りかけろ、塩!
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街へ下りようとしている九夜山の1匹を、
桜庭 円
は、お米屋から持って来た「ぬか」で対処しようと目論んでいた。
(ぬか?)
円とにゃーくんのフォローに回っている
猫村 翡翠
は、ろっこん「トランス・キャットピープル」で猫化し、ぬかの独特なにおいに鼻をひくつかせている。主に、ナメクジにおののくにゃーくんをなだめる係だ。
「これでナメクジを誘導できるって、お米屋のおばあちゃんが言ってたんだ」
ほうきの先にぬかを塗り付け、地面に延ばしていく。
九夜山から街へ出ようとしていた巨大ナメクジは、円の思惑通り、行き先を180度変え、山道を戻り始めた。
「にゃー」
とにゃーくんが歓声をあげ、
「にゃにゃあ(ほほー)」
翡翠が感心する。
「ふふーん。どやっ!」
円に付き従うように、ぬかを追い続けるナメクジ。彼の出しうる最大速度で、山を一所懸命に登っている。
人の通らない獣道まで誘導すると、ひとまずの任務完了だ。
「ふー」
ほうきを掃きながら山を登るのも一苦労。額の汗を拭う円。
「とりあえずこれで時間は稼げるけど」
根源を絶てたわけではない。あとは、事前に連絡を取り合っていた“仲間”たちが来るのを待つだけだ。
「なんだかえらいくつろいでるな」
数分後に登場した仲間の1人、
奈良橋 博美
は、その光景に拍子抜けした。
ナメクジはもそもそとぬかにありつき、時間を持て余した円はほうきを使って猫化した翡翠をじゃらし、遊び疲れたにゃーくんは端で丸まり眠っている。
「持って来たぞ、ナメクジを小さくするための道具」
粉の入った袋と、扇風機をナメクジのそばに置いた。
(扇風機?)
ほうきの毛先をガシッと両の手でつかみながら、首を傾げる翡翠。
「なんとか電池式のものが見つかってよかった」
電源をピッ。
「風を利用して、粉を効率よく飛ばそうと思って」
「ほうほう」
円も興味深そうに見守る。
「どの粉がよく飛ぶか分からないから、何個か持って来てみた」
まずは塩。一握りを扇風機の前上から落とし、強風に乗せる。思惑通り塩はナメクジへと届くが、手前で力尽きるものもあった。
「砂糖のほうが良さげだな」
塩よりも比重の小さい砂糖に切り替える。こちらのほうが地球にも優しい。ぬかに夢中のナメクジ、少しずつ身を縮ませているが、本人は全く意に介していない風だ。
「ねえこれってさ」
見守っていた円が、砂糖をすくいあげ、言った。
「フツウに投げた方が早くないかな?」
えいっと投げつける。
「あーやっぱり? 俺もそんな気がしてきたところなんだ……」
扇風機作戦、いいと思ったんだけどな。肩力の鍛錬も兼ねて、博美も砂糖を投げることにした。扇風機はなおもプロペラをナメクジに向けてまわし続けている……。
「うをーーーっ!」
そこへ新たな仲間の登場!
「はぁ……はぁ……最後は力が切れたからシラフだぜ……」
緩やかな勾配を、
旅鴉 月詠
を乗せた
御剣 刀
のマウンテンバイクが駆け上がって来た。
バイクを停めると、地面に崩れる刀。汗が滝のように止まらない。
「あちぃ……梅雨だからなかなか乾かないし……くそ……って、お?」
ナメクジを向く文明の利器を発見する。
「うお、なんでここに扇風機あんの!? ラッキー!」
首をこちらに向けると、気持ち良さそうに風を浴びた。
「結局扇風機が役に立ったか」
扇風機の意外な活躍に安堵する博美。いや、これが扇風機の本来の使い方ではあるのだが。
「巨大化……神魂の影響か」
猫鳴館のキャベツといい、ウツボカズラといい。九夜山ではこの手の事件が多い。
「何処かに、生物を巨大化、変質化させる原因があるに違いない」
月詠はそう分析しながら、ナメクジの前に立つ。
スケッチブック、海に浸かるサンマさんの絵を開く。おもむろにそれを破いた。それがろっこん解除の合図となる。
「やべ、下がるぞ!」
刀が慌てて、扇風機を大事に抱えてナメクジから離れる。
月詠のスケッチブックからとめどない洪水。
反動で後ろへ転びそうになるのを、博美や人間に戻った翡翠が支える。にゃーくんはおびえて木の陰に隠れた。
「……? なんか、ナメクジ楽しそう?」
円は、海の水を浴びたナメクジの、二本の触覚を見上げて言った。苦しむというよりは、熱帯で水浴びを満喫する象のように、ゆらゆらと体を楽しそうに揺らせて、海水を受け止めている。
「海水、好きなのかな」
やがて補給したすべての海水が流れ出た。水分を多量に含んでいるためか、塩の含有量が低いためか、ナメクジの大きさは期待したほど縮まなかった。
「俺が持って来た粉もたかが知れてるしなあ」
博美が投擲を再開する。
「俺はもう……漕ぐのはしばらくごめんだぜ」
刀はまだ立ち上がれない。
「ふむ、もうちっと救援が必要みたいだね」
円が携帯を出し、ねこったーにつぶやいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月21日
参加申し込みの期限
2013年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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