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【モニターその2 やっと客らしい客が】
樋野 秀吉
は、空腹かつ、怖がりのオカルト好きである。
樋野 秀吉は、空腹かつ、びびりなまでのオカルト好きである。
(大事な事なので二回ほど言い(割愛))
今回も、ついに『モニターは飲食無料』の張り紙に抗えずに来てしまった。
受付のアナウンス、閉まる扉……まだ、追い掛けてくる存在には出会っていないが、ここまでは順調だ。
落ち着くと造り込み具合が見えてくる。
これは、あれはあの怪談モチーフなのかな…とか感心しながら歩く。
しかし、その安堵の一時を客に与えてはならないのがお化け屋敷。
モニターとしてこの事書いた方が良いのかなーと思案していた時──それは起こった。
「きゃーっ! やっぱムリ! 怖いー! 助けてええ!!」
向こうから逆走して走ってくる少女、
深民 実々
。
お化け屋敷の逆走は禁止なので、これも対策が……などと考えている場合ではない。
行き先には、お化けがいるのである。
逆走してきた少女は我に返り、秀吉までお化けじゃないのかと警戒しつつも、じりじりとにじり寄ってきた。
「……お化けじゃない?」
「別に……違うっス。
でも……小学生一人で今回のモニターなんて、正直、よほど食うものに困って──」
「小学生じゃないもんっ! 高校生だもんっ!!
みみ…じゃなかった、私一人でも大丈夫だもんと思って特攻したら──お化けが……!」
秀吉は指の爪を軽くかみながら思案する。
「お化けは……お客に触れちゃいけない決まりがある…っス。だから、そんなに怖くない、はず」
みみはその事実に衝撃を隠さず、オーバーリアクションで反応する。
そう、最初の
八神 修
と
後木 真央
が、最初のモニター時に触れたような気がしたのは、全て強化された
碓氷 真理
のろっこん効果によるものなのである。
「そ、それさえ知っていたら!」
「まだ遭遇してないから分からないっスけど……」
「み、見れば分かるよっ! 怖かったんだから!
一緒に見に行こう!謎解きがあって失敗すると棺桶から──!」
「……聞きたくないっス」
問題の部屋に入ると、柵越しに棺桶がありその向こう側から、透き通った女性の声が聞こえてきた。
『奈落まで続くこの棺桶は、この問題に失敗した人の穴……
今でも、人を梯子にして現世に湧き出ては同じ問題を繰り返すといいます……
5人でかくれんぼ。2人見つかったけど残り何人?』
棺桶の蓋がガタンと揺れた。
「──!! さ、3人じゃ……?」
「あ、それさっき私が答えて……!」
『不正解じゃ! この奈落の底まで引き擦り込んでくれるー!』
女性の声ながらも低く鈍った声と同時に棺桶の中から、血まみれどろどろの特殊メイクに溢れた死者が柵をガタンガタン壊しかねないくらいの勢いで揺らしてくる。
『ぎゃーーーーっ!』
みみは2回目、秀吉は軽い覚悟をしていたにも拘わらず、互いが互いに縋り合い、その場はもうてんやわんや。
しかし──
「2人だ。2人が見つからず……1人は鬼だ」
凛とした低い声がそこに響いた。
するとその瞬間、あれだけ大騒ぎしていた死者が静かに棺桶の中へと収まっていくではないか。
声のした方を見ると、そこには一人の青年が怯える様子も無くスマートに立っている。
二人はお礼を言おうとして……一瞬、いや数秒ほど戸惑った。
「光を恐れぬ闇が凝ることもある、故に見回っておったのだ。
フン、脆弱な人間よ。堕天使たる我が居るのだ、安心するがよい……何を見ている」
その人物の物言い。右目には眼帯と、左目には真っ赤なカラーコンタクト。妙に仰々しいラフながらも元はしっかりとした正装にシルバーアクセサリーと、同年代の様だが……これは、どう見てもかたぎの人ではない。
「あ、ありがとうございました……っス」
秀吉が外見に突っ込みを入れていいのかの葛藤の末、何とか最初に礼を言うことに成功したのだが。
「何、楽にするがいい。
我が名は片翼の堕天使、ルシフェル──ルシフェルと呼べ」
お化けよりヤバイ人を引っ張ってきてしまった、何か拗らせた人を引っ張ってきてしまった──!!
みみと秀吉は思わず顔を見合わせた。だが、
「こ、ここは2人より3人だと思う……、悪い人じゃない、みたいだし」
秀吉は躊躇いがちに頷きつつも、気になるものはついつついてしまうオカルトじみた興味なのか。
「あの、念の為……本名何スか──」
「ええいっ、くどい!
我が名はルシフェルだと告げているだろう!」
ついにあごを逸らし黙秘の体制に入った相手を見て。
二人が歩けばついてくるその姿に、むしろ良い人なんだろうなぁと思い直しながら、改めて1人増えて3人の探索が開始された。
辺りは、和風だった空間から一気にアメリカンな墓地へと変貌を遂げていた。
「ここら辺、急……指摘したら次回の飲食も無料になったりしないっスかね……」
「ここのオーナーはケチだって聞いてるから、難しいかも……
今回の無料も破格の待遇なんだって」
「フン、人風情が見分不相応に、こ、ここの様な空間を作りおって」
「ルシフェルさん……声、震えてるっスよ」
「お、我(おれ)に限ってその様な事は無い!」
そんな雑談の間がある以上、このお化け屋敷には相応の問題が含まれているようだが、それも気にせず進んでいく。
そんな、ルシフェル──本名
葦原 忍穂
の視界の端に、いかにも『アンデッドです』という死体が転がっていたのと、ぱちんと照明が更に絞り込まれ非常灯のみが更に明るく浮き立つのはほぼ同時だった。
流れてくる、軽快なアメリカンダンスミュージック。
テンション高く、立ち上がる死体だと思っていたゾンビ。
それに付随する、いつの間にか集まっていた十数体の有志のゾンビたち(
碓氷 真理
のろっこん効果)
先程からゾンビ役として寝転んでいた
屍 骸
は、起き上がると同時にそのエキストラ役の人数に吃驚していた。
内心『腐れやべぇ、何時からあの支配人こんなにエキストラ配置してくれたんだ?』と胸を高鳴らせた位である。
この世知辛いご時勢である。
自分の外見からゴースト役として光るポテンシャルを見出したところで、ただお化けがガァーって襲い掛かっても、その真価は発揮されないだろうと骸は判断したのだ。その結果──
団体のゾンビによる、
軽やかなステップ、ステップ、ステップ!
鮮やかなターン、ターン!
『秘技! ムーンウォーク』もお手の物!!
ムーンウォークで客に近づき、ダイナミックに腰フリで客を驚かせ。
骸のアドリブにもきちんとついてくる幽霊たち。
締めには腰に手を当て片手を全力で上に。
仕上げはもちろん、
「ポォゥッ!!」
曲が止む。……完璧だった。そのダンスは完璧だった。
見ていた三人からは思わず拍手が飛んだ。
「……あれ? いや、ここは驚くとこ、ろ──」
骸が言う間も無く、再度同じ音楽が流される。
「え、いや、ちょっ、俺体力腐れやべぇって言うか……!」
それでも、曲が始まったら踊り始めてしまうのがプロ根性というものか。見事に、その骸のプロ根性が火を噴いた!
「がへっぐほっげぼぉっ」
そこにあったもの……それは、恐ろしい咳をしながら、よれよれになりつつ尚も踊る骸の姿。
「恐いっ! ちょっと! これ普通に恐いよッ!」
「べ、別に……っ、人だし…いや、人だったら危険じゃ……?」
「お、踊るな! いや、踊る必要は無い!
闇の住人たるソンビ風情がそこまでして、尚己の意思で地を這いずり回る必要はないのだぞ……!」
三人が一様にして人命的な恐怖に立ち竦む中、ふと、闇と同色の引き戸となっていた扉が開いた。
そこには、光る一対の目。
「うおっ!」
ダンスに気を取られていた忍穂は、その首根っこを軽々と捕まえられその中に喰われるように引きずり込まれた。
『!?』
その場にいた全員が、既に閉まった引き戸に仰天する。
そして、金縛りが解けたかのように、秀吉とみみの2名がその場から逃げ出した。
二人からすれば、忍穂は体格の良い方だ。それを軽々と捕まえられてしまっては、自分達に出来る事は無い。
「怖い…っ! 怖いよぅ……っ!!」
「すんません……骨は状況によって拾うっス……!」
二人が脱兎の如く走り去った後、攫われた客を追おうとして『持ち場を離れてはならない』というプロ根性で堪える骸。
「この引き戸と対面しながらやれってか……! 上等に腐れやべぇがやってやろうじゃねぇか……!」
しかし、
『アンタみたいなゾンビはお呼びじゃないのよんv そこで、大人しくイケメンが黙ってお・も・て・な・しv されるのを、ゆっくり眺めてるといいですわんv』
こうして、謎の声と共にその引き戸からは気配が消えた。
ただし、踊っている最中にも、奇声と共に主に美形と称される見目悪くない男性が次々姿を消していくのは、しばし骸のトラウマとして心の中に留まったという……
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担当ゲームマスター
冬眠
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
冒険
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月18日
参加申し込みの期限
2014年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月25日 11時00分
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