【短期バイト&モニター大募集!】
そんな貼り紙に、
樋野 秀吉は足を止めた。
「ふうん……ホラーハウス、出来るんだ?」
日々発展を続けるシーサイドタウンに、夏季限定でホラーハウスがお目見えする事になったらしい。
外観は、いかにも嵐と崖っぷちが似合いそうな洋館。
業者さんが頑張って、朽ち果てた雰囲気を出してくれた。端からみていれば、正直頑張りすぎな位である。
枯れ果てた薔薇を模した柵で囲ってあるものの、周囲が小奇麗なだけにシュールなことこの上ない。
内部はとても暗く、必要最小限の照明しか存在していない。
一部屋一部屋が、わざと狭く作られている割に、廊下は長く雑然としている。
来客は暗い屋敷内を、ゴースト役のスタッフに脅されながら進む事になるようだ。
「本格オープン前に、モニターも募集?」
【ホラーハウスが苦手な人は外から回り込んで、併設されているホラーカフェに直行してもOKです】
もっともそのカフェで提供されているのは、見た目がアウトなメニューのようだけれど──
「へぇ……、ちょっと面白そう……?
『モニターは飲食無料』──マジっすか……!?」
万年欠食学生、秀吉はその文字に目を輝かせました。
──しかし、
思わず爪を噛みながら、秀吉は思案した。
「どうしよう? 別に~…お化けなんて怖くないし」
そう言いながらも、秀吉の声は少し挙動不審に震えてたり。お化けについて書かれた貼り紙からは、興味津々に目を離せなかったり。
というわけで。
現在ホラーハウスでは、夏の間に働いてくれる短期アルバイターと、モニターを募集しています。
皆さんも本格的な真夏の訪れを前に、ちょっと涼しくなる体験は如何でしょうか?
こんにちは、冬眠と申します。
今回はホラーハウスで遊びませんか、というお誘いです。
今回のミッションは『自由な発想でフリーダムに遊ぼう!』です。
■行動
以下の選択肢より選んでください。
GAの場合、選択肢は別でも構いません。
(例:お化け役になって、来場するGAメンバーの誰それを脅す、など)
【1】短期アルバイターに応募(ご自身が何をするか明記してください)
●ゴースト役
ホラーハウス内部で、訪れるお客様を脅す役目です。どんなゴーストになって、どんな風に来場者を脅しますか? アクションにお書きください。
お化けじゃなくても構いません。
●カフェの従業員
ホラーハウスに併設された、オープンカフェで働きます。
コスプレ歓迎です、衣装は用意されています。お好きなものを、お選びください。(ホラーであってもなくても構いません)
厨房、給仕などをする事が出来ます。
ここで提供される食べ物は、ちょっと個性的な外見をしています。
●その他
舞台演出、音やスモークなどの特殊効果、リタイアした人の救出など。
無茶なものでない限り、積極的に採用します。
【2】モニターをする
モニターの皆さんは、ホラーハウス内に無料で入る事が出来ます。
お友達と誘い合わせて、或いはお一人様でスリルを楽しんでください。
カフェでの食事も無償で提供されます。
何を食べたいかお書きください。凄まじいメニューのネタ自己申告は大歓迎です。
【メニュー例】
良からぬものがハミ出たサンド、臓物スープ(モツのトマト煮込み)、レバーみたいなとろーりババロア、脳みそモンブラン、不思議食感の眼球ゼリーなど。味はどれも美味しいです。勿論、食べて害などありません。
成人されている方は、アルコールを楽しむ事も可能です。こっちも髪の毛みたいなのがグラスに入ってるなど、えげつない外見をしています。(実際は黒く着色した飴です)
全館禁煙です。喫煙は、一旦外へ出てどうぞ。
お気に召されましたら、是非どうぞ。
皆様の御参加をお待ちしております。